ニューサイクリング 1982年8月号(No.215)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1982年8月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1982年8月号は、通巻215号です。
カラーの口絵は、「ワンショット」「林道あ・ら・かると番外編」です。
215号の目次をページ順に追うと、
16 小柄女性サイクリストのための自転車作りを追う
34 サイクルツーリングを語る・・・その2
52 北欧を旅す
62 ランチタイプクッキング 混沌カオス風雑炊
68 道ばたの石造文化財
70 サイクリング・サイクリスト談義
74 製品メモ
82 林道を寸断された犬越路
86 アトリエ訪問 シクロウネ
94 第2回国際クラシック自転車ラリー
100 林道あ・ら・かると 番外編
104 オーダーメイド論議
108 もっと走ろう ツール・ド・神奈川を見る
110 恐ろしかった八丁トンネル
となっています。
主な記事を以下にご紹介します。
「小柄女性サイクリストのための自転車作りを追う」は、女性に限らず小柄なサイクリストを対象とした、スモールサイズの自転車特集です。ここではスモールサイズではあるが、ミキストではなくダイヤモンドフレームの自転車を7台紹介しています。取り上げているブランドは「ラバネロ」「メビウス」「レベル」「ケルビム」「HCJ」「ヒロセ」「アマンダ」となっています。
「サイクルツーリングを語る・・・その2」は、前月号から続く今井編集長と3名の出席者による「サイクルツーリング」をテーマとした座談会です。
「北欧を旅す」は、杉野安氏による北欧自転車見聞録の2回連載です。前編となる今回は、デンマークとスウェーデンに訪れています
「ランチタイプクッキング 混沌カオス風雑炊」は、連載されていた「ランチタイムクッキング」の番外編といえる企画で、今回はその第2弾となっています。
「道ばたの石造文化財」は、1970年代のニューサイクリング誌上で連載していた「路傍の文化財」の続編といえるエッセイです。今回は、十王と十三仏について綴っています。
「サイクリングサイクリスト論議」は、サイクリストはどうあるべきかという議論を誌上で行っているコーナーです。今回は、「サイクリストはかくあるべきかな?」と「「サイクリストはかくあるべきか」を読んで」の2件の投稿を掲載しています。
※目次ではタイトルが「サイクリング・サイクリスト談義」となっていますが、本文のタイトルは「サイクリングサイクリスト論議」となっています。
「林道を寸断された犬越路」は、災害にあっていた西丹沢の林道を実走してきたサイクリングレポートです。
「アトリエ訪問」は、オーダーメイドフレームを製作する工房を紹介する連載コーナーです。今回は「乗って軽い、それは当たり前」と題して「シクロウネ」を訪問しています。
「第2回国際クラシック自転車ラリー」は、パリ在住の自転車史研究家の小林恵三氏による、パリ郊外で開催されたクラシック自転車ラリーの参加記です。
「林道あ・ら・かると 番外編」は、この年の5月末に開通したばかりの林道志賀坂・金山線のサイクリングレポートです。連載では文章と地図の他にも、コマ地図や写真もふんだんに使ってコースを案内している「林道あ・ら・かると」ですが、今回は番外編ということでコース紹介は地図のみです。
「閑談閑話」は1981年9月号から始まった、今井編集長の執筆による連載です。今回は「紀行文」と題して、各地からニューサイ編集部に投稿されてくる紀行文の掲載基準などを披露しています。
「オーダーメイド論議」は、オーダーフレームに対する意見を交わす紙上議論の場です。今回は、シクロウネの今野義氏による「オーダーメイドについて」と題した意見が掲載されています。
「もっと走ろう ツール・ド・神奈川を見る」は、横浜サイクリングクラブがフランスのFFCTのランドネ・ペルマナートをヒントに設定した、神奈川県の外縁を結ぶコースを紹介しています。
「恐ろしかった八丁トンネル」は、埼玉・群馬県境にある赤岩峠へ2人で走りに行った時の様子を伝えるサイクリング紀行です。
1982年8月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「モノックス」でした。
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