ニューサイクリング 1982年7月号(No.214)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1982年7月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1982年7月号は、通巻214号です。
カラーの口絵は、「2つの国際試合」「ワンショット」です。
214号の目次をページ順に追うと、
20 サイクルツーリングを語る・・・その1
36 甘利山をめぐる林道たち
44 「林道あ・ら・かると」について
48 八ヶ岳山麓を巡る 後編
55 '82ニューサイクリングラリー
56 オホーツク街道を北上する
68 女性のための自転車教室
76 幼児と自転車に乗る法
82 ツーリング随想 古戦場
84 道ばたの石造文化財
86 閑談閑話
88 アトリエ訪問 マツダ自転車工場
94 私のミニベロ
96 海を渡ってきたフレーム・ビルダー
106 サイクリストはかくあるべきか
108 タンデムツーリングのアドバイス
111 INFORMATION
となっています。
主な記事を以下にご紹介します。
「サイクルツーリングを語る」は、今井編集長と3名の出席者による「サイクルツーリング」をテーマとした座談会です。
「甘利山をめぐる林道たち」は、「林道あ・ら・かると」と称するコースガイドの連載です。この企画では、文章と地図の他にも、コマ地図や写真もふんだんに使ってコースを案内しています。今回は「南アの前衛、初夏はレンゲツツジいっぱいの、富士、八ヶ岳、奥秩父の大展望」と題し、山梨の韮崎駅を起終点とした甘利山周辺の林道めぐりを紹介しています。
「「林道あ・ら・かると」について」は、これまで連載してきた「林道あ・ら・かると」が20回を迎えたことを機に、これを発展的に解消し、新たな構想による類似の企画を始める旨の案内について今井編集長が綴っています。
「八ヶ岳山麓を巡る」は、長野県の野辺山から小諸までの宿泊サイクリングに出た女性サイクリストのサイクリング紀行の2回連載です。後編となる今回は「打って変わって良い天気」と題し、稲子湯の宿を出発して小諸駅まで走っています。
「ニューサイクリングラリー決定」は、この年の9月に軽井沢・浅間高原荘で開催されることとなったニューサイクリング読者会の開催告知です。
「オホーツク街道を北上する」は、網走から浜頓別までソロツーリングに出た編集部員によるサイクリング紀行です。
「女性のための自転車教室」は、昭和49(1974)年から始まったという、日本サイクルスポーツセンターにおいて当時二泊三日で行われていた自転車教室の取材レポートです。
「幼児と自転車に乗る法」は、技研の井上重則氏が幼児と一緒に自転車に乗る方法や乗車用具についてレポートしています。
「ツーリング随想 古戦場」は、各地でのサイクリングとその土地に関わる言葉・地名の由来や歴史等について綴る連載の随想です。今回は「古戦場」と題して菅平から川中島周辺のことについて触れています。
「道ばたの石造文化財ー不動明王の巻ー」は、1970年代のニューサイクリング誌上で連載していた「路傍の文化財」の続編といえるエッセイです。今回は、「手水鉢・亀趺・百度石」について綴っています。
「閑談閑話」は1981年9月号から始まった、今井編集長の執筆による連載です。今回は「趣味・道楽・スポーツ・レクリエーション」と題して、サイクリングがどの位置付けになるかということについての見解を述べています。
「アトリエ訪問」は、オーダーメイドフレームを製作する工房を紹介する連載コーナーです。今回は「買う側と作る側その一致を求めてそしてCADシステム」と題して「マツダ自転車工場」を訪問しています。
「私のミニベロ」は、5月号に掲載された細山正一氏の「ミニベロツーリズムを考える」の追加レポートとした、20インチミニランドナー製作記です。
「海を渡ってきたフレーム・ビルダー」は、日本のサイクルショーに数台のフレームを持ち込んだブルース・ゴードン氏と、氏の製作したフレームを紹介しています。
「製品MEMO」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、デュージィのシューズ2種類「203」と「101」、幅の広い(外ー外440mm)3tグランプリ、セラ・ロイヤル「スーパーコンツアー」、セライタリア「ターボ」等を紹介しています。
「サイクリストはかくあるべきか」は、「サイクリングサイクリスト論議」と題するコーナーです。今回は、日本のサイクリストの傾向についての意見投稿と、それに対する編集部の意見を「編集部談義から」として掲載しています。
「タンデムツーリングのアドバイス」は、読者からの質問に答えるQ&Aのコーナーです。今回は、前月の質問に対するタンデムツーリングにおける追加情報的なアドバイスを送っています。
「INFORMATION」は、自転車に関連する各種情報を紹介するコーナーです。今回は「サンツアー神鍋カップバスツアー」「6thシマノVS日大定期戦 4thシマノカップ・クラブ対抗戦」「ニュージーランドサイクリングツアー」「女性のための自転車教室案内」を取り上げています。
1982年7月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「モノックス」でした。
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