ニューサイクリング 1963年9月号(No.6)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1963年9月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1963年9月号は、第6号です。
この号の表紙は「高千穂道路で」です。
第6号の目次をページ順に追うと、
口絵 第7回全国JCAラリー(名古屋・知多) 鹿児島桜島の旅から
10 秘境丹後半島を走る
15 心の名所
16 三年かかって走った房総半島一周
20 日本一周自転車旅行のノートから
24 乗鞍サイクリング登山記
26 東京-十和田750km一人旅
29 ボク達の箱根日帰りラン
30 アマゾン・ジャングル
38 ツーリングエッセイ 旅の支度
45 新刊紹介 実用自転車便覧
46 パンクの修理 初心者のために
48 自転車の切手
54 カタログ紹介 スイス・ワイマン・ブレーキ
56 カタログ紹介 フランスT.Aチェンホィール
58 レースエッセイ 近づくオリンピックのために
64 新車紹介 丸石自転車(ベルファースト、ピアスアロー・ウエスタン)
65 新車紹介 東京サイクリングセンター(ゴールデンゼファー・シルバーゼファー)
66 新車紹介 トーエイ社(フオルディング)
67 新車紹介 ブリヂストンタイヤ(ピクニカサイクル・スカイウェイ・ニューサイクロン)
68 新製品ガイド プラスチックブレーキレバー/トークリップ・ストラップ/ハイプレッシャー用リム/パンタグラフタイプディレイラー
70 交換案内
72 サイクリング東西南北
74 パニアーバッグ
76 編集後記
となっています。
主な記事の内容を以下にご紹介します。
※各ページの題名が目次と異なる場合は、本文の題名を表記しています。
「秘境丹後半島を走る」
「特集・サイクリング記行」と題した企画の紀行文のひとつです。筆者は5月の連休を利用して丹後半島ツーリングを計画します。当初2泊3日で計画しますが、初日は雨となったため、翌日予定を二日間に変更して枚方を出発します。京都まで国道1号で行ってから丹波街道に入り、舗装路中心のルートで亀岡、須知、綾部、舞鶴を通って宮津まで行きここで泊まりとします。翌日は上天気のなか宮津を出発、未舗装路のルートで伊根、蒲入、途中から丹後半島一周道路が始まり、神志を通り経ケ岬の灯台に立ち寄り網野まで走ってこのツーリングを終えています。
「心の名所」
今月号のエッセイのひとつです。観光客は名所を訪れて期待以下だと面白くないと批判するが、地元の人にとっては当たり前の光景であり、そこに異常性を期待する方が異常である。サイクリングをしていると、有名観光地ではない所にこそ、サイクリストにとって本当の楽しさと喜びが得られる。筆者は東京から富士五湖を廻り、伊豆の下田までツーリングに出た途中である風景に出会います。沼津から三津浜に向かう海岸道路を江の浦から長岡方面へと折れると登りになる。この坂の峠となっているところが垂直に立ち塞がった大岩壁で、道はその中央を真二つに割った「割目」を抜けている。筆者はこの切り通しの道に「心の名所」を発見します。
「三年かかって走った房総半島一周」
「特集・サイクリング記行」と題した企画の紀行文のひとつで、連載となっています。筆者はまとまった休暇が取れず、2日の休暇を3回と日帰り1回の合計7日間を費やして房総半島を一周します。きっかけは昭和33年、関東サイクリング協会の集印サイクリングを機会に房総半島へ行ってみようと思い立ったことです。出発日は木更津まで乗船するつもりで勝鬨橋桟橋へ行ってみると、事前に時間を確認していたにもかかわらず15分前に出航していました。筆者は途方にくれますが係員に言われ竹芝へ向かい、何とか金谷行きのフェリーに乗ることができます。勝山で降りた筆者は、最初の集印地である保田へ向かいます。役場でスタンプを押した後は館山に向かい、さらに安房神社、野島崎を過ぎて千倉の漁協でスタンプをもらう頃には日が暮れてしまいます。しかし宿は小湊に取っているため、仕方なく列車で向かいます。ユースホステルに泊まった翌日は、貨車で別送となった自転車を10時に受け取ってから千葉までの道を急ぎます。ルートは外房を進み、勝浦で御朱印をもらって御宿、大原、長者町と走って一宮町の神社でスタンプをもらいます。その後は茂原経由で千葉へ向かい、千葉寺で御朱印をもらった後は船橋ヘルスセンターでスタンプをもらって帰路を行き9時半に帰宅します。
「日本一周自転車旅行のノートから」
「特集・サイクリング記行」と題した企画の紀行文のひとつで今月号からの連載です。今回は筆者が中学を卒業してから4年間書店で働きながら定時制高校へ通い、日本一周の準備を整える様子を綴っています。自転車は手紙で連絡していた東京サイクリングセンターから、トーエイ号という6段変速付の旅行車を購入します。その後は休みのたびに郊外へサイクリングへ出かけます。装備も神田のスポーツ用品店を回って揃えます。学校を卒業した年の4月にはいよいよ日本一周の旅に故郷である埼玉県都幾川村を出発します。ところが二日後、東京の親せき宅を出た後横浜市内で事故にあってしまいます。そして、話は次号へ続きます。
「乗鞍サイクリング登山の記」
「特集・サイクリング記行」と題した企画の紀行文のひとつで、岐阜サイクリングクラブに所属する筆者よるクラブ行事のレポートです。全国ラリーと同日程となったクラブランは、岐阜、郡上八幡、三日町、高山、平湯峠、乗鞍のルートをとります。仕事の都合で最初から参加できない筆者は途中合流を予定しますが連絡が取れません。その日は一人でユースに泊まり、翌日駅に伝言を残して平湯峠を目指します。途中後ろから来た車を止めて聞くと、後ろから5・6人来るとのこと。自グループの仲間かわからないが、そこで昼食の用意をしながら待つことに。そして、無事仲間と合流し平湯峠の茶屋に泊まって、翌日は最終目的地である畳平にたどり着きます。その後は高山経由で宮峠を越えて山梨高原キャンプ場で最後の夜を過ごし、最終日は下呂、金山、関、岐阜のルートで帰宅しました。
「一人旅 東京-十和田 710km」
「特集・サイクリング記行」と題した企画の紀行文のひとつです。大正3年生まれの筆者は、この構想を昭和12年に立てます。それから26年、これは単なるツーリング紀行ではなく、いわゆるタイムトライアルへの挑戦記録です。初日は7時に自宅を出発し、途中まで高橋長敏氏が同行します。春日部で朝食をとり古河には12時、宇都宮は3時半頃通過し白河を目指しますが、西那須野で7時を過ぎたため無理をせずにここで泊まることにします。2日目は西那須野を出発して黒磯で朝食、さらに白河、矢吹、郡山、本宮と走り福島に到着したのは4時でした。この日は妹の家に泊まるので宿の心配はなく、岩沼から小雨に降られますが、10時に仙台へ到着します。3日目は高橋氏の依頼事をこなしたあと花巻を目指します。古川、築館、一関、平泉を経由して11時に漸く花巻に到着して投宿します。最終日は霧雨でしたが意を決して出発、盛岡へ至る頃には晴れ、追い風となる南風も吹き出します。厨川、奥中山を走り、最後の70kmは未舗装道路を行き、12時に十和田に到着しました。ここまでの走行時間は17時間、ペースは10km/hでした。
「ボク達の箱根日帰りラン」
「特集・サイクリング記行」と題した企画の紀行文のひとつです。筆者は中学生で、友人とともに夏休みを利用して芦ノ湖へ走りに行った話です。友人は前日に筆者宅に泊まり、翌早朝に出発します。京浜国道で横浜へ、さらに戸塚、茅ケ崎、小田原まで走りここで朝食をとります。ここから登りに入り、小涌谷で氷を食べ下りに入ってからは芦ノ湖を望みながら走り元箱根へ入ります。ここで食事と休憩をとり、帰路につきます。帰りは下りで、小田原、大磯、藤沢と走り、暗くなる頃に戸塚へ、それからも走り続け8時半に家に帰りつきます。
「アマゾン・ジャングル(3)」
「特集・サイクリング記行」と題した企画の紀行文のひとつとなっていますが、これは創刊号から掲載されている連載です。これは、西ドイツ生まれの筆者が、世界一周の最中に日本の京都で親しくなった日本人にあてた手紙を掲載したものです。今回は、プヨを出発して次の目的地である約60キロ離れたカネロスという小さな村を目指します。3日分の食料を持って出ますが、深いジャングルに行く手を阻まれ食料は腐って2日目には無くなってしまいます。やむなくプヨへ引き返すことを決めて、途中何とか集落を見つけて休養を取り、そこからさらに数日かけてプヨへ戻ります。プヨへ戻った筆者は再び総督に会い、2日間過ごしたところで手紙は終わっています。
「第7回全国ラリー」
目次には出ていませんが、36ページから2ページで7月に愛知県知多半島で開かれた全国ラリーのイベントレポートが掲載されています。記事では過去に行われた、第1回から6回までの実施内容も紹介しています。そして第7回は全国から350名が参加、大会前日には代表者会議も開かれ、当日は集合場所となった名古屋スポーツセンター前で開会式が行われた後にサイクリングが始まります。名古屋城見学から始まり、名古屋市内のパレードと熱田神宮参拝をした後は特別仕立ての電車で自転車とともに知多半島河和に向かいます。翌日は知多半島を一周するコースが組まれ、各班に分かれた後は自由行動で常滑までサイクリングを楽しみ、そこからは電車で熱田神宮へ戻っています。
「ツーリングエッセイ」
今月号から始まった、主として写真の事、旅の事、荷物の事、整理のことなどについて書いた連載のエッセイです。今回は「1 いざ、旅立たん ツーリングの支度のこと」と題し、サイクルツーリングに出かける時には漫然と旅に出るのではなく、事前に計画を立てて旅することで楽しみが倍加する。そのためにはどうしたらよいのかというテーマで文を綴っています。まずプランニングは手順を決めておき、それに従って進めていくと簡単で間違いが少ない。具体的には、資料集めやそのファイリング法について、また計画ができた後の旅支度は足元や服装、携帯品、食料、修理道具、カメラについて解説しています。
「鹿児島 桜島の旅から」
目次では「口絵 鹿児島 桜島の旅から」とでています。本文は42ページから写真とその説明が2ページにわたり掲載されています。
「自転車実用便覧」
この記事は、新刊書の紹介コーナーです。「自転車実用便覧」は、日本自転車検査協会が編集し自転車技術研究所が発行した自転車の専門書です。この本はB6判、本綴り、レザー表紙で総ページ1400ページのもの。内容は13章に付録が14篇あり、日本の自転車産業の上で大いに良い本だとしています。そして、この本は非売品だが、希望者には有料でわけてもらえるという事です。
「サイクリング・メモ 初めて自転車を買ったとき こんなことに注意しよう」
「サイクリング・メモ」は「初心者のために」と銘打った、サイクリングを始めたばかりの人に向けた各種の情報を届けるコーナーです。今回は、タイヤのパンク修理について解説しています。
まず、パンクは空気不足によるものが多く、タイヤの空気圧を適正に管理することでパンクの60%は防げるといっています。また乗車技術、それも特別なものではなく釘やガラス片、角のある石などを避けるといった程度のものでも、当時の道路事情では、パンクはだいぶ防げるとしています。これらのことは事故ではなく乗り手の不注意によるものであり、サイクリストとして恥ずかしい事だと断じています。
そして、それでもパンクしてしまった場合はどうするかとして、現在でも行われているようなパンク修理法を解説しています。
「自転車の切手」
自転車の切手は当時でも200種類以上あったようで、コレクションの対象としてすでに集めている人、またこれから始めて見ようとしている人にも参考になるような解説を行っています。最初に切手の集め方として参考にすべきカタログ、アメリカのスコット、イギリスのギボンス、フランスのイベール、スイスのツームスタイン、西ドイツのミッヘルを紹介しています。以降は切手の入手方法、切手の整理法、収集記録の仕方、分類方法を順に解説しています。
「カタログ紹介 レ・スペシャリテ・T・A (フランス・チェンホィール)」
このコーナーは第5号から始まった、日本の自転車を向上させるために、また使う人の目を肥やすために外国製品をよく見て研究するための一助になればとの編集部の意図からカタログを紹介しています。
TA社は当時既に世界的に知られるチェンホイールのメーカーでした。特にチェンリングは有名で、ヨーロッパの高級レース用車、デラックスツーリング車にはTAのリングとストロングライトのクランクをアッセンブルすることが常識となっていました。紙面で紹介しているカタログのクランクセットは、コッタードの5ピンクランクです。その説明では、クランク長は160mmから180mmまで5種類、BBシャフトはシングル・ダブル・トリプルが用意されているとフランス語・英語・イタリア語・ドイツ語で書かれているとあります。別ページには「クリティリウム」「プロフェッショナル」「シクロツーリズム」「ランドナー」の各チェンリングが掲載されており、先の5ピンクランクと(プロフェッショナルはアダプターを使用して)組み合わせて使用するものです。更に他のページでは、トラックレース用アダプタ仕様タイプの普通チェーン用、ラージピッチのブロックチェーン用、アダプタを掲載。その隣にはトラック用の5ピン・3ピンのリングが載っています。他にも、クロスカントリー用のリングやボトルとボトルゲージ、ブレーキケーブルクリップ、シュープレート、工具類がこのカタログには掲載されています。
※目次では掲載ページが56ページからとなっていますが、実際は50ページから掲載されています。
「カタログ紹介 ワイマン (スイス・ブレーキ)
ワイマンは当時、イギリスのフィリップと並んで世界でも有数のブレーキメーカーでした。ここで紹介しているカタログはサイドプルの普及品のものでB5を二つ折りにしたものです。表紙は、ブレーキセットの実物とその下には設計図が敷かれている写真です。次のページにはフランス語と英語で製品の説明、構成部品の素材やキャリパーのアーチ6種類のサイズが書かれています。3ページ目には分解図が出ており、さらにその一つ一つに番号が振られてパーツリストのようになっています。最後のページには、スペアパーツが一式入った木箱の写真と各パーツの説明が載っています。
「サイクルレースエッセイ 近づくオリンピックのために【1】」
この文は高橋長敏氏の執筆によるもので、自転車競技に関するものを中心に綴っています。今回からは連載で、街道練習を行っているレーサーたちの会話という設定の物語を綴っています。このなかで、これからの大会に関する話題や、筆者が翌年に東京オリンピックを控えて今の日本に必要なものやことについての意見を物語の登場人物に語らせています。
「新車紹介 丸石自転車(ベルファースト、ピアスアロー・ウエスタン)」
この記事は各社の新車紹介コーナーです。
「ベルファスト2型・1型」は丸石自転車商会から本格的サイクリング用として発表されたもので、ラグレスのダイヤモンド型フレームに前後36穴1 3/8W/Oホイールにドロップハンドルを採用しています。1型と2型の差は変速段数で、1型はフロントシングルのリア4段、2型はフロントが48TX36Tの8段変速となっています。
「ピアスアロー」はアップタイプですがそれぞれデザインの違うハンドル、そして各車デザインの異なるフレームを採用した「ピアスアロースポーツ車」「ピアスアロー軽快車」「ピアスアロー兼用車」の3車種があります。
「ウエスタン」は子供車で、西部劇のムードを生かした設計の自転車です。
「新車紹介 東京サイクリングセンター(ゴールデンゼファー・シルバーゼファー)」
この記事は各社の新車紹介コーナーです。
今回東京サイクリングセンターが発売したのは、従来の大衆的なゼファーI型(フラットハンドル用)ゼファーII型(ドロップハンドル用)に対して高級車といえる車種です。
「シルバーゼファー」は"リーダークラス"というキャッチフレーズを打ち出し、4段変速、オリジナルのカンティレバーブレーキ、ディレイラーの完全ベアシステムを採用しています。
「ゴールデンゼファー」は"キャプテンクラス"というキャッチフレーズで、ロックライトクロモリのシームレスチューブを採用したフレーム、フロントディレイラー付の8段変速仕様となっています。
そして、紙面には両車の詳細仕様が掲載されています。
「新車紹介 トーエイ社(フオルディング)」
この記事は各社の新車紹介コーナーです。
この自転車はスポーツ車そのままの仕様で折り畳み機構を持ったものです。フレームはヒンジによってトップとダウンの真ん中から折れ、その結合には蝶ネジが使われています。ブレーキのワイヤーはヒンジの所にある穴を通し、ダイナモコードはヒンジに接点を設けてそこで接触するようになっています。前後のキャリアは折りたたんだ時にキャリア同士が当たり他の部分の保護と手掛けになるよう考案されています。他にハンドルや片側のクランクも蝶ネジを緩めると折りたためるようになっています。なお、この車種は各クラス20台くらいの限定生産になっているとのことです。
「新車紹介 ブリヂストンタイヤ(ピクニカサイクル・スカイウェイ・ニューサイクロン)」
この記事は各社の新車紹介コーナーです。
「ピクニカサイクル」はトップチューブとダウンチューブの所にあるヒンジによって二つに折りたためるようになっています。ハンドルはヘッドにあるクリップによって締め付けるようになっており、上げ下げや取り外しが簡単にできるようになっています。ステムの引き上げ棒にあたるところには特殊スパナが入っており、ハンドルのクリップやフレームのヒンジを緩める際はこのスパナを使用します。また、後ろブレーキにはコースターブレーキを採用して折り畳み時のワイヤーに支障が無いようにしています。
「ニューサイクロン」は通勤通学や軽いサイクリングに適した車種で、比較的高級な部品を使用しています。内装3段の変速とアップハンドルやメタリックアイスブルーの塗装などによって、気品あるヨーロッパ風の優雅なデザインとメーカーは謳っています。
「スカイウエイ3型・4型」は当時流行の曲線のフレームを採用した自転車で、3型は男子用、4型は婦人用としています。アップハンドルにテリー型サドルを採用し、都会的な若い人向きの車種として発売されたもののようです。
「新製品ガイド」
今回は、三光舎のパンタグラフタイプディレイラーとシフトレバー、新家工業の前後36穴でリム幅23mmのハイプレッシャー用リム、吉川ブレーキのプラスチック製ブレーキレバー、三ヶ島製作所のトークリップと真赤と群青の2色が用意されたストラップを紹介しています。
「交換案内」
自転車や部品の売りたし買いたしのコーナーです。今月は売りたしコーナーの完成車が15台と多く、主なものでも「トーエイフェデラル」「ゼファーII型」「アルプス」「ホルクススポーツ」「マルト自転車」「トーエイ製タンデム」と多岐にわたっています。
「サイクリング東西南北」
このページは、各サイクリング協会並びに各クラブの交換の場所としてニューサイが提供しているページです。今回は「日本サイクリング協会」として申請していた補助金が認められたことと、JCAを任意団体から法人化する活動が進められていることを報告しています。他には、夏のサイクリング各種大会が終了したこと、オリンピック国民運動推進会議が開かれたこと、各地のクラブから寄せられたニュースなどが掲載されています。
「パニアバッグ」
このコーナーは、読者に開放されているページです。今月号はクローム・モリブデン鋼とマンガン・モリブデン鋼の特徴やチェン切りとはどのようなものかという質問が来ています。他には文通希望や分解組立て記事や日本アマチュア競技規則の掲載要望などが寄せられています。
1963年9月号の裏表紙広告は、日米富士自転車の「富士サイクリング車」でした。
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