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サクリファイス

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 本日の1冊 今回は自転車レースを題材にしたフィクション「サクリファイス」を取り上げます。 同書は、「サイクルロードレースの世界を舞台に描く、青春ミステリ」と紹介されています。 主人公は陸上の世界からサイクルロードレースの世界に転身し、チーム内でもめきめきと頭角を現し始めたアシスト役の新人選手。アシストとしての役割に徹する主人公、そしてアシストを受けて勝利を目指すエース。サイクルロードレース入門者の方は、これを読めばテレビを見ているだけでは判らなかった、チームとしてのレースの戦い方、アシストやエースの役割や心情等を知ることができると思います。 そして、物語はチーム内で過去に起こった事故とドーピング問題が絡み合いミステリアスな展開を見せていきます。選手たちは何を犠牲にしていったのか、そして、結末は予想もしない方向へ。 「サクリファイス」は、サイクルロードレースを舞台としたミステリーです。よって、レース中の描写よりも、ミステリーとしての謎解きに集中して読んでいくとより楽しめる1冊だと思います。

十代の夢

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 本日の1冊 今回はアメリカ大陸を自転車で旅した「十代の夢」を取り上げます。 「十代の夢」は、当時大学生であった著者が、夏休みを利用してアメリカ大陸をニューヨークからロサンゼルスまでの自転車旅を綴った1冊です。 高校生の夏休み、著者は名古屋から東京までの自転車旅行を経験します。その経験から大学生になったらアメリカを走るという夢を抱くようになったそうです。そして、その夢を実現させます。 同書では旅の道中が描かれているわけですが、自転車で走れる道が幹線道路の途中で無くなってしまう、町と町の間がとても離れているが故の飲食確保の大変さなど、クルマ社会のアメリカならではの苦労話がたびたび登場してきます。宿泊はほとんどがモーテルのようですが、泊る町はニューヨークやロサンゼルスは別にして、日本にいてはほとんど情報が無いような街です。普段日本にいては想像できないようなアメリカの田舎の実態も伝わってきます。 「十代の夢」は、若くなければできないようなある意味での冒険旅行といえる自転車ツーリングを知ることができる1冊だといえると思います。

自動車「進化」の軌跡

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 本日の1冊 今回は「自動車「進化」の軌跡」を取り上げます。 同書は、自動車の歴史を技術の進歩という面からとらえた1冊で、1999年に発行されています。 自動車の歴史は蒸気自動車から始まっていますが、第1章「自動車の誕生」ではその前史として蒸気エンジンの発明から述べられています。その後は蒸気自動車の誕生、ガソリン自動車の登場と続きます。 第2章以降は「FR方式の確立」「再びRR車の台頭と衰退」「FF車の誕生と発展」「4WD車の誕生と発展」と各駆動方式との関連性に触れながら進められています。 「自動車「進化」の軌跡」は図版もふんだんに用いられています。ただし、登場する写真は所謂クラシックカーがほとんどで現代のクルマはほとんど登場しません。という点から、同書は自動車の誕生から現代に繋がる技術的礎が確立してくるまでの技術発達史が網羅されていると考えるのが良いと思います。 また、同書の前書きで著者は「本著は参考書としてではなく、読み物として読んで頂くことを期待しています。」と記しています。したがって、あまり難しく考えずに、クルマの技術発達の歴史物語というとらえ方で読まれるのが、最も楽しく読み進められるのではないでしょうか。

請等一下!ツール・ド・中国

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 本日の1冊 今回は中国大陸縦断の記録「請等一下!ツール・ド・中国」を取り上げます。 同書に書かれているのは、1983年から2002年まで20年21回にわたり、訪中団として中国を訪れ、各地をサイクリングしてきた記録です。 訪中団という事でソロツーリングではなく、毎回10名程度から数十名程度、1日当たりの走行距離も長いという事からロードレーサーを使用しての集団走行のようです。 著者は、1972年の日中国交正常化から間もない頃から中国走破の思いを巡らせはじめ、そして友好訪中団という形で中国大陸サイクリングを実現していったそうです。 サイクリングの形態は集団走行。訪中団ということで公安(中国の警察)の先導やサポートカーの伴走等、ソロツーリングとは大分趣が違いますが、日程の関係で1日の走行距離が長いことと当時の道路状況がまだ整備が十分ではなかったことが相まってなかなかにハードなサイクリングとなったようです。また、食を含めた文化の違いについても多く触れられています。 「請等一下!ツール・ド・中国」は2004年の発行と少し前のものです。しかしながら、中国サイクリングについては20年間で各地を延べ2万キロ以上走った記録ですので、中国のサイクリング事情を知るには良い書だと思います。

THE MG FILE

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 本日の1冊 今回は「THE MG FILE」を取り上げます。 同書は2001年に発行されたMGの歴代モデルを紹介した1冊です。 MGはMorris Garagesの略とされているイギリス発祥の自動車ブランドです。発祥年は諸説ありますが、1920年代前半のようです。 「THE MG FILE」では、最初に紹介しているモデルを1922年としています。ロードスターとサルーンの2車種で、こちらのモデルのみ写真が無くイラストでの掲載となっています。また、車名もスポーツ・モリスとしています。 最近の定説では、1923年以降の年がMGブランド発祥とされているようですので、1922年モデルは、モーリス・ガレージからMGへの過渡期のモデルとしての紹介となっているのでしょう。 海外の歴史、特に戦前のものとなると日本には資料が非常に少ないと思います。クルマに関しても、海外ブランドの歴史を紐解いていくには、同書のような洋書が良い資料となるのではないかと思います。

THE RENAULT FILE

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 本日の1冊 今回は「THE RENAULT FILE」を取り上げます。 同書は1998年に発行され、1898年のルノー創業時からの歴代車種が紹介されています。 市販車は年代を追って紹介されているとともに、ルノーはモータースポーツにも深く関わりを持ってきているメーカーですので、レースカーも各カテゴリーのマシンが掲載されています。 ルノーは日産自動車を傘下に収め、過去には日野がルノー車をノックダウン生産する等、日本との関わりが深いメーカーでもあります。 ルノーは創業から100年以上のメーカーであり、日本に輸入販売している以上の様々な車種を生産しています。海外メーカーの情報は日本語の書籍ではなかなか得られない点も多いと思いますが、その点洋書であれば貴重な写真や資料に触れることができる可能性も高くなります。「THE RENAULT FILE」は、ルノーファンにとって、またルノーの歴史に興味のある方にとっては揃えておきたい1冊ではないでしょうか。

THE VAUXHALL FILE

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 本日の1冊 今回は「THE VAUXHALL FILE」を取り上げます。 同書は1999年に発行された、ボクスホールの歴代車種を年代順に紹介した書籍です。ボクスホールは日本ではあまりなじみのない名ですが、当初機械メーカーとして創業した同社が1903年から自動車製造を開始。1925年にGM系列に入るなどしていますが、ブランドとしては歴史のあるメーカーです。 後年は、日本でもなじみのある同じGM傘下のオペルのバッジエンジニアリング的メーカーとなったようですが、初期はボクスホール開発によるオリジナルモデルを生産していました。 「THE VAUXHALL FILE」は、日本ではなかなか入手しにくいと思われるボクスホールの歴史と歴代車種の情報を得ることができます。 各国メーカーや自動車の歴史に興味のある方には良い資料になると思います。

やった。

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 本日の1冊 今回は、世界1周自転車旅の記録を綴った「やった。」を取り上げます。 著者はサラリーマンでありながら、4年3か月もの有給休暇を取得して世界1周55,000kmを走破してきました。 1995年9月にイギリスから始まった旅は、ヨーロッパ、アフリカ、中近東、東南アジア、北アメリカ、南アメリカの43か国を巡っています。 自転車による世界1周というと貧乏旅行というイメージがありますが、著者は旅行中の給料を保証され、かつスポンサーを得ての実行でした。スポンサーシップの関係か、道中では写真が多く撮られていたようです。その為、同書には各国で撮影した写真がカラーで多く掲載されています。内容自体も走行中の出来事よりも各国毎の出会った人々や出来事、そしてサイクリストのことが中心となっています。 「やった。」は自転車で走った経験談というよりは、世界を旅して出会った人や事を知ることができる、その旅の主な移動手段が自転車であったと捉えることができると思います。

自転車漂流講座

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 本日の1冊 今回は「自転車漂流講座」を取り上げます。 同書の著者は、1981年からおよそ6年の歳月をかけて世界1周約65,000kmのサイクリングを経験しています。というと、その世界1周の旅の話が書かれているのかと思われますが、そうではありません。 題名に「講座」とあるように、著者の経験に基づく本格的な長距離サイクリングの指南書といった内容となっています。 パート1では「旅に出て走ろう」と題してサイクリングにおける距離・地形・ペース等について触れています。パート2の「本格派サイクリングの準備」では、用意すべき装備や荷物の積み方等が書かれています。パート3は「野宿の旅」とあるように、キャンプ・自炊を前提とした話になっています。やはり、長距離サイクリングというものは、グランドツアーという訳にはいかないものなのでしょうね。 パート4「サイクリング・ツアーの敵」パート5「サイクリング・ハプニング」では、著者が出会った様々な困難やそれに対する対応等が語られています。 本格的な長距離サイクルツーリングに関する旅行記的書籍は色々と出ていると思いますが、同書のような旅行にまつわるサイドストーリー的な書は珍しいのではないかと思います。 旅行記も読んでいて楽しいものですが、たまには楽屋裏を除くようなサイドストーリーを読んでみるのもよいのではないかと思います。

NSXプロモーションビデオ

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 本日の1品 今回は書籍ではなくビデオを取り上げます。モノはホンダNSXのプロモーションビデオです。 パッケージはフィルムがかかったままの未開封ですので中は確認できていませんが、時代とパッケージの大きさから媒体はVHSビデオだと思われます。写真のモデルのボディカラーがイモラオレンジのようですので、マイナーチェンジ後の3.2リッターモデルのものでしょう。 未開封品ですので、内容物や付属資料の有無等はわかりませんが、パッケージの裏には非売品と表記されていますのでかなりレアな品ではないかと思われます。 NSXオーナーやNSX関連品コレクターにとっては、見逃せない品ではないかと思います。

RZ50取扱説明書

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 本日の1冊 今回は2輪の資料といえる「RZ50取扱説明書」を取り上げます。 こちらは新車購入時に付属してくる説明書です。中の写真と裏表紙に印刷された番号「810501」からRZ50がデビューした1981年の初期モデルのものと思われます。 説明書は全30ページで、内容は「ご使用の前に」「名称と操作」「運転の操作」「点検と整備」「安全運転のために」「仕様諸元」「電装配線図」となっています。 この説明書、RZ50の取り扱い説明が書かれているのはごく当たり前ですが、電装配線図も掲載されているのは興味深いですね。当時はDIYで電装をいじることを前提としていたのでしょうか。 発売から40年以上経過しているモデルの取扱説明書、特に最初期モデルのものとなるとなるとかなり少ないと思います。 旧車でRZ50初期型を手に入れたが、関連資料が無いという方には是非とも揃えていただきたい資料のひとつです。

カタログで見る日本車なつかし物語。

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 本日の1冊 今回はクルマ関連の書籍「カタログで見る日本車なつかし物語。」を取り上げます。 題名からすると、同書はカタログを中心にクルマの歴史を追っていくような内容を想像しますが、カタログ自体はあまり登場しません。全編で50台のクルマが登場しますが、その1台1台についてご隠居と若者が掛け合いをしていく、落語風の文体でまとめられています。その中で、それぞれのクルマやそのクルマが作られていた時代背景を二人がやり取りしながら歴史にも触れていくといった内容になっています。 登場するクルマも乗用車や軽自動車だけではなく、軽三輪、オート三輪、バス、トラック、そして電気自動車まで登場してきます。車種は、よく知られている車種もありますが、著者によるとマイナーな車種を中心にしているとのことです。 「カタログで見る日本車なつかし物語。」は、日本車の歴史書であり資料集であると謳っています。愛好家にとってはマイナーなクルマに関する貴重な資料として書棚に並べておきたい1冊といえるのではないでしょうか。

デュラエースカタログ

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 本日の1冊 今回取り上げるのは初代デュラエースのカタログです。 初期のデュラエースリア変速機は、まだ「クレーン」という名前となっていました。 同カタログは全40ページで、ロード・アンサンブル、トラック・アンサンブル、専用工具、専用工具の使い方、アッセンブリングマニュアルで構成されています。 ロード、トラックのアンサンブルは各パーツのカラー写真、分解図、部品一覧表が掲載されています。 アッセンブリングマニュアルは、主としてオーダーサイクルのアッセンブリングを想定して必要な知識を体系化・図表化しているとのことです。 クラシックパーツは、その情報の少なさから、どのパーツの組み合わせが時代的な整合が取れるのか不明なこともよくあります。不十分な情報で部品集めをした結果、時代的な整合がちぐはぐな部品構成でアッセンブルしてしまうといった失敗をしてしまうことも少なくないと思います。 このカタログがあれば、組付けも含めたデュラエースのパーツ選びを迷うことなくできる参考資料となることでしょう。

自転車用語コレクション

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 本日の1冊 今回取り上げるのは、ニューサイクリング1983年8月増刊号「自転車用語コレクション」です。 NC誌通巻225号となる同書は、用語コレクションと謳っていますが、わかりやすく言えば用語辞書です。 自転車用語辞書といった類の書籍は現在も時折見かけますが、同書は1983年に発行されていますので、その時点での情報が掲載されています。用語関係は現在のものとあまり変わらないと思いますが、同書で興味深いのはブランド名や商品名についてです。当然ですが、1983年時点では存在していたが現在は消滅してしまっており、最近発行されたムック本などでは掲載されていない情報も網羅されていることです。また、ブランドやショップに関する項目では、店名と住所が掲載されています。現存するブランドやショップでも、1983年当時は別の場所に店があった等といった情報が同書では確認することができます。 インターネットが登場する前に消えてしまった、また移転等をしているショップ等の情報は同書のような書籍がないと得ることができないことも多いのではないかと思います。 自転車に関する歴史変遷的な情報を得るにも、同書は貴重な資料とすることができる1冊ではないでしょうか。

実践自転車旅行

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 本日の1冊 今回取り上げるのは、1978年に発行された「実践自転車旅行」です。 著者は、植原郭さん。植原さんは、サイクルショップ「シクロサロン」オーナーであり、港サイクリングクラブの会長も務めるサイクリストでもあります。 構成は、第1章「自転車の魅力」第2章「自転車のメカニズム」第3章「自転車のテクニック」第4章「実践自転車旅行」となっています。 第1章では自転車の魅力やサイクリングの定義や分類、その歴史等が述べられています。第2章では、フレームの設計や部品構成、メンテナンス等に関することが書かれています。第3章のテクニックは、自転車の乗車姿勢と乗車技術、加えて交通法規についてとなっています。最後の第4章は、サイクリングの実践という事で、著者他によるサイクリング紀行文が12本掲載されています。 現在でもサイクリングに関するノウハウ本は出ていますが、1970年代当時のノウハウは現在と違った面もあると思います。例えば、同書では応急修理技術としてチューブラータイヤのパンク修理についての記述があります。 クロモリフレームにダブルレバーでの変速、といったようなクラシックスタイルの自転車でサイクリングをしたいと思っているサイクリストには、同書のような本で知識を身に着けていただきたいと思います。

S

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 本日の1冊 今回取り上げるのは写真集「S」です。 この写真集の著者は、フォトグラファーの和田やずか氏。ツールドフランス出場チーム「エウスカルテル・エウスカディ」に密着取材したものです。この写真集は、エウスカルテルを追った写真集「R」「F」に続く第三集となるもので、2010年に発行されました。 今回のテーマは「モノクロ」のようで、写真は全てモノクロとなっています。 レース期間中のレースシーンやオフタイム、選手・スタッフを追った構成は前作同様です。写真のキャプションなどが一切ないのも同様で、写真そのものを楽しむ、またそこから何かを感じ取っていただければという著者のメッセージではないでしょうか。

f

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 本日の1冊 今回取り上げるのは写真集「f」です。 この写真集の著者は、フォトグラファーの和田やずか氏。ツールドフランス出場チーム「エウスカルテル・エウスカディ」に密着取材したもので、2009年に発行されました。 内容は、「温かみと柔らかいタッチ」をテーマとしているそうです。 レース中やオフタイム、選手・スタッフを追ったカラー写真で構成されている本文には説明書きなどは一切ありません。写真からそのテーマを感じ取っていただければと思います。

RX-7 新型車の紹介

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 本日の1冊 今回は、SAVANNA RX-7の「新型車の紹介」を取り上げます。 同書は、FC3S系RX-7の技術情報が掲載されています。その内容は前モデルからの変更点や機構の概説が中心で、サービスマニュアルのような専門的なものよりは、取扱説明書よりもやや専門的にかつ詳細に解説しているといった印象のものです。奥付には実費として価格が掲載されていますので、一般にも販売されていたものと思われます。 同書は、エンジン、潤滑・冷却、駆動系、懸架・制動・操舵系、ボデー、電装等について記述されています。その他に、関連書として整備書、エンジン整備書、電気配線図等が紹介されています。1冊ではなく、複数冊でFC3S型に関する情報が網羅されているようです。 「新型車の紹介」は、技術的内容に関する資料ですが専門的過ぎず、メカに興味のある一般ユーザーでも興味深く読むことができる1冊に仕上がっているのではないかと思います。

スカイライン サービス周報

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 本日の1冊 今回は、日産スカイラインの「サービス周報」を取り上げます。 同書は、R32型スカイラインに関する技術的な情報が掲載されています。内容は、車両概要、エンジン、シャシー、ボデー、ボデー電装となっております。 R32といえば、GT-R復活の型式ですが、残念ながらこちらの周報にはGT-Rに関する情報は掲載されていません。 サービス周報は、一般には入手できないと思われている方が多いと思います。しかし、同書の奥付を見ると、日産の販売店を通して購入できると案内されています。内容的にはかなり専門的なものですから、一般ユーザーというよりは整備工場等、ディーラー以外の整備関係者向けた案内なのではなかったかと思います。とはいえ、一般ユーザーも購入可能なものだったでしょう。 サービス周報は、専門家向けの資料だとは思いますが、旧車ファン、特にオーナーにとっては持っていたい1冊ではないかと思います。

自転車のある風景 カサブランカからニューヨークまで

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  本日の1冊 今回取り上げるのは写真集「自転車のある風景 カサブランカからニューヨークまで」です。 同書は、2002年4月初版発行です。1999年に発売された第一集に続く第二集となります。撮影は、アフリカから中東、中国、ベトナム、そしてアメリカとなっています。 写真は前作同様のモノクロによるスナップフォトです。前作と少し違うのは、国別の構成になっていることと、写真とともに撮影年月と撮影地が記載されていることです。 この写真集は、普段の何気ない自転車風景によって構成されています。その為、観光写真と違ったそれぞれの国の中で自転車がどのようにかかわっているのか、いってみれば自転車文化を垣間見ることができる1冊となっているのではないかと思います。