ニューサイクリング 1996年4月号(No382)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1996年4月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1996年4月号は、通巻382号です。

カラーの口絵は、「第9回ハンドメイドバイシクルフェア」「René HERSE」です。

382号の目次をページ順に追うと、

12 アクシデント2 切断された道

20 総括・René HERSE

30 峠 羽後 白木峠

34 今だから話そう本当の事を〈2〉 

40 レトロ・ファッション ニッカー・ボッカ

46 エッセイ風フォト紀行 甲府盆地

54 NCクラブハウス

56 イギリス車に対する私の考え

64 ルート・エヌ1996

68 Letter to Editor

72 情報通

73 For Sale・モノディスプレイ

となっています。

主な記事を紹介すると、

「アクシデント2 切断された道」は、今井編集長が書かれた1月号特集の一遍、「アクシデント1」に続くエッセイです。前回はメカトラに関するものを書かれていましたが、今回は副題を「切断された道」として、ツーリングに出た際のコーストラブルについて綴っています。

「総括・René HERSE」は、NC誌の企画シリーズです。この企画は単なるノスタルジーでなく、エルスが目指したスポーツ車の思想とその表現を考えると同時に、それを乗り越えた新しいタイプのスポーツ車の創造を、メーカー、ビルダー、サイクリストに追及してほしいという念願をNC誌が込めているということです。今回は、オーナーが渡仏時に入手したエルスです。掲載車は、オーナーの一言、21点の写真とその説明文、仕様書によってつぶさに見ることができます。新田眞志氏による「R.HERSEカタログ」は、ポーターを取り上げています。

「峠 羽後 白木峠」は、秋田県と岩手県を結ぶ街道の分水嶺近くにある峠を題材にしたショートエッセイです。

「今だから話そう本当のことを〈2〉」は、「あれから10年これから10年」と銘打ち、アマチュア最後の年から10年たった市川雅敏選手がこれまでのことをこれからの為に語っていこうという企画の連載です。今回は、自身が出場した90年ジロの第16ステージ以降の走りについてと、ジロ期間中のこぼれ話を綴っています。

「レトロ・ファッション ニッカー・ボッカ」は、その語源についてと、ファッションの視点から見たニッカー・ボッカについて綴っています。

「エッセイ風フォト紀行」は、写真と文章によるサイクリング紀行です。連載はいったん終了しましたが、今月から不定期での掲載が始まりました。今回は「甲府盆地」と題し、桃の季節の甲府盆地をサイクリングした時の話です。

「NCクラブハウス」は、各地のクラブを紹介する為にNCが提供しているページです。今月は「東京大学運動会 自転車部」から記事が寄せられています。

「イギリス車に対する私の考え」は新田眞志氏による、小池一介氏の示したイギリス車、そしてフランス車に対する見解に対し、それに呼応する形で新田氏のイギリス車に対する考えを述べた文章です。

「ルート・エヌ1996」は、日本のブルべ「ルート・エヌ1996」の実施告知です。10の指定コースと自主ルートの設定方法やバッジカテゴリー、実施方法・ルール等が掲載されています。

「Letter to Editor」は、読者が自由に発言するページです。今回は、読者から「スポーツ性と実用性の合体」「新春ラン楽しいお正月」「新春ラン車種はさまざま」「新春エッセイに寄せて」「焼けぽっくいに火」「再会」の6件の投稿が寄せられています。

「情報通」は、自転車に関する各種情報を掲載しています。今月は、「イメージチェンジしたサンプレックス」として白い樹脂に金属部分も白く塗装した変速3点の写真とともに今井編集長のコメントが添えられています。

「For Sale」は、売りたしのコーナーです。この月のFor Saleは、ベガサスのスポルティーフやモールトン等が掲載されていました。

「モノディスプレイ」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、象印マホービンの「ツーバーナーコンロ」等を紹介しています。

1996年4月号の裏表紙広告は、ノートン自転車工業「KHS」「ジョー・ブリーズ」でした。

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