ニューサイクリング 1981年3月号(No.197)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1981年3月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1981年3月号は、通巻197号です。

通巻197号の目次をページ順に追うと、

14 ■談論風発■山本克己さん ゆとりある大人のサイクリングをエンジョイして

  子供用スポーツ車の現状

28 オーダーメイド ジュニア スポーツ(ヒロセ、ラバネロ、メビウス)

40 我が娘のための子供用スポーツ車

46 紀行 落葉の小径

54 ガイド■林道あ・ら・かると 天城西南部の林道群 萩ノ入林道、長九郎林道ほか

62 フランスで見たこと、考えたこと(5) 世界選手権ルート またまたパリに

77 【グラビア】 浅間山のうしろ

80 ランチタイムクッキング ポークピカタ

82 【グラビア】 雪の木曽路

86 チ氏の欧州駐在録/最終回/パリを去る日

88 斜視 変転の時代

90 ■堀田君の旅から旅/最終回 旅を求めて西東、50回の足跡を振り返って

96 スポーツ車の系譜(10) 10スピード車の興隆

100 甲州道中

117 New Cycling SALON〈TOURING REPORT〉大平から木曽へ

120 New Cycling SALON〈TOURING REPORT〉新潟へ

122 New Cycling SALON〈LETTER TO EDITOR〉

125 New Cycling SALON〈製品 MEMO〉

128 New Cycling SALON〈会報すくらっぷ〉

132 New Cycling SALON〈LEAR LAMP〉

となっています。

主な記事の内容を以下にご紹介します。

※各ページの題名が目次と異なる場合は、本文の題名を表記しています。


「談論風発」

このコーナーは、自転車に係る様々な分野の方と今井彬彦編集長が対談する企画の連載です。今回は「本当の自転車遊びって何だろう ゆとりある大人のサイクリングをエンジョイして」と題して、ヨコハマサイクリングクラブの山本克己氏との対談です。対談では映画の話題に始まってツーリング映画は出来るかどうかという話に。そして自転車の話題ではオーダーメイド論やチューブラータイヤに対する考えを聞いています。最後はサイクリングとサイクリングクラブのことについて語り合っています。


「●特集/子供用スポーツ車 成長するマシン」

この記事は3月号の特集記事のひとつで、ここでは特集の前段として今井千束氏がパリのアトリエで見せられたアンドレ・サブリエール氏が娘さんのために製作した自転車、そして1年後に見た彼女の成長に合わせて変化した自転車を見た時の印象を語っています。


「■子供用スポーツ車の現状 オーダーメイドのジュニアスポーツ」

この記事は3月号の特集記事のひとつで、マスプロメーカーのジュニア用スポーツ車に満足しきれない親の為に、オーダーのジュニア用スポーツ車としてタカムラ製作所のラバネロ&パス、ヒロセのジュニアランドナー、クリタサイクルスポーツのメビウスロードレーサーを紹介しています。


「我が娘のための子供用スポーツ車」

この記事は3月号の特集記事のひとつで、「続・自転車の形を考える」としてシクロウネの今野義氏が娘さんのために製作、「花子II世」と命名した自転車の製作記です。


「紀行 落葉の小径 西上州に旧道を求めて」

この文は、晩秋の西上州へ旧道を求めて小海から栂峠を越えて水ノ戸を経由して浜平鉱泉で泊まり、翌日は桧峠、野栗峠と越えて秩父方面へ向かった道中のことを綴ったサイクリング紀行です。


「林道あ・ら・かると(4)」

この記事は、林道を中心に紹介していこうということで始まったコースガイド企画の連載です。このガイドは文章に加えて、地図やコマ地図そして写真も多く交えながらコースを詳細に案内しています。今回は「天城山脈の西南部を巡る林道群をつなぐ」と題して、七滝入口から萩ノ入林道、長九郎林道、池代林道、大鍋林道と巡って湯ヶ野に至る45km余りの行程を案内しています。


「フランスで見たこと、考えたこと」

この記事は、今井編集長による、この年の世界選手権見物に訪れた道中の見聞録です。今回は「〈5〉またまたパリに」と題して、世界選手権観戦後に戻って来たパリの様子と、ピエール・ロック氏に会いにツールーズへ向かった話を書いています。


「浅間のうしろ」

この記事は、嬬恋から車坂峠を目指しながら走ったものの、雲に隠れて見えなかった浅間までの道中で撮影した写真を掲載したグラビアページです。


「ランチタイムクッキング」

この記事はサイクリングに出た際のランチタイムのクッキングをコンセプトに、色々な料理とその材料および料理法を紹介していくコーナーです。今回のランチは、豆のスープ、ポークピカタの二品です。


「雪の木曽路・妻籠の友」

この記事はサイクリング写真集団・茨城による、雪の降る木曽路の宿場妻籠を訪れた様子を写真と文で伝えるグラビアページです。


「(チ)氏の欧州駐在録」

この記事は、当時パリに駐在していた今井千束氏による現地レポートの連載です。連載最終回となる今回は「パリを去る日・・・。」と題し、二年弱の駐在生活を送った部屋から物が無くなってゆく日々の様子と、フランスと日本のサイクリングの違いについて綴っています。


「変転の時代 固定観念からの脱出」

この記事は「N.C.JOURNAL 斜視」と題する、匿名の連載記事です。今回は、「不確実性の時代」「変化の時代」といわれた当時、自転車、サイクリングの側にも変転の時代が来ている。その変化は、固定観念を取り払ったところにあるのではないかと意見しています。


「堀田君のガイド風紀行 旅から旅 最終回 旅を求めて西東、50回の足跡を振り返って」

この記事は、サイクリング紀行の連載です。今回は連載の最終回として、秩父の鉱泉宿で開かれた「W杯麻雀大会」のことを綴っています。他にも関係者3名と編集部の担当者から「関係者の苦情」と称して筆者に贈る言葉が掲載されています。


「スポーツ車の系譜 その10 10スピード自転車の興隆」

この記事は、「日本のスポーツ車その足跡を探る」とした企画で、今井編集長執筆による連載です。今回は、通勤通学車の次に出てきたフロンドギヤの多段化が始まり10スピード車が定着し始める頃までを追っています。


「甲州道中」

この文は、中央線の鳥沢駅から八王子へ向かいながらの甲州道中で見聞きしたことや地名に込められた意味などを綴ったサイクリング紀行です。


「New Cycling SALON 読者応募 ツーリングレポート」

このコーナーは読者から寄せられたツーリングレポートを掲載しています。今回は2件掲載されており、1件目は「大平から木曽へ」と題して、輪友と二人で輪行してきた飯田から飯田峠、大平峠、与川峠を越え、妻籠、馬籠と通って中津川まで走った時の様子をレポートしています。


「New Cycling SALON 読者応募 ツーリングレポート」

このコーナーは読者から寄せられたツーリングレポートを掲載しています。今回は2件掲載されており、2件目は「新潟へ 銀輪駆って里帰り」と題して、夫婦で輪行してきた長野から1泊2日で妻の故郷の新潟まで走った時の様子をレポートしています。


「New Cycling SALON LETTER TO EDITOR(お便りから)」

このコーナーは、読者から編集部あてに寄せられた便り等を紹介しています。今回は美大の4年生が卒業制作としてチネリSCクラウンを製作したこと、自転車歴2年の読者による完成重量8.62kgの軽量車製作記が寄せられています。


「New Cycling SALON 製品MEMO」

このコーナーでは、自転車部品や用品などを紹介しています。今回は、石渡のエアロダイナミクスフレームチューブを取り上げています。


「New Cycling SALON 会報すくらっぷ」

このコーナーでは、各地のサイクリングクラブの情報を紹介しています。今回は、名古屋サイクルフレンズ、西日本大学サイクリング連盟学士会、安濃津サイクリングクラブ、北大阪サイクリングクラブ、奥多摩サイクリングクラブ、港サイクリングクラブの各クラブから会報情報が寄せられています。


1981年3月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「ユーラシアグランツーリング」でした。

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