ニューサイクリング 1984年3月号(No.235)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1984年3月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1984年3月号は、通巻235号です。

カラーの口絵は、「フォトスケッチ」「ワンショット」です。

235号の目次をページ順に追うと、

 20 座談 うちの亭主は道楽人間 道楽亭主の奥方達の放談会

 34 ロス BDSショーを見る

 46 旧道を探る(18) 熊野古道

 62 大台辻から大台林道へ

 66 熊野川から風伝峠

 74 どちらも回るお話 一枚のディスクとモゼールのレコード樹立

 78 対談 南米自転車事情

 94 製品メモ

102 みちのく松陰道 算用師峠

108 乗る人見る人自転車道楽(5)

114 気になる風景 本郷元町公園・喫茶去

118 カメラ紀行 アルプスの見える村

120 ツーリングレポート 南木曽田立の滝

となっています。

主な記事を以下にご紹介します。

「うちの亭主は道楽人間」は、普段編集部が接しているサイクリスト達の奥方様に、サイクリスト、道楽である故のその攻防、はたまたその術を教示願おうという企画で、サイクリストの夫を持つ女性4名の方に座談会形式で話をうかがっています。

「ロス BDSショーを見る」は、アメリカ・ロングビーチで行われた「バイシクル・ディーラー・ショーケース」の、写真を中心にした視察レポートです。

「旧道を探る」は、「旅を目的とするサイクリストに向けた旧道や旧峠の探訪」と銘打って始まった連載です。今回取り上げる道は「山道、尾根道、階段、林道、ファーストランあり」と題した、熊野古道です。

「大台辻から大台林道へ」は、「旧道を探る」とともに3本建てで組まれた3月号の小特集「紀伊」の2本目となる記事です。クラブのツーリングに参加した筆者が、3日目に台風を心配する他のメンバーと別れ、一人で当初の予定通り峠を越えて海山町へ向かったツーリング紀行です。

「熊野川から風伝峠」は、3月号の小特集「紀伊」の3本目となる記事です。小半日の輪行サイクリングで新宮から出発し、峠を越えて熊野までをロードレーサーで走ったサイクリング紀行です。

「どちらも回るお話 一枚のディスクとモゼールのレコード樹立」は、「一枚のディスクとモゼールのレコード樹立」と副題を付けた、新田眞志氏による「DISK "TOUR DE FRANCE"を聞きながら」と、今井千束氏による「モゼール(32才)のテンタティーボ アワレコード樹立」の2本立てエッセイです。

「ブラジル自転車事情」は、自転車の技術指導でブラジルに3か月滞在した山本秀男氏に、今井編集長がブラジルの自転車業界やレース界の現況や飲食事情等を聞いています。

※目次ではタイトルが「南米自転車事情」となっていますが、本文タイトルは「ブラジル自転車事情」となっています。

「製品MEMO」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、スギノのシールドBB「BB-SC」、日東ハンドルの「ZAO」、タンゲの「レビンMTB-225」、モドーロの「シンターライズドシュー」等を紹介しています。

「みちのく松陰道 算用師峠」は、前年の津軽旅で訪ねそこなってしまった「みちのく松陰道」を走ったサイクリング紀行です。

「乗る人見る人 自転車道楽(5)」は、様々な分野のサイクリスト・自転車愛好家を訪ね、その人物と自転車を紹介する連載コーナーです。今回は姚正雄さんを訪ね、多数台数所有している中での現在の愛車デローザを紹介しています。

「気になる風景」は、サイクリングで訪れた場所の地名の由来や、その地域の風習などを綴る随想です。今回は「本郷元町公園」と「喫茶去」の2本が掲載されています。

「カメラ紀行 アルプスの見える村」は、文章とともに四十八曲峠周辺の街並みを写真で見せるフォト紀行です。

「ツーリングレポート」は、読者投稿によるツーリングレポートです。今回は「南木曽 田立の滝」と題した、半分は担ぎとなるコース設定で南木曽の林道を走ったレポートです。

1984年3月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「グランヴェロリミテッド」でした。

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