ニューサイクリング 1982年1月号(No.208)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1982年1月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1982年1月号は、通巻208号です。
カラーの口絵は、「SNOW WATCHING」です。
208号の目次をページ順に追うと、
20 新春エッセイ 私の自転車
50 女子大生のクラブライフ
62 アトリエ訪問 土屋製作所
68 アメリカ製のコンピューターメーターを使う
74 製品メモ
78 私の自転車自分史(5)
84 チロル アルプスを行く
94 ガイド紀行 西会津
102 林道大河内線・大杉線
110 林道情報
114 晩秋の北山
116 武蔵野女子大学CC OGラン
122 百足
124 閑談閑話 登り
126 クラブラリー
134 LETTER TO EDITOR
となっています。
主な記事を以下にご紹介します。
「新春エッセイ 私の自転車」は、毎年恒例となっている1月号のエッセイ特集です。この年のテーマは「私の自転車」。掲載されているエッセイ8編の題をご紹介すると、「ショートホイールベースにあくまでこだわる」「より楽に速く走れる特権が生かせる都会の自転車」「自分なりのツーリングに適する機能を優先」「ルネルスは私の体質に合わない」「私の自転車モロモロのはなし」「セピア色の42Bへの思い入れ」「説明にもならない説明」「消耗の激しいクロスの車」です。
※目次と本文は、掲載順と一部の題名が違っております。
「女子大生のクラブライフ」は、当時の女子大生サイクリングの現状報告を目的に「武蔵大学」「実践女子大学」「大妻女子大学」「横浜国立大学」のクラブ・同好会を取材した記事です。
「アトリエ訪問」は、オーダーメイドフレームを製作する工房を紹介する連載コーナーです。今回は「日本のレーサー作りの歴史」と題して「土屋製作所」を訪問しています。
「アメリカ製のコンピューターメーターを使う」は、アメリカから取り寄せた「ペーサー2000(H)」というサイクルコンピュータのテストレポートです。
「製品MEMO」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、加島サドルの「カシマックスサドルVOCO」、日東ハンドルの「B-110」、セラロイヤルの「ロイヤルCXエアロサドル」、SWオリジナルの「バッグサポーター」「オリジナルアウター受け」等を紹介しています。
「私の自転車自分史」は、今井編集長による「自転車に憑かれた男の遍歴」と副題を付けた編集長自身の歴史を語る連載です。今回は「武井武雄さんのこと」と題し、前回登場した、デザインを依頼した武井武雄さんのことと、ノートンサイクリングクラブのペナントを紹介しています。
「チロル アルプスを行く」は、オーストリア・チロル地方へ走りに行った海外サイクリング紀行の連載です。第1回目となる今回は、チロル行きを決めた経緯と、ドイツ経由でオーストリア・チロルを走り、いったんイタリアへ入るところまでです。
「西会津」は、昔の木地師たちの踏跡を追って廃道化してしまった道を辿って狭間峠を越えたガイド紀行です。
「林道大河内線・大杉線」は、「林道あ・ら・かると」と称するコースガイドの連載です。この企画では、文章と地図の他にも、コマ地図や写真もふんだんに使ってコースを案内しています。今回は「紀伊の山なみを越えて」と題して、三重の林道大河内線・大杉線の熊野灘から大台ヶ原の一角を目指す山岳ルートを紹介しています。
「林道情報」は、直近で実走してきた読者の投稿による、各地の林道情報です。今回は、「台風一過の信州の林道」と題して花川原峠越えルート、大河原峠越えの大石川林道について。そして、野洲原林道、猪笹林道についての情報が掲載されています。
「晩秋の北山」は、京都の洞峠へ向かった時の様子を写真と文で伝えるサイクリングレポートです。
「武蔵野女子大学CC OGラン」は、現役生がOGとの交流を深め、OGたちにサイクリングを続けてもらいたいと企画したイベントのフォトレポートです。
「百足」は、京都からの帰りの車中で思い立った江州サイクリング。近江を走ってほっとしてみた風景から、御上神社の神の実態が百足であったという話等へつながるサイクリング随想です。
「閑談閑話」は1981年9月号から始まった、今井編集長の執筆による連載です。今回は「登り」と題して、サイクルツーリングにおける坂を上がることに対する個人的な思いを綴っています。
「クラブラリー」は、「サイクリングクラブ連絡協議会」による「第12回クラブラリー」のイベントレポートです。
「LETTER TO EDITOR」は、編集部に寄せられた読者からの投稿を紹介するコーナーです。今回は「ダイナモコードの完全内蔵」「走り回ってます」の2題が掲載されています。
1982年1月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「ユーラシア」でした。
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