ニューサイクリング 1984年6月号(No.238)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1984年6月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1984年6月号は、通巻238号です。
カラーの口絵は、「ワンショット」「霧と赤いマシン」です。
238号の目次をページ順に追うと、
14 '84 大阪サイクルショー
36 二つのマウンテン サイクル フェスティバル
48 対談 レーサーとは何か!!
68 アメリカ熟年サイクリストグループ 日本ロングサイクリング
78 海外サイクルツーリングガイド
92 乗る人 見る人 自転車道楽
100 製品メモ
106 山岳ツーリング、私はこう考える(二) 山岳サイクリングからのノウハウ(1)
112 NCサロン
116 輪行制度の問題点を考える(三)
となっています。
主な記事を以下にご紹介します。
「'84 大阪サイクルショー」は、この年の4月に大阪国際見本市9号館で行われたショーのフォトレポートです。
「二つのマウンテン サイクル フェスティバル」は、御殿場の富士牧場公園で開催された「第1回マウンテンバイク・フェスティバル」と、奈良と京都の県境にある通称「大河原グランドキャニオン」で行われた「サンツアーマウンテンバイクセミナー」のイベントレポートです。
「対談 レーサーとは何か!!」は、当時4,200のプロ選手を有した日本の競輪界。そういった中でプロ用マシンづくりとはいったいどういうものであるかということを、「3RENSHO」を作る今野義氏と「NAGASAWA」を作る長澤義明氏に対談形式で語ってもらっています。
「旧道を探る」は、「旅を目的とするサイクリストに向けた旧道や旧峠の探訪」と銘打って始まった連載です。今回取り上げる道は「ひっそりした芦川谷と二つの峠」と題した、右左口峠と鳥居峠です。
「アメリカ熟年サイクリストグループ 日本ロングサイクリング」は、アメリカから20日間の予定でツーリングに来日した15名のサイクリスト達を取材、また1日ではあるが同行サイクリングを行った編集部によるレポートです。
「海外サイクルツーリングガイド」は、中央大学サイクリングクラブOBによる、現地での情報を基に作成した「海外へ行きたいサイクリストへのアドバイス」と銘打った海外サイクリングのノウハウ集です。今回の内容は「格安に外国へ行く方法」「日欧間フライト」「現金持ち出し方法」「プランニング」「コトバのこと」「自転車の運び方」となっています。
「乗る人見る人 自転車道楽」は、様々な分野のサイクリスト・自転車愛好家を訪ね、その人物と自転車を紹介する連載コーナーです。今回は中村博司さんを訪ね、重量8kgに仕上がったレバンのロードレーサーを紹介しています。
「製品MEMO」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、イタリアのマルターノ社製チューブラーリム「プロフェッショナル」、SKSの「エアーロック」、ル・コックのアパレル各種とシューズ等を紹介しています。
「山岳ツーリング、私はこう考える(二)」は、前号の特集で筆者の考えを述べた続編となるものです。今回は、楽しくやり甲斐が有り、安全な山岳サイクリングを行うにはどのようにすれば良いかについて述べています。
108ページからの「山岳サイクリングからのノウハウ(1)」は、山岳サイクリングを狭い範囲でとらえず、自然条件の中でいかにしたらよりよい活動としてのサイクリングが行えるか、という点にポイントを置いた6月号からの新連載です。今回は、山岳サイクリングに必要なコースの収集方法について解説しています。
「NEW CYCLING SALON」は、自転車に関する各種の情報や読者投稿などを掲載するコーナーです。今回は、「読者の撮ったチャレンジ・フォーカス」と題したコーナーで、読者の撮ったレース写真を紹介しています。「INFORMATION」ではイベントを2件紹介。「林道情報」では「女沢峠の近況」と「経ヶ岳」2件の情報が寄せられています。
「輪行制度の問題点を考える(三)」は、当時の輪行制度「普通手回り品切符を購入する際にサイクリング協会会員証を提示しなければならない」という条件を撤廃しようという「輪行制度改善の推進運動」について、この運動の世話人の一人である今井彬彦氏の執筆記事です。今回は、署名運動の進捗報告とまとめ、サイクリストの声を紹介しています。
1984年6月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「ワイルダムパスハンター」でした。
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