ニューサイクリング 1982年5月号(No.212)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1982年5月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1982年5月号は、通巻212号です。
カラーの口絵は、「四国を半分」です。
212号の目次をページ順に追うと、
20 続・女性サイクリストの問題点
26 日焼け
32 榛名山の林道
40 志摩再訪
60 四国を半分(続)
66 雪中ラン実験的レポート
70 雪の峠は辛かった
78 ミニベロツーリズムを考える
82 製品MEMO
86 サンツアーの新メカニズム
92 アトリエ訪問 アマンダスポーツ
102 閑談閑話 私のツーリング
104 仏パーツの刻印とハブのこと
106 出た、走った、苦しんだ
112 林道あ・ら・かると実走レポート
120 Letter to Editor
となっています。
主な記事を以下にご紹介します。
「続・女性サイクリストの問題点」は、前月号から続く大学サイクリング部OBによる、女性サイクリスト、特に新入生のビギナーに多く見られることのレポートです。今回は「三大病」と名付けて、「膝の関節炎」「日焼け」「胃拡張」のうち、「膝の関節炎」と「胃拡張」について触れています。
「日焼け」は、先のレポートでも挙げられていた日焼けについて、専門家へ取材した記事となっています。
「榛名山の林道」は、「林道あ・ら・かると」と称するコースガイドの連載です。この企画では、文章と地図の他にも、コマ地図や写真もふんだんに使ってコースを案内しています。今回は「上州・榛名山をジワッと登り、ダダダッと下る」と題して、唐松林道・旧松之沢林道を紹介しています。
「志摩再訪」は、一泊以上のツーリングではほとんど同じ場所へ行かないという今井編集長が、三度目の志摩訪問をしたサイクリング紀行です。
「四国を半分(続)」は、年末年始にかけて三人で高知・愛媛の両県を走ったサイクリング紀行の二回連載です。後編となる今回は、足摺岬から海沿いを北上し、愛媛県へ入ったあと八幡浜から船で三崎町へ渡り、最後は佐多岬までとなっています。
「雪中ラン実験的レポート」は、編集部の(ヒ)女史をゲストに迎え、チューブラーにWOの細いタイヤから42Bまで、シクロクロス車も揃って、各種タイヤのコース適応性が注目された伊那谷サイクリングレポートです。
「雪の峠は辛かった」は、一泊で雪の峠越えサイクリングに出た女性サイクリストによるツーリングレポートです。
「ミニベロツーリズムを考える」は、手持ちの20インチで林道サイクリングへ行ったことをきっかけに、ミニツーリング車を構想して作り上げた細山製作所の細山正一氏によるミニベロ製作記です。
「製品MEMO」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、アマンダの「ヘンシンアダプター」とショートフレーム用小物、細山製作所の「フタバウエストバッグ」、サイクリングシューズ2種「アディダスツーリング」「クラブマンサイクルスニーカー」、丹下の新素材フレームチューブ「マンガロイ」等を紹介しています。
「サンツアーの新メカニズム」は、新製品紹介です。紹介しているのは「マイクロライトフリーホイール」、「シールドボトムブラケット」、「シュパーブ」と「スプリント」のトラックハブ、「シールドベアリングハブ」、「ヘッドロックアップ」、そして試作品の変速機「スペースコース」となっています。
「プジョー」は、自動車やオートバイのメーカーである本田技研が、フランスの大手完成車メーカーであるプジョーの自転車の輸入販売を開始したことを報じるとともに、取り扱う7車種の簡単な紹介をしています。
「アトリエ訪問」は、オーダーメイドフレームを製作する工房を紹介する連載コーナーです。今回は「ラテン語の愛を表すブランド名」と題して「アマンダスポーツ」を訪問しています。
「閑談閑話」は1981年9月号から始まった、今井編集長の執筆による連載です。今回は「私のツーリング」と題して、自身の信州を中心とした各地でのサイクリングの想い出や、サイクリングスタイルについて綴っています。
「出た、走った、苦しんだ」は、チャレンジサイクルロードレースに参加した一参加者に焦点を当てた、レースレポートです。
「林道あ・ら・かると実走レポート」は、「林道あ・ら・かると」で紹介された太田部峠・矢久峠、大笹林道、嶺岡林道の、読者による実走レポートが掲載されています。
「LETTER TO EDITOR」は、編集部に寄せられた読者からの投稿を紹介するコーナーです。今回は「身近な山で」「鳥首峠」が掲載されています。
1982年5月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「モノックス」でした。
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