ニューサイクリング 1971年2月号(No.76)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1971年2月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1971年2月号は、通巻76号です。
この号の表紙は「モデル・カ― ツールの映画班」です。
通巻76号の目次をページ順に追うと、
グラビア '71 NEW YEAR CARDS COLLECTION
特集 フーリングあくしでんとこれくしょん
11 特集 ダウンチューブパックリ割れること
14 特集 ホークブレードポッキリ折れること
17 特集 わけがわからずモロに転倒すること
18 特集 ホークエンドスッポリ抜けることほび車輪くの字に曲ること
26 特集 横着をして大腿骨複雑骨折になること
29 読者の集い案内
30 フイチュア サイクルラリーの運営と実際
46 メカニズム やさしいメンテナンス ペダルの分解と組立・手入
50 エッセイ まとまらない話
54 フイチュア サイクリング協会とサイクリスト
60 パニアバッグ
66 代理部だより
67 交換案内
68 編集室から
となっています。
主な記事の内容を以下にご紹介します。
※各ページの題名が目次と異なる場合は、本文の題名を表記しています。
「ダウンチューブパックリ割れること」
この記事は「ツーリングアクシデントコレクション」と銘打った、今月の特集の一つです。筆者はヤビツ峠越えのサイクリングに出かけた時に、デイバイデイのダウンチューブが割れてしまうアクシデントに遭いました。その時は手近にあるもので応急修理をして無事に帰ってくることができました。文中では、その応急修理について詳しく書いているとともに、このアクシデントのきっかけとなる出来事があったと、そのエピソードも紹介しています。
「ホークブレードポッキリ折れること」
この記事は「ツーリングアクシデントコレクション」と銘打った、今月の特集の一つです。筆者はクラブメンバーと下北方面へ出かけた際、メンバーのひとりの自転車がいやにふらふらしているのを見て自分の自転車と取り換えてみました。すると、当時の溶接管で作られたフロントフォークのパイプがポキリと折れてしまいました。そこで、椿の根を加工してフォーク内部に入れる修理を行ったエピソードを紹介しています。
「わけがわからずモロに転倒すること」
この記事は「ツーリングアクシデントコレクション」と銘打った、今月の特集の一つです。筆者は北海道へツーリングに出た際、突然に前の車輪が外れて転倒しました。ここではそこへ至るまでの顛末を綴っています。
「ホークエンドがスッポリ抜けること 及び車体くの字になること」
この記事は「ツーリングアクシデントコレクション」と銘打った、今月の特集の一つです。ここでは筆者の所属するクラブのツーリングで出かけた時に出会ったアクシデントのエピソードをいくつか紹介しています。
「横着して大腿骨複雑骨折になること」
この記事は「ツーリングアクシデントコレクション」と銘打った、今月の特集の一つで今井編集長のアクシデント体験談です。筆者は7年前、伊勢のツーリングに仲間とともに出かけました。その最終日、それもあと1時間も乗れば終わりというところにきて気の緩みからか転倒を喫してしまいます。そして運の悪いことに岩の上に落ちてしまい、結果として大腿骨を骨折し、3か月の入院を余儀なくされたことの顛末を綴っています。
「春山スキーとサイクリングを楽しむニューサイクリング読者の集い」
これは、サイクル出版社の主催で5月に志賀高原で開催するイベントの案内です。
「みんなで楽しめるサイクルラリーの実際と運営」
この記事は立教大学サイクリスツツーリングクラブのラリー実行委員会による、サイクリングの多様性を探る試みについてのレポートです。ここでは前号に引き続いて委員会が実施したサイクルラリーについて、前半ではその意図やラリーの概要と準備から実施までを紹介しています。そして後半では、法政と立教の合同ランの際に行われたサイクルラリーの実施レポートおよび今回の問題点と今後の展望について綴っています。
「スポーツ車の調整と修理と手入れのはなし 6」
この記事は編集部の今井千束氏が、初歩的な段階から一通りいじれるようになるまでのスポーツ車のメンテナンスについて解説しています。今回は「トランスミッション2」と題して、ペダルの分解・手入れ・組立と調整について解説しています。
「まとまらない話 (三)」
この文は綿貫益弘氏によるもので、まとまらない話の3回目です。今回は、雪の降る湯場での話、上州の山奥にある雪の温泉場を訪れた話、冬の話、湯場で思い出すことがある話について書いています。
「サイクリストとサイクリング協会 そして行事に対する私の意見」
ここではサイクリング協会のあり方とその運営、サイクリング普及の方法やサイクリストと行事について筆者の私見を述べています。またこの記事の後には、前段の筆者の意見を受けてJCAの理事が「JCAの方針や考え方について」「JCAの事業内容について」「団体活動とサイクリスト」「自転車道路法制定記念パレード」について述べています。
「パニア・バッグ」
このコーナーは、読者に開放されているページです。今月号はアルテンバーガーに関することやオーダーのやり方についての質問、ニューサイクリング誌の内容に対する意見等が普段より多い6ページに渡って掲載されています。
1971年2月号の裏表紙広告は、ブリヂストン自転車「シャインスターS」でした。
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