ニューサイクリング 1973年2月号(No.99)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1973年2月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1973年2月号は、通巻99号です。

この号のグラビアは「カメラスケッチ"付知峡"」です。

通巻99号の目次をページ順に追うと、

 七三年サイクリストの賀状コレクション

26 ヨーロッパ=車界探訪 3 ボアシスとモトベカンのこと

42 アフリカグランドツーリング 2 第一部トラブルについて

52 自転車に乗らないサイクリスト エンブレムについて

56 三つの峠を 小沢峠・伏木峠・榎木峠

62 杉林の一夜 一夜を明かしにわざわざ

69 サイクリング歳時記 初午について

70 コレクションメモ

となっています。

主な記事の内容を以下にご紹介します。

※各ページの題名が目次と異なる場合は、本文の題名を表記しています。


「1973 賀状これくしょん」

このコーナーでは、読者やショップから編集部に届いた年賀状を74件紹介しています。


「車界探訪」

この文は「ヨーロッパ各地気まま旅行記」と副題をつけた、当時の杉野鉄工社長の杉野安氏による見聞記です。今回は、「パリにて 3」と題し、筆者が自転車大通りと称するグランドアルメ通りにある自転車ショップのことを綴っています。訪れている店はボアシス、プジョー、モトベカン等、そしてモトベカンは別の日に工場見学に訪れた際のことも伝えています。


「アフリカ自転車旅行レポート 2」

この文は、アフリカでサイクルツーリングをしている大学生から送られてきた旅のレポートを紹介しています。今回は「第一部 トラブルについて 下」と題し、東アフリカの自転車事情とクルマにはねられて大きな被害を受けた事。そして修理はしたもののその後頻繁にトラブルに、特にスポークとタイヤのトラブルが続出したりフリーのトラブルにも見舞われたことを報告してきています。


「シリーズエッセイ 自転車に乗らないサイクリスト」

ここでは「サイクリングと言えるとか、言えない」は別として、筆者が自転車に乗らない楽しさのようなものを綴るエッセイです。今回は「エンブレムについて考える」と題し、自転車のヘッドマークや各パーツメーカーの製品につけるマークについて語っています。


「三つの峠」

この文は、1日で3つの峠を越えたサイクリング紀行です。筆者は青梅街道を走って軍畑から登りにかかって榎木峠を越えます。次は伏木峠を越え、雨が降り出してくるなか小沢峠を越えて飯能市内に向けて降りていきました。


「杉林の一夜」

この文は、人っ子一人いない峠の杉林の中でツェルトを張って寝てみたくなって出かけた筆者によるサイクリングエッセイです。筆者は夕方近く自転車を走らせ、瀬音のそばにツェルトを張って夕食を食べた後友人が来るという話を思い出します。そして暗い中を一人で降りていくと友人と出会います。元の場所に戻ってからは友人もツェルトを張って夜を越します。翌朝は軽い朝食をとったあと、近くをポタリングしたり川で遊んだりします。そして昼近くになってから店じまいし、昼めしを食べながら次の行動を相談します。最後は小さい峠を二つ三つ越えてから帰路に着こうと決めて走り出しました。


「サイクリング歳時記 初午(はつうま)」

このコーナーは、自然と自転車、生活と自転車のかかわりについて歳時記的な角度から見てみようとの意図で綴られています。今回は「初午」と題して、稲荷社と稲荷信仰について述べています。


「これくしょん」

このコーナーでは、自転車に関する雑貨類を紹介しています。今回は、だるま自転車の時計、ナショナル自転車とリバーワンの灰皿、だるま自転車模様のスカーフを紹介しています。


1973年2月号の裏表紙広告は、ブリヂストン自転車「BS-27」でした。

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