ニューサイクリング 1982年4月号(No.211)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1982年4月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1982年4月号は、通巻211号です。
カラーの口絵は、「春だより」です。
211号の目次をページ順に追うと、
20 女性サイクリストの問題点
30 大学にみる女性サイクリスト今昔
32 私と自転車の一部始終
38 冬能登
48 四国を半分
54 真木林道
58 アトリエ訪問 今野製作所
64 新着したカンパニョーロのフリーホイールを分解する
68 製品メモ
72 ワイルダム
76 オーダーメイド議論(吊しオーダーの問題点)
78 私の「自転車自分史」
80 大正10年前後の自転車 国産ピアス(丸石自転車製)
86 ラ・ミロンガ
88 閑談閑話 ブルべ(BREVET)
90 太平洋を眼下に見おろす三宅島の雄山環状林道
98 林道あ・ら・かると実走レポート
104 小川山林道から萱ダワ越え
106 西上州の峠
112 クラブモデルとは?
116 Letter to Editor
となっています。
主な記事を以下にご紹介します。
「女性サイクリストの問題点」は、大学サイクリング部OBによる、女性サイクリスト、特に新入生のビギナーに多く見られる事故と、その原因及び対策などをまとめたレポートを紹介しています。
「大学にみる女性サイクリスト今昔」は、25周年をむかえた立教大学サイクリスツ・ツーリングクラブ(RCTC)の記念イベントとして開かれた「RCTCの女性部員達」と題した座談会の取材記事です。
「私と自転車の一部始終」は、小学生の低学年以来自転車を乗ることが無かったが、25歳にしてロードレーサーに乗り始めた筆者がことの顛末を綴っています。
「冬能登」は、12月の終わりに能登を訪れ、羽咋から輪島、そしてその先へと走ったサイクリング紀行です。
「四国を半分」は、年末年始にかけて三人で高知・愛媛の両県を走ったサイクリング紀行の二回連載です。前編となる今回は、輪行で高知の須崎まで移動した後に後発の一人と合流し、足摺岬あたりまで走っています。
「真木林道」は、林道の北斜面の地道を富士の見える峠までを登っていく道すがら撮ったフォトエッセイです。
「アトリエ訪問」は、オーダーメイドフレームを製作する工房を紹介する連載コーナーです。今回は「主はケルビムに乗って飛び、風の翼を持って駆けり」と題して「今野製作所」を訪問しています。
「新着したカンパニョーロのフリーホイールを分解する」は、当時まだ市場に出回っていなかった、カンパニョーロの木製トランクに専用工具とともに収められたフリーホイールセットのフリーを分解したレポートです。
「製品MEMO」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、アマンダのカニレバーとスライドピラー、石渡のニュータイプラグ三点とハンガー、チネリのラグとステイ小物・エアロブリッジ、サムソンのオリジナルロストラグ、CLBのブレーキレバー「スーパープロフィール」等を紹介しています。
「ワイルダム」は、ブリヂストンサイクルが発表したWILDOMと、キャリング・パッキング・クロージング・キャンピングシステムの四つの製品群の一部を紹介しています。
「オーダーメイド議論(吊しオーダーの問題点)」は、オーダーフレームに対する意見のひとつとして既製品フレームの寸法・角度の問題点について言及しています。
「私の「自転車自分史」」は、今井編集長による「自転車に憑かれた男の遍歴」と副題を付けた編集長自身の歴史を語る連載です。今回は自身にとって二台目となるスポーツ車の構想について綴っています。
「大正10年前後の自転車 国産ピアス(丸石自転車製)」は、宮城県で発見された自転車の全体と細部を写真で紹介しています。
「ラ・ミロンガ」は、筆者のサイクリングとコーヒーとコーヒー店への想いを綴ったツーリング随想です。
「閑談閑話」は1981年9月号から始まった、今井編集長の執筆による連載です。今回は「ブルべ(BREVET)」と題して、当時のフランスで盛んだったサイクリングイベントを紹介しています。
「太平洋を眼下に見おろす三宅島の雄山環状林道」は、「林道あ・ら・かると」と称するコースガイドの連載です。この企画では、文章と地図の他にも、コマ地図や写真もふんだんに使ってコースを案内しています。今回は「黒潮踊る太平洋を常に見おろす鉢巻道」と題して、三宅島の林道を紹介しています。
「林道あ・ら・かると実走レポート」は、「林道あ・ら・かると」で紹介されたルートを追跡踏査した報告が掲載されたクラブの会誌から抜粋したレポート記事です。
「小川山林道から萱ダワ越え」は、1981年7月号に掲載された「林道あ・ら・かると」を参考にその周辺のコースを走って来たツーリングレポートです。
「西上州の峠」は、元日からの3日間を使って西上州の幾つかの峠を越えきたツーリングレポートです。
「クラブモデルとは?」は、読者からの質問に答えるQ&Aのコーナーです。今回はクラブモデルという車種について、車種の定義や仕様等について今井編集長が回答しています。
「LETTER TO EDITOR」は、編集部に寄せられた読者からの投稿を紹介するコーナーです。今回は「都内を走る毎日サイクリスト」「志賀直哉の『自転車』」「日本自転車史研究会」「専門用語の解説を」が掲載されています。
1982年4月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「アトランティス」でした。
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