ニューサイクリング 1987年5月号(No.274)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1987年5月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1987年5月号は、通巻274号です。
この号のカラー口絵は「12th チャレンジロード」「私をとらえる 魔物について」です。
通巻274号の目次をページ順に追うと、
20 旅とエッセイ ニューパスハンティング 展望の良い尾根上のルート 東嶺林道・みよし峠・一本杉峠・大地野峠
30 メカニカル 私をとらえる 魔物について
42 レース シリーズオールドボーイサイクリング 70才のチャレンジロード
48 レース 第12回チャレンジロード
52 旅とエッセイ 北海道 冬紀行
64 レース シュナのコリドーレ・ジャッポネーゼ (9)世界選ロード
74 メカニカル 実戦24吋ホイールマシンの研究レポ
87 モノディスプレイ
88 気になる風景 摩訶不思議
90 レース 市川雅敏のプロロード日記 (1)プロ初レース
94 メカニカル 使ってみたら ユレー・ムルトロニック
98 旅とエッセイ 2回目に越えた峠 (1)胡桃指峠
102 旅とエッセイ 自転車供養 仏になった部品たち
104 NCサロン
109 NC代理部
となっています。
主な記事の内容を以下にご紹介します。
※各ページの題名が目次と異なる場合は、本文の題名を表記しています。
「ニューパスハンティング (31)」
この記事は、林道や峠を主体に地図とともに写真を多数掲載して案内するコースガイド企画の連載です。今回は「展望の良い尾根上のルート」と題し、東嶺林道・みよし峠・一本杉峠・大地野峠を紹介しています。今回走っているルートは、西鹿島駅をスタートして米沢まで走ってから東嶺林道に入ります。林道に入ってからはみよし峠を通り林道の終点になる一本杉峠まで走ります。ここからは熊方面へ向かい県道295号、9号と行って大地野峠隧道をくぐったあと県道390号線、国道151号線と走って東栄駅に至る約41kmとなっています。
「私をとらえる 魔物について」
この記事は、「愛好家にとって自転車は魔物のようなものだろう。」の一文で始まる企画で、オーナーにとって、そして読者にとっても魔物といえる自転車を紹介していく連載です。今回は記事の最初に「シンギング イン ザ レイン」と題した取材者によるオーナーの人物評があります。次にオーナーが所有するペガサスのライトロードスターを取り上げています。記事では、以前に取材を受けた頃のことやアルファロメオに乗っていることやその理由、ライトロードスターをオーダーした経緯などを語っています。あわせて掲載されている、NC誌メカニカルアドバイザー新田眞志氏による解説は「英国流ライトウェイトに関する考察」と題して、ハブギヤに焦点をあてて軽量化やメリットについて述べています。
「シリーズ オールドボーイサイクリング 70歳のチャレンジロード」
この記事は、高年齢層の自転車スポーツはどうあるべきか、という視点で企画された前年9月号から続く特集です。今回は、70歳でチャレンジロードを走った方のインタビューを中心に50歳以上クラスに出場した数人の方からのコメントを取って、そのスポーツ心を探っています。
「第2回 チャレンジサイクルロードレース大会」
この記事は、3月に日本サイクルスポーツセンターで開催されたチャレンジサイクルロードレースのレポートと、各クラス上位10名の結果を掲載しています。
※本文タイトルは開催回数が「第2回」となっていますが、正しくは目次の通り「第12回」です。
「北海道 冬紀行」
この記事は、2月から3月にオホーツク沿いを走った筆者によるサイクリング紀行です。筆者は、サロマ湖近くの遠軽駅まで輪行してサイクリングを開始します。まずはサロマ湖へ行って5泊しながら、クロスカントリースキーやパラセーリングを楽しみます。次に向かった紋別では、ゲレンデスキーなどをした後に枝々幸へ向かいます。宿に到着後は吹雪になり、翌日も吹雪くようであればゆっくりするつもりでしたが、翌朝は快晴となります。次の目的地は、浜頓別です。サロマで出会った女の子が浜頓別のユースホステルに泊まるということを知ったので、ここで2泊します。吹雪となった出発日は、クッチャロ湖をポタリングした後、浜頓別の民宿に泊まります。翌日は雪が降っていたものの宗谷を目指し、夕暮れ迫る頃に最北端の地にたどり着きます。最後はサロベツ原野を走り、幌延町で北海道の旅を終えています。
「シュナのコリドーレ・ジャッポネーゼ 」
この記事は、大学卒業後にイタリアへ渡り、アマチュアチームに籍を置いていた砂田弓弦氏による連載です。前年に帰国した筆者は、イタリア滞在中の記録を克明にノートへ残しており、その記録を元に筆者のイタリアでの体験を綴っています。今回は「(9) 世界選手権ロード」と題し、世界選手権'85年大会のプロチームロード、アマチュアロードのレースをレポートしています。
「実験 24吋ホイールマシンは第2世代のレーサーになれるか」
この記事は、当時オリンピックにも登場して注目されていた前後24インチホイールを採用したロードレーサーを、レベルの松田自転車工場がその可能性について行った実験的な取り組みを取材したものです。実験は伊豆CSCで行われ、平地、登坂、登坂・下降の3パターンに分けて行い、それぞれのパターンを複数のライダーがテストを実施して、そのインプレッションを述べています。個別の感想はまちまちですが、総じては登りでの軽さや、製作にあたっては24インチホイールに合わせたフレーム設計が必要であることが挙げられています。
「モノディスプレイ」
このコーナーでは、自転車部品や用品などを紹介しています。今月号は、アマンダの24インチタイヤとディスクホイール、アラヤの700Cリム「CT-19」、三ツ星のコードにケブラーとコットンを使ったタイヤ「トリムラインCV」、サンシンの特殊ハブ「ナローハブ」「プロトレーニング」「ホイールチェアハブHE-10AS」、ユーレーのレバー「新ジュビリー」「MA-83」、サンプレの1本締めピラー「SLJピラー」、マファックのブレーキレバー「プロレバー」、ストロングライトのペダル「PR300」、日東のステム「MT-50」とハンドル「RB003AA」、三ヶ島のナイロンストラップ「MS-200」、他を取り上げています。
「気になる風景」
この記事は、サイクリングで訪れた場所の地名の由来や、その地域の風習などを綴る随想です。今回は「摩訶不思議」と題して、繭型の石について語っています。
「市川雅敏のプロロード日記(1) プロ初レース」
この記事は、プロとして活動を始めた市川選手からの現地レポートです。今回はプロとして初めてとなるレース、2月に出場した4レースの結果を伝えています。他にも、春先のレースに対するプロの考え方とその走り方や、ステージレースの食事についての解説。また、パールイズミの開発アドバイザーを務めているので、ウエアの今後のトレンド予想について触れています。
「使ってみたら ユレームルトロニック」
この記事は、新製品のレビューです。今回はユーレーが出したサイクルコンピューターを取り上げています。「ムルトロニック」という名の製品で、マグネットで車輪の回転を検知して積算、トリップ、速度の3モードを液晶画面に表示します。インプレッションは、ムルトロニックの使い勝手とともに、アボセットとの比較をしてその違いや長所短所を挙げています。
「2回目に越えた峠(1) 胡桃指峠」
この記事は、サイクリングを題材としたエッセイです。今回は、埼玉の峠を越える中で「すんなりとはいかぬ」というあたりを並べ立てるという趣向で綴っています。
「自転車供養 仏になった部品たち」
この記事は、伊那CCメンバーの筆者によるクラブ主催で行われた自転車供養の紹介です。伊那市内のお寺で行われた供養では、本堂で部品名やエピソードを書いた荷札を部品に付けて祭壇に供え、参列者全員で合唱と読経を行いました。供養の後は精進落としで豚汁とワイン、具が無くなったら豚汁にうどんを入れて締め。最後はクラブランを行って行事を終わっています。
「NCサロン」
このコーナーでは、自転車に関する各種の情報や読者投稿などを掲載しています。今回は、「INFORMATION」に「第4回シマノ・グリーンピアロードレース」「第4回シマノ・グリーンピア国際ロードレース」の開催案内と、霧降高原にオープンしたサイクリストがオーナーのペンションの紹介を掲載しています。
「林道情報」には、西沢渓谷から焼山峠を抜ける林鉄軌道跡の林道と、房総の高宕林道でがけ崩れがあった情報が寄せられています。
他にはNCTCの前田安雄氏が製作した木製フレームの自転車が、東急ハンズの主催する「ハンズ大賞」に入選したとのニュースが掲載されています。
「NC代理部」
このコーナーは、ベロ出版で取り扱っている商品の紹介ページです。今回は、NCオリジナルボトル&ケージとTシャツ、NC合本用ファイル、自転車実用便覧、日本工業規格(自転車編)等を紹介しています。
1987年5月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「レイダック1000」でした。


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