ニューサイクリング 1983年11月号(No.231)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1983年11月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1983年11月号は、通巻231号です。

カラーの口絵は、「'83世界自転車競技選手権」「シマノVS日大」です。

231号の目次をページ順に追うと、

 20 '83世界選手権日本浮上中

 42 奥加賀・奥越・奥美濃を行く〈上〉

 52 乗る人見る人 自転車道楽(1)

 60 幻の評注に思いを馳せて

 68 この人こんな話

 72 スモールライダーのスモールマシン

 84 旧道を探る 大平街道

 94 隠岐之島 後編

106 答えられますか?

110 NEW CYCLING SALON

114 製品メモ

120 フォトスケッチ 五僧峠・伊勢神峠

となっています。

主な記事を以下にご紹介します。

「'83世界選手権日本浮上中」は、世界選手権を取り上げた特集記事です。記事は「Oerlikonの激戦譜」と題した杉野安氏によるトラックおよびロードのレースレポートと、加藤一氏による「世界戦のハイライト」と題したトラックレース観戦記となっています。

「奥加賀・奥越・奥美濃を行く〈上〉」は、今井彬彦編集長によるサイクルツーリング紀行の2回連載です。今回は、トラック便の金沢営業所で自転車を受け取ってから走り始め、手取湖近く桑島にある温泉付き旅館に投宿するまでです。

「乗る人見る人 自転車道楽(1)」は、11月号から始まった新連載で様々な分野のサイクリスト・自転車愛好家を訪ね、その人物と自転車を紹介するコーナーです。今回は、ゴローアルピーヌを作る靴職人の佐藤千尋氏を訪ね、山域のフィールドで下降を楽しみハードアクロバチックライディングを旨とする氏の乗るアマンダクロスモデルを紹介しています。

「幻の評注に思いを馳せて」は、冬の南アルプススーパー林道で夜叉神峠と広河原を目指したサイクリング紀行です。

「こんな人こんな話」は、自転車に関わる様々なジャンルの人物を紹介する連載です。今回は「ツーリストのひとつの典型そしてフォトグラファー」の北畠昭さんを取り上げています。

「スモールライダーのスモールマシン」は、小柄なライダーに注目した企画で二つの記事で構成されています。ひとつは、今野仁氏による「クランク長はこれでいいのか」と題したスモールライダーに適したクランク長とフレーム製作について解説しています。もうひとつは編集部による、当時ヴォーグのビルダーで市民レーサーでもあった小林保明氏への取材記事です。

「旧道を探る」は、「旅を目的とするサイクリストに向けた旧道や旧峠の探訪」と銘打って始まった連載です。今回取り上げる道は「廃村を訪ねる全舗装のスポルティーフコース」と題した、大平街道です。

「隠岐ノ島 後編」は、編集部員による隠岐ノ島ツーリング紀行です。後編となる今回は、中ノ島へ上陸してからそれぞれの島で一泊しながら中ノ島、地夫里島、西ノ島を巡った後、帰路についています。

「答えられますか?」は、自転車安全整備士検定試験問題集から20問が出題されており、正解も掲載されています。

「NEW CYCLING SALON」は、自転車に関する各種の情報や読者投稿などを掲載するコーナーです。今回は、「IOFORMATION」でイベント等の情報を6件。「林道情報」では乙見山峠レポートの読者投稿。「新車紹介」にはウインターサイクルと謳った「オスロ」が掲載されています。

「製品MEMO」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、シマノのニュー600EXシリーズ、ゴローのツーリングシューズ、クレメンのエアゲージ等を紹介しています。

「五僧峠」は、岐阜の石津町から滋賀の多賀町へ抜ける山間の道をサイクリングする途中の風景を写真に切り取ったフォトスケッチです。

「伊勢神峠」は、伊那と三河を結ぶ峠へ向かうサイクリング中の風景を写真に切り取ったフォトスケッチです。

1983年11月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「ユーラシア」でした。

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