ニューサイクリング 1981年7月号(No.202)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1981年7月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1981年8月号は、通巻202号です。
この号のカラー口絵は「CYCLE SPORTS CARNIVAL '81 IN KARUIZAWA」です。
通巻202号の目次をページ順に追うと、
11 【グラビア】 木陰で
12 ランチタイムクッキング オムレツ
20 ■オフロードエンジョイメント ウエストコーストの旅
28 山岳縦走用ミニのその後
32 軽い車が欲しかった 15段・キャリア、ガード付7.1kgのサブリエール
46 ガイド■林道あ・ら・かると 八ヶ岳山麓展望ルート 高須林道そして信州峠
54 ●紀行 会津
64 ●ツーリング随想 水場
68 新・自転車の形を考える(3) 私の自転車
76 ■林道あ・ら・かると 実走レポート
79 代理部から
80 アトリエ訪問 九十九サイクルスポーツ
86 斜視
88 えっせい 旅のこころ
90 New Cycling SALON〈TOURING REPORT〉奥高野
93 New Cycling SALON〈TOURING REPORT〉旅へのいざない
94 New Cycling SALON〈LETTER TO EDITOR〉
107 会報すくらっぷ
108 ■カメラルポ 一般公開を始めた自転車文化センター
110 自転車の本
117 製品メモ
となっています。
主な記事の内容を以下にご紹介します。
※各ページの題名が目次と異なる場合は、本文の題名を表記しています。
「木陰で」
この記事は「伊那路点描から」として、サイクリング途中に木陰で休憩している写真と詩を載せた巻頭のグラビアページです。
「ランチタイムクッキング」
この記事はサイクリングに出た際のランチタイムのクッキングをコンセプトに、色々な料理とその材料および料理法を紹介していくコーナーです。今回のランチは、オムレツ・ミートソース、ハムのロールサラダ、レタスのスープの三品です。
「オフロードエンジョイメント ウエストコーストの旅」
「山岳縦走用ミニその後」
この記事は、1980年7月号で紹介したミニサイクルのその後を報告しています。前回の報告で自転車は完成したものの、その重さから縦走用に使用するのは断念。今回は、セカンドカーとして使用するために前回課題としていた点、フロントディレイラーと軽合ベースサドル用ヤグラの改造作業をレポートしています。
「軽い車が欲しかった」
この記事は、今井彬彦編集長が入手した15段変速・キャリア・ガード付きで7.1kgというサブリエールの紹介です。その内容は、編集長が世界選手権で渡欧した際に現地でアンドレ・サブリエール氏とバッタリ会ったことがきっかけで製作することとなったいきさつからオーダーする際のやり取りについて。その後の日本での受け取りから実際に乗ってみての感想までとなっています。また記事では、フレームやアッセンブルパーツの仕様を一覧表にまとめて紹介しています。
「林道あ・ら・かると(8)」
この記事は、林道を中心に紹介していこうということで始まったコースガイド企画の連載です。このガイドは文章に加えて、地図やコマ地図そして写真も多く交えながらコースを詳細に案内しています。今回は「信州峠とつないで飯盛山を一まわりする八ヶ岳山麓展望ルート」と題して、野辺山駅から高須林道、信州峠を経て信濃川上駅に至る40km弱のルートを案内しています。
「会津」
この文は綿貫益弘氏執筆による、福島県の会津、銀山街道や会津の峠越えサイクリングに訪れた様子を綴った紀行文です。
「水場」
この文は、筆者がサイクリングで立ち寄った各地の水場を紹介している随筆です。ここで紹介しているのは、長野県の有鹿峠、埼玉県の白石峠、山梨県の松姫峠、静岡県の山住峠、神奈川県の滝台峠付近にある水場となっています。
「私の自転車」
この記事は「新・自転車の形を考える・3」として、シクロウネの今野義氏が氏の最新型自転車となる「アワー・ニューモデル」を詳細に解説しています。
「林道あ・ら・かると実走レポート」
この記事は以前の「林道あ・ら・かると」で紹介された、浅間山1200メートル林道と愛鷹林道の読者による実走報告です。
本文にタイトルは掲出されていませんが、目次にある通り79ページには「代理部から」が掲載されています。これは自社の広告ページで、今回は「創刊200号記念号 ディレイラーコレクション'81」と「ニューサイクリング特製オリジナルTシャツ」を紹介しています。
「連載・アトリエ訪問」
この記事は、ハンドメイド車として独立したブランドを持ち、自らロー付けを行うアトリエに限って紹介していく企画の連載です。今回は「百の大台にのる一歩手前の九十九」と題し、「KALAVINKA(カラビンカ)」を製作する「九十九サイクルスポーツ」の田辺昭夫氏を取材しています。
「オーダーのスポーツ車」
この記事は「N.C.JOURNAL 斜視」と題する、連載記事です。今回は、過去のオーダー至上主義の傾向があったという時代について考察しています。
「えっせい 旅のこころ」
この文は、子供の頃と年齢を重ねてからのサイクリングや旅の途上に出会うすばらしい景色などへの感受性の変化について綴ったエッセイです。
「TOURING REPORT」
このコーナーは読者から寄せられたツーリングレポートを掲載しています。今回は「奥高野 その自然と林道」と題して、高野山以南の地域にある行き止まりの林道や未完成の林道を何本か走った時のことをレポートしています。
「CYCLING ESSAY」
このコーナーは読者から寄せられたエッセイを紹介しています。今回は「旅へのいざない」と題し、旅に出たくなる時の心情や自転車旅行と他の交通機関を使っての旅行との感情の違いについて、そして筆者が旅に出たくなる時の心情を綴っています。
「LETTER TO EDITOR」
このコーナーは、読者から編集部あてに寄せられた便り等を紹介しています。今回は、「林道あ・ら・かると」掲載コースの実走レポート、天城・白田林道の情報、奥武蔵の棒の嶺実走レポート、鏡職人からの手作りの良否に対する意見、読者が製作したミニチュア自転車の写真が寄せられています。
「会報すくらっぷ」
このコーナーでは、各地のサイクリングクラブの情報を紹介しています。今回は、木曽川サイクリングクラブ、明治学院大学サイクリングクラブ、港サイクリングクラブ、安濃津サイクリングクラブ、シクロツーリスト昴、名古屋サイクルフレンズ、北大阪サイクリングクラブの各クラブから会報情報が寄せられています。
「自転車の本」
このコーナーでは、自転車に関連した書籍などを紹介しています。今回取り上げているのは、「アフリカ一周自転車旅行」「シルクロードを全速力」「曲乗り渡世始末帖」「発明の歴史自転車」「自転車の詩」「自転車で月へ行った男」「自転車全書(復刻版)」「燃えろ青春のペダル」「自転車競技に勝つ」「山そして旅」「大正年代商報(復刻版)」となっています。
「製品MEMO」
このコーナーでは、自転車部品や用品などを紹介しています。今回は、ミニテント、他を取り上げています。
1981年7月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「アトランティススポルティーフ」でした。


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