ニューサイクリング 1987年1月号(No.270)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1987年1月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1987年1月号は、通巻270号です。
この号のカラー口絵は「私をとらえる 魔物について」「まもののすみか」です。
通巻270号の目次をページ順に追うと、
20 ●新春恒例エッセイ集 自転車のひとりごと うちの宿六さん
22 ●新春恒例エッセイ集 自転車のひとりごと 魔物たち
26 ●新春恒例エッセイ集 自転車のひとりごと おやじさんのお気に入り
29 ●新春恒例エッセイ集 自転車のひとりごと レトロの定番、思い入れ
32 ●新春恒例エッセイ集 自転車のひとりごと 老いたツーリストと自転車
34 ●新春恒例エッセイ集 自転車のひとりごと なにわっ子純情一台記
37 ●新春恒例エッセイ集 自転車のひとりごと モモコスペシャルNo.2のボヤキ
40 ●新春恒例エッセイ集 自転車のひとりごと 一挙さんを主人に持ったら
42 ●新春恒例エッセイ集 自転車のひとりごと A・サンジェのぼやき声が聞こえるのは・・・
44 ●新春恒例エッセイ集 自転車のひとりごと 恐怖と狂喜の宴の果てに
48 ●新春恒例エッセイ集 自転車のひとりごと 神様のエピソード
56 旅とエッセイ ニューパスハンティング 阿武隈 三株林道と四時川林道
68 メカニカル 私をとらえる 魔物について
80 レース シュナのコリドーレ・ジャッポネーゼ (5)ホームシック
90 モノディスプレイ
96 杉野安の舌万歩計から(4)食事のマナー
102 注目すべき自転車輸送 美濃太田機関区開発センターの試み
104 気になる風景 スローガンの終焉
106 NCサロン
となっています。
主な記事の内容を以下にご紹介します。
※各ページの題名が目次と異なる場合は、本文の題名を表記しています。
「うちの宿六さん」
この記事は、1月号恒例のエッセイ特集のひとつです。この年のテーマは「自転車のひとりごと」で、筆者は自転車やパーツを擬人化し、自転車やパーツが独り言ちたり、自転車達の会話風に仕立てたものなど、普段のものとはちょっと毛色の違うエッセイ集となっています。ここでは、ロードレーサーが語り手となって筆者自身のことや、国内外の自転車環境に違いについて語っています。
「魔物たち」
この記事は、「自転車のひとりごと」をテーマとした1月号恒例のエッセイ特集のひとつです。ここでは、筆者の保有するランドナー、スポルティーフ、プロムナード、シティサイクルの4台が会話する形式で、自転車保管状況や乗り方のこと、またレーサーを作って大怪我を負ったことなど筆者の自転車生活について語っています。
「親父さんのお気に入り」
この記事は、「自転車のひとりごと」をテーマとした1月号恒例のエッセイ特集のひとつです。ここでは、筆者の自転車、42Bと35Bと28Cの3台が会話する形式で、当時家族中心となっていた生活の中での筆者のサイクリングライフについて語っています。
「レトロの定番、思い入れ」
この記事は、「自転車のひとりごと」をテーマとした1月号恒例のエッセイ特集のひとつです。ここでは、ある自転車が第三者的に筆者の自転車との出会いやその後の趣味部品の収集について語っています。
「老いたツーリストと自転車」
この記事は、「自転車のひとりごと」をテーマとした1月号恒例のエッセイ特集のひとつです。ここでは、筆者であるツーリストとランドナーとの会話やツーリストの独り言、自転車のひとりごとや自転車達の会話の形式で筆者のサイクリングライフについて語っています。
「なにわっ子純情一台記」
この記事は、「自転車のひとりごと」をテーマとした1月号恒例のエッセイ特集のひとつです。ここでは、ズノウのギムランドナーが筆者の大学時代からのサイクリングのことや、その後10台にまで増えた仲間(所有車)との自転車の使い分けについて語っています。
「モモコスペシャルNo.2のボヤキ」
この記事は、「自転車のひとりごと」をテーマとした1月号恒例のエッセイ特集のひとつです。ここでは、筆者の所有する自転車がオーナー(筆者)のこととユーザー(筆者の娘さん)のことについて自転車に乗れるまでの経過を語っています。また最後には、オーナーが子供用自転車のことについて自身の経験に基づく子供のための自転車についての考えを述べています。
「一挙さんを主人に持ったら」
この記事は、「自転車のひとりごと」をテーマとした1月号恒例のエッセイ特集のひとつです。ここでは、主人(筆者)の所有する自転車の1台が「一挙」という言葉を流行らせた主人のことや自転車いじりのことについて語っています。
「A・サンジェのぼやき声が聞こえるのは・・・」
この記事は、「自転車のひとりごと」をテーマとした1月号恒例のエッセイ特集のひとつです。ここでは、主人(筆者)の所有するアレックス・サンジェが当時の主人の多忙ぶりから自転車に乗ったりいじったりする時間が無かったことと、サンジェをオーダーした顛末から納車後すぐに行った分解調整の様子を語っています。
「恐怖と狂喜の宴の果てに」
この記事は、「自転車のひとりごと」をテーマとした1月号恒例のエッセイ特集のひとつです。ここでは、自転車が主人(筆者)のトラブルやそれに起因する失敗談を語っています。
「神様のエピソード」
この記事は、「自転車のひとりごと」をテーマとした1月号恒例のエッセイ特集のひとつです。ここでは、サドルが所有者の自身(サドル)へのメンテナンスぶりや、サイクリングに行った時のエピソードを語っています。
「ニューパスハンティング (27)」
この記事は、林道や峠を主体に地図とともに写真を多数掲載して案内するコースガイド企画の連載です。今回は「枯葉の峠と廃村を訪ねて」と題し、阿武隈の三株林道と四時川林道を紹介しています。今回走っているルートは、新幹線とバスを乗り継いで輪行してきた棚倉駅をスタートしてから中里、赤坂、滝ノ平、井出と走ってから三株林道へ入ります。三株林道ではピークをいくつか越えて朝日牧場を通っていったん国道289号線に出ます。ここからさらに四時川林道へ入り、最後は勿来駅へ至る約67kmとなっています。
「私をとらえる 魔物について」
この記事は、「愛好家にとって自転車は魔物のようなものだろう。」の一文で始まる企画で、オーナーにとって、そして読者にとっても魔物といえる自転車を紹介していく連載です。今回は記事の最初に「柔らかな物腰に秘められた力」と題した取材者によるオーナーの人物評があります。次にオーナーが所有するヴェルダンのミキストを取り上げています。記事では自転車との出会いのことや、デザイナーとしての仕事の話などを語っています。あわせて掲載されている、NC誌メカニカルアドバイザー新田眞志氏による解説は「'40年代後半のコンクールデュラルマンに関して」と題して、部品の材質が鉄から軽合金へと移行していく中での軽量車技術コンテストによるロー付け技術の向上について考察しています。
「シュナのコリドーレ・ジャッポネーゼ 」
この記事は、大学卒業後にイタリアへ渡り、アマチュアチームに籍を置いていた砂田弓弦氏による連載です。前年に帰国した筆者は、イタリア滞在中の記録を克明にノートへ残しており、その記録を元に筆者のイタリアでの体験を綴っています。今回は「(5)ホームシック」と題して、自身の身の回りで起きたことを伝えています。筆者は我慢できないほどの歯痛になって歯医者に連れて行ってもらったり、たびたび事故や落車による怪我で病院に運ばれたりと、アクシデント続き。とどめは帰国間近に起こった原因不明の腹痛。この時ばかりはホームシックにかかってしまい、帰国が予定よりも早まってしまったと吐露しています。
「モノディスプレイ」
このコーナーでは、自転車部品や用品などを紹介しています。今月号は、日東ハンドルのトライアスロン向けモデルとしてモデル55にアノダイズド処理した「NTR55」と、テクノミックAのコラム長を延長したステム「NTR60~100」、それに直線タイプのカーボンハンドル「B200カーボン」、セディスの高級タイプチェーン「セディスポーツプロ」、他を取り上げています。
「杉野安の舌万歩計から (4) 食事のマナー」
この記事は杉野安氏による連載で、レース以外の物事にまつわることを話題にしています。今回の話題は食事のマナーで、フランスのレストランでフランス人と食事をしていたら、マナーについて指摘を受けた。日本は英国風のマナーが一般的であるので、フランス人からは奇異にみられる。国際的な会合の場合は、主客のマナーを正式とする等、日本にいるだけではあまり意識しないTPOに合わせた食事マナーについて語っています。
「注目すべき自転車輸送 美濃太田機関区開発センターの試み」
この記事は、輪行制度の不合理さを打開しようとする動きの一つを取材した記事です。この試みでは、今でいうサイクルトレインのような形態で、貨車を改造した専用車に自転車をそのまま固定して運ぶようにしています。これによって、分解組み立てや構内の運搬に車内での取り回しなど、輪行では色々とある不都合や気遣いが不要になるといっています。夏期の日曜日限定等の制約や問題点はあるものの、その試みは注目すべきものであるとしています。
「気になる風景」
この記事は、サイクリングで訪れた場所の地名の由来や、その地域の風習などを綴る随想です。今回は「スローガンの終焉」と題して、多くの人をある方向へ駆り立てる手段について語っています。
「NCサロン」
このコーナーでは、自転車に関する各種の情報や読者投稿などを掲載しています。今回は、「INFORMATION」に、シマノがラヴィクレールと契約したこと、松下電器産業の国際自転車ブランド「パナソニック」が数々の賞を受賞したこと、市川雅敏選手がパールイズミのアドバイザリースタッフになったこと、また書籍「詩集・続競輪論」と冊子「こうすれば楽しく乗れる強くなる」の発刊案内を掲載しています。
「Letter to Editor」には、読者から柳沢峠の白馬側の近況報告が届いています。
1987年1月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「レイダック1000」でした。


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