ニューサイクリング 1982年11月号(No.218)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1982年11月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1982年11月号は、通巻218号です。
カラーの口絵は、「観客たちの世界選手権大会'82」「男という名の中野浩一」「シマノVS日大定期戦」です。
218号の目次をページ順に追うと、
24 女性用サドルの大研究
48 龍飛と小泊と十三湖と 1
54 旧道を探る 旧甲州街道 笹子峠
62 ランチタイプクッキング #14#15Wバデッドスポーク使用のオイルフォンデュ
68 冬の山地サイクリングのアドバイス その1
76 40歳、激走300km! 仙台-柏
86 サイクリングサイクリスト論議
92 ピレネーそしてイベリア(2)
99 INFOMATION
100 こんな人こんな話
102 アトリエ訪問 (有)オリエント工業
110 製品メモ
116 上武山地 II 神泉村への道
118 '82ニューサイクリングラリー名場面あれこれ
120 弘西林道
となっています。
主な記事を以下にご紹介します。
「女性用サドルの大研究」は、NC誌の年間テーマである「女性サイクリスト追求」シリーズの11月号特集です。今回は「あなたのお尻のためのまじめなレポート」と題して、5名の女性サイクリストによる、内外サドル8銘柄の実走テストを実施した結果をまとめてレポートしています。
「龍飛と小泊と十三湖と 1」は、今井編集長によるサイクリング紀行の連載です。今回は、旅を終えてからのルーチンワークとなっている地図への書き込みと自転車のオーバーホールのこと。泊りがけのツーリングに出かける際のアイデア創出から旅の準備までについて紹介しています。
「旧道を探る」は、「林道あ・ら・かると」に代わる新たな構想による企画、旅を目的とするサイクリストに向けた旧道や旧峠の探訪として10月号から始まった連載です。今回取り上げた道は、「屋上もある4階建ての峠みち」と題した旧甲州街道・笹子峠です。
「ランチタイプクッキング #14#15Wバデッドスポーク使用のオイルフォンデュ」は、連載されていた「ランチタイムクッキング」の番外編といえる企画で、今回はその第3弾となっています。
「冬の山地サイクリングのアドバイス その1」は、西上州浜平にある奥多野館に置いたノートに書かれた内容を元に、一般論として冬のサイクリングのアドバイスとしてまとめたものです。今回は「冬の天候」「積雪量」「雪質」「アイスバーン」「寒さ」「装備」「防寒対策」について書かれています。
「40歳、激走300km! 仙台-柏」は、シクロウネの今野義氏が仙台ー柏間303.5kmを実走タイム9時間16分で走った耐久ランのレポートです。あわせて、このランに使用した自転車も紹介しています。
「サイクリングサイクリスト論議」は、サイクリストはどうあるべきかという議論を誌上で行っているコーナーです。今回は、「自転車の生活化」「サイクリストにとってカルチャーは無用か」と題した2件の意見が掲載されています。
「ピレネーそしてイベリア」は、「陽春のフランス・そしてスペインを走る」と銘打った海外サイクリング紀行の連載です。今回は、フランスから再びスペインへ入り、南ピレネーの峡谷を通ってテナ渓谷へ抜けています。これに加えて、スペイン人の飲食と生活についても綴っています。
「INFORMATION」は、自転車に関連する各種情報を紹介するコーナーです。今回は、琵琶湖一周サイクルマラソンとオーストラリア大陸一周報告会と写真展開催の告知。林道情報として、厳道峠の様子を掲載しています。
「こんな人こんな話」は、11月号から始まった自転車に関わる様々なジャンルの人物を紹介する新連載です。今回は「中野浩一を撮り続ける女性カメラマン」の山下久子さんを取り上げています。
「アトリエ訪問」は、オーダーメイドフレームを製作する工房を紹介する連載コーナーです。今回は「外見より内容」と題して「(有)オリエント工業」を訪問しています。
「製品MEMO」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、ゴローとアマンダが共同開発した靴「ゴローアルピーヌ」、アラヤの26インチチューブラーリム、チタンフレームで作られたランボルギーニバイク、カンパのスーパーレコード直付けフロントメカ等を紹介しています。
「上武山地 II 神泉村への道」は、かつて埼玉県屈指の僻村といわれた村を訪れるルートを写真とともに紹介するフォトガイドです。
「'82ニューサイクリングラリー名場面あれこれ」は、軽井沢で開催されたニューサイラリーのフォトレポートです。
「弘西林道」は、夏休みを利用して一週間ほど津軽を旅した筆者が旅の途中で走った林道を紹介するサイクリングレポートです。
1982年11月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「アトランティス」でした。
コメント
コメントを投稿