ニューサイクリング 1981年5月号(No.199)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1981年5月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1981年月号は、通巻199号です。

この号のカラー口絵は「'81シクロクロス世界選手権」です。

通巻199号の目次をページ順に追うと、

14 ■談論風発■山本秀男さん 自転車にロマンを求め続けて四半世紀

34 ●アトリエ訪問 タカムラ製作所

40 曽爾へ

50 新・自転車の形を考える 今、なぜエアロなのか

54 女性用散歩車の製作から思うこと

60 ガイド■林道あ・ら・かると 小粒ながらもスカイライン 養老林道

81 【グラビア】 チャレンジロード顚末記

82 【グラビア】 鞍掛峠

86 【グラビア】 西上州 桧沢峠

90 スポーツ車の系譜(12) シクロスポルティーフス

94 〈ツーリング随想〉狸の寺

97 小物用品のいくつかを使ってみて 贅沢品の薦め

106 ■製品MEMO 番外編・三信松本の試作品 ハブのアイデアを見る

119 New Cycling SALON〈TOURING REPORT〉箱根路をわが越えゆけば

121 New Cycling SALON〈TOURING REPORT〉馬入峠

124 New Cycling SALON〈LETTER TO EDITOR〉

128 New Cycling SALON〈製品 MEMO〉

133 New Cycling SALON〈会報すくらっぷ〉

となっています。

主な記事の内容を以下にご紹介します。

※各ページの題名が目次と異なる場合は、本文の題名を表記しています。


「談論風発」

このコーナーは、自転車に係る様々な分野の方と今井彬彦編集長が対談する企画の連載です。今回は「自転車の世界にロマンを求め続けて四半世紀 ただの自転車屋のおやじさんではないんですよ」と題して、ゼブラサイクルセンターの山本秀男氏との対談です。対談では、今井編集長と山本氏が一緒に雑誌の仕事をしていた時のことから始まり、趣味のカメラそして自転車談義と移っていきます。自転車に関する話題では完成車メーカー、フレーム工場長、自転車販売店主といった山本氏の遍歴に基づいた視点での意見が多く出ています。


「連載・アトリエ訪問」

この記事は前月号から始まった、ハンドメイド車として独立したブランドを持ち、自らロー付けを行うアトリエに限って紹介していく企画の連載です。今回は「自転車の顔はフロントフォーク」と題し、「RAVANELLO(ラバネロ)」を製作する「タカムラ製作所」の高村氏を取材しています。


「曽爾へ 東大和・西三重紀行」

この文は新田眞志氏の執筆による、奈良駅で待ち合わせた友人とともに2泊3日の予定で三重県の曽爾村を目指して鉢伏峠、一台峠、笠間峠、椿井峠を越えて走り、曽爾村を訪れて投宿するまでの様子を綴ったサイクルツーリング紀行です。

「今、なぜエアロなのか」

この記事は「新・自転車の形を考える」とした、シクロウネの今野義氏による当時ブームとなっていたエアロ化による効果についての考察です。


「女性用散歩車の製作から思うこと」

この記事は、筆者がアダルト車のことを指して呼ぶ「プロムナード」を、サイクリストではない人が乗るために必要なことは何かということを考えながら作り上げた製作記です。


「林道あ・ら・かると(6)」

この記事は、林道を中心に紹介していこうということで始まったコースガイド企画の連載です。このガイドは文章に加えて、地図やコマ地図そして写真も多く交えながらコースを詳細に案内しています。今回は「小粒ながらも立派なスカイラインを行く道」と題して、養老渓谷駅から養老林道の戸面蔵玉線、大福山線、石塚線、万田野線、音信山線、丹原線と6本の林道を走り継いで上総牛久駅に至る約35kmの行程を案内しています。


「チャレンジロード顚末記」

この記事は、チャレンジロードのレース風景を写真で伝えるグラビアページです。


「フォトスケッチ 鞍掛峠」

この記事は、木曽福島駅を起点に木曽の山奥の峠を目指して走った時に撮影した写真を掲載したグラビアページです。


「西上州・桧沢峠」

この記事はサイクリング写真集団・茨城に所属する筆者による、群馬の峠へ走りに行った際に撮影した写真を道中のレポート共に掲載したグラビアページです。


「スポーツ車の系譜 その12 クラブモデルとスポルティーフス

この記事は、「日本のスポーツ車その足跡を探る」とした企画で、今井編集長執筆による連載です。今回は、10スピードブームの後に来た車種別スポーツ車への分化の流れについて書いています。


「ツーリング随想 狸の寺」

この文は、群馬県舘林の文福茶釜で知られる茂林寺を訪れたことと、狸にまつわる話を綴った随筆です。


「贅沢品の薦め」

この記事では技研の井上重則氏が、サイクリングで小物や用品のいくつかを使ってみて、従来品よりも値段は高いがサイクリングをグレードアップするための製品をいくつか紹介しています。ここで取り上げている製品は、リチウム電池、ゴアテックスのカッパ、スーパーリンクス、BMX用のハンドルグリップです。


「製品MEMO番外編 三信松本ハブのアイデアを見る」

この記事は「製品MEMO」コーナーの番外編として、三信松本の各種ハブのアイデアを写真入りで紹介しています。取り上げているのは、フランジなしハブ、エアロダイナミクスハブ、カセット後ハブ、マグネシウムハブ、チタンハブとなっています。


「New Cycling SALON 読者応募 ツーリングレポート」

このコーナーは読者から寄せられたツーリングレポートを掲載しています。今回は2件の掲載があって、1件目は「箱根路をわが越えゆかば」と題して、小涌谷駅から国道を登った後、鷹巣山、浅間山、湯坂山と巡って箱根湯本駅に向かうまでの様子をレポートしています。


「New Cycling SALON 読者応募 ツーリングレポート」

このコーナーは読者から寄せられたツーリングレポートを掲載しています。今回は2件の掲載があって、2件目は「馬入峠」と題して、郡山から長沼街道、田島街道を走り羽鳥湖を経由して馬入峠を越えて猪苗代湖方面へ向かうまでの様子をレポートしています。


「New Cycling SALON LETTER TO EDITOR(お便りから)」

このコーナーは、読者から編集部あてに寄せられた便り等を紹介しています。今回は北海道のサイクリストからの冬の過ごし方、西上州の林道状況の報告が寄せられています。


「New Cycling SALON 製品MEMO」

このコーナーでは、自転車部品や用品などを紹介しています。今回は、スギノAT、日東ADB-X、サンツアーマイクロライトーエアロダイナミクス、吉貝エアログランコンペ300、他を取り上げています。


「New Cycling SALON 会報すくらっぷ」

このコーナーでは、各地のサイクリングクラブの情報を紹介しています。今回は、上智大 CYCLE TOURIST COTERIE、北大阪サイクリングクラブ、名古屋サイクルフレンズ、安濃津サイクリングクラブ、ペンギンサイクリングクラブ、奈良サイクリングクラブの各クラブから会報情報が寄せられています。


1981年5月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「アトランティスツーリング」でした。

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