ニューサイクリング 1984年9月号(No.241)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1984年9月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1984年9月号は、通巻241号です。

カラーの口絵は、「モンブランは自転車天国」「ニューグッズハンティング ICS」「ワンショット 峠のうえで」です。

241号の目次をページ順に追うと、

 20 遊び心満載 ワンボックスカーを楽しむ

 28 新緑の峠と静かな山の湯へ

 34 トライ!トライアスリート 泳ぐ!廻す!走る!

 40 自転車を制するものはトライアスロンを制す

 50 サイクリストと食 栄養とエネルギーへの気くばり

 59 旧道を探る 木曽・恋路峠(川西古道)と根の上峠(与川道)

 70 海外サイクリングガイドIV ヨーロッパ編

 88 乗る人見る人自転車道楽

 96 稲積の道で

100 '84NCラリーのお知らせ

102 メグレと自転車

104 ヤジ馬たちのツール・ド・ジャパン

106 気になる風景 緑

110 参議院とり上げられた輪行問題

114 NCサロン

118 ハンドメイド変速機 PART II

122 製品メモ

となっています。

主な記事を以下にご紹介します。

「遊び心満載 ワンボックスカーを楽しむ」は、1BOXカーに自転車を積むための改造をして、カーサイクルキャンピングを楽しんでいるオーナーとクルマを紹介しています。

「新緑の峠と静かな山の湯へ」は、東京から1BOXカーで夜中に群馬へ移動し、朝から須賀尾峠と川原湯峠を越えるサイクリングを楽しんだカーサイクルキャンピング紀行です。

「トライ!トライアスリート 泳ぐ!廻す!走る!」は、当時アメリカで流行していたトライアスロン。そのトライアスロン用として求められる自転車とウエアの仕様・性能について、シクロウネの今野義氏が解説しています。

「自転車を制するものはトライアスロンを制す」は、前半で大学自転車部員が1位2位となった皆生トライアスロンのレースのレポート。後半では、このレースにおける上位入賞者の自転車の順位と総合順位の関係性を検証し、自転車を制する者がトライアスロンを制するとの結論に至っています。

「サイクリストと食 栄養とエネルギーへの気くばり」は、サイクリングと食べ物のことを考えるという企画です。今回は、基礎として「栄養・栄養系・カロリー」と「五つの栄養素とバランス」について解説しています。

「旧道を探る」は、「旅を目的とするサイクリストに向けた旧道や旧峠の探訪」と銘打って始まった連載です。連載24回目が最終回となる今回取り上げる道は、「木曽山中の知られざる小径」と題した、川西古道(恋路峠)と与川道(根の上峠)です。

「海外サイクルツーリングガイド」は、中央大学サイクリングクラブOBによる、現地での情報を基に作成した「海外へ行きたいサイクリストへのアドバイス」と銘打った海外サイクリングのノウハウ集です。今回は「ヨーロッパ編」の3回目として、ノルウェーとフランスの情報を掲載しています。

「乗る人見る人 自転車道楽」は、様々な分野のサイクリスト・自転車愛好家を訪ね、その人物と自転車を紹介する連載コーナーです。今回は前田守一さんを訪ね、NC誌14号の広告に掲載されたアルプスのツーリングを紹介しています。

「稲積の道で」は、十月初旬に輪行で移動した陸羽西線の清川駅から走り始め、羽黒山、六十里越街道、月山温泉を巡り、南陽市へ抜ける前までのサイクリングを綴った紀行文です。

「'84NCラリーのお知らせ」は、この年の11月に奈良で開催する「第10回ニューサイクリング読者会」開催の案内です。

「メグレと自転車」は、推理小説「メグレ警視」シリーズの中に、メグレ警視が自転車を利用して事件を解決する一遍「運河の殺人(邦題)」について、今井編集長がそのさわりを紹介しています。

「ヤジ馬たちのツール・ド・ジャパン」は、「オリベッティツール・ド・ジャパンシリーズ」の第2戦蔵王ステージの観戦記です。

「気になる風景」は、サイクリングで訪れた場所の地名の由来や、その地域の風習などを綴る随想です。今回は「緑」と題して、緑色に対して持つ日欧のイメージの違いについて語っています。

「参議院とり上げられた輪行問題」は、参議院運輸委員会における質問者の小笠原貞子議員と、説明員の国鉄常務理事須田寛氏との答弁を、参議院運輸委員会会議録から抜粋して掲載しています。

「NEW CYCLING SALON」は、自転車に関する各種の情報や読者投稿などを掲載するコーナーです。今回は、「INFORMATION」でNJS会発足、「チューブラータイヤマニュアル」の紹介他、2件の情報を掲載。「旧道実走レポート」は、右左口峠のレポート3件。ツーリングレポートは「須賀尾峠行」が掲載されています。

「ハンドメイド変速機 PART II」は、7月号のフロントに続いてリターンスプリング式のリア変速機、ユーレーのジュビリーをプルプル式に改造してフレームに取り付けるまでの過程をレポートしています。

「製品MEMO」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、アソスのエアロリム、星のチタンスポーク、西ドイツ製の自転車ベル付きビールジョッキ等を紹介しています。

1984年9月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「MB-1」でした。

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