ニューサイクリング 1987年2月号(No.271)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1987年2月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1987年2月号は、通巻271号です。

この号のカラー口絵は「市川雅敏のカーボンマシン」「私をとらえる 魔物について」です。

通巻271号の目次をページ順に追うと、

20 '87年読者年賀状コレクション

28 メカニカル 私をとらえる 魔物について

40 旅とエッセイ ニューパスハンティング 房総・高宕山周辺の小径と林道 松尾林道・高宕林道・怒田沢林道

50 旅とエッセイ 会津 コスモスの花道

58 旅とエッセイ シリーズ オールドボーイサイクリング 座談 NCTC,オールドボーイサイクリングを語る

68 旅とエッセイ 東海気まま旅

76 旅とエッセイ 遥かなる山旅 (1)夏沢峠

84 レース シュナのコリドーレ・ジャッポネーゼ (6)ダイダイ、シュナ

94 モノディスプレイ

98 杉野 安の舌万歩計から (5)アイ♡NY

102 NCサロン

108 気になる風景 車塚

となっています。

主な記事の内容を以下にご紹介します。

※各ページの題名が目次と異なる場合は、本文の題名を表記しています。


「'87年読者年賀状コレクション」

この記事は毎年の恒例、読者やショップ・メーカーから編集部に届いた年賀状の紹介コーナーです。この年は、40通の賀状を誌上で紹介しています。


「私をとらえる 魔物について」

この記事は、「愛好家にとって自転車は魔物のようなものだろう。」の一文で始まる企画で、オーナーにとって、そして読者にとっても魔物といえる自転車を紹介していく連載です。今回は記事の最初に「私の魔物は自分の身体」と題した取材者によるオーナーの人物評があります。次にオーナーが所有するアマンダの24インチファニーバイクを取り上げています。記事では、中学の頃からスポーツ車に乗り始めてナルシマでロードレーサーを買ったことからレースを始めるようになったこと、さらにトライアスロンのトレーニングを始めたことからアマンダで自転車を作ろうと思うようになったことなどを語っています。あわせて掲載されている、NC誌メカニカルアドバイザー新田眞志氏による解説は「前後輪24吋小径ホイールに関する考察」と題して、小径ホイールのファニーバイクについてエアロダイナミクスやフレームスケルトンといって視点から考察しています。


「ニューパスハンティング (28)」

この記事は、林道や峠を主体に地図とともに写真を多数掲載して案内するコースガイド企画の連載です。今回は「房総・高宕山周辺の小径と林道」と題し、松尾林道・高宕林道・怒田沢林道を紹介しています。今回走っているルートは、上総湊駅をスタートしたのち県道を進んで宇藤原から先は標高200mに満たない丘陵地帯ながら変化に富んだ松尾林道、高宕林道、怒田沢林道を走り、三島湖を経由して上総松丘駅に至る約32kmとなっています。


「会津 コスモスの花道」

この記事は、野岩鉄道開通日の前後で会津を訪れた筆者によるサイクリング紀行です。筆者は行く先々の宿で開通祝いの宴に加わり、連日宿酔状態で走り始めることになります。その為、峠への登りでは飲みすぎのツケを払うことになります。そして筆者は博士峠を越え、船鼻峠の登りになったところで極度の疲労と空腹に見舞われながら田島の宿に辿り着きます。翌日は田島の駅で記念切符を買ったのちに大内宿へ向かい、大内からは沼山、中山峠と旧街道を経て田島に戻ります。ここから針生に行き、宿をとってから戸板峠に向かいます。ピークには日没間近に到着、宿に戻ったら同宿客と零時近くまで大酒宴となります。翌朝は宿酔の身で出発、駒止峠を越え林道を辿って只見線の駅で3泊4日の自転車旅を終えています。


「シリーズ オールドボーイサイクリング 年輩者用自転車について」

この記事は、高年齢層の自転車スポーツはどうあるべきか、という視点で企画された前年9月号から続く特集です。今回は、NCTCのメンバーであるベテランサイクリスト3名と今井編集長による座談会です。議題は年配者にとってのサイクリングを考えてみようというテーマで、体力面の話題を中心に話が進んでいきます。座談会では体力差から相手を待たせること、自転車を降りて歩くことに対する抵抗感、参加者に合わせたサイクリングプランの必要性について意見を出し合っています。


「東海気まま旅」

この記事は、ニューサイ読者ラリーに合わせて浜松から岡崎まで走った時のことを綴ったサイクリング紀行です。読者ラリーに申し込んだ筆者は、もっと沢山走ろうと姫街道を走ってからラリーに参加することにします。筆者は東京から輪行した浜松から走り出し、三ケ日から本坂峠を越えて愛知県へ入り会場となっている宿を目指します。途中、宿への登り口で知り合いを見つけて一緒に登り、ちょうど5時に宿にたどり着きます。翌日は記念撮影後、皆がまだがやがややっている中を一人で走り始めます。鍛埜、下山村を通って足助で昼食をとっていると、出がけに出会ったサイクリストと再会します。昼食後は再び一人で走り、岡崎駅で今回の旅を終えています。


「遥かなる山旅 その1 夏沢峠」

この記事は、茅野駅を出発して海尻駅まで、正月に組んだパスハンターで峠越えサイクリングに行った時のことを綴った紀行文です。筆者は登りのひどいゴロタ道で押し歩くことになり、途中で休憩しているとランドナー乗りと出会います。ここからはともに峠を目指し、道中は押しや担ぎが続くものの会話があるので一人で押しているのに比べ楽しく進めます。夏沢鉱泉を過ぎ、5時頃ついに夏沢峠へ到達、そしてその日の宿に着くと、たまたま訪れていた雑誌社の取材を受けることになります。翌朝は、硫黄岳の頂上まで徒歩で行った後に宿へ戻ってサイクリングを開始。下りはパスハンターの本領を発揮し、同行のランドナーを置いて下っていきます。途中、温泉にもつかり、パンクがあったものの大事は無く、同行者と別れるところで話を結んでいます。


「シュナのコリドーレ・ジャッポネーゼ 」

この記事は、大学卒業後にイタリアへ渡り、アマチュアチームに籍を置いていた砂田弓弦氏による連載です。前年に帰国した筆者は、イタリア滞在中の記録を克明にノートへ残しており、その記録を元に筆者のイタリアでの体験を綴っています。今回は「(6)ダイダイ、シュナ」と題し、イタリアの友人たちの事や、出場したレースは完走こそかなわなかったものの、仲間からは健闘が認められて祝福されたことを伝えています。日々の生活の事では、筆者のアパートの部屋には風呂とトイレが無いこと。洗濯機も壊れているため、滞在中はずっと手洗いをしていたことなどを綴っています。


「モノディスプレイ」

このコーナーでは、自転車部品や用品などを紹介しています。今月号は、スギノの変型ギア板「サイクロイド」、ユーレーのサイクルメーター「ムルトロニック」、ストロングライトの「deltaペダル」、他を取り上げています。


「杉野安の舌万歩計から (5) アイ♡ラブニューヨーク」

この記事は杉野安氏による連載で、レース以外の物事にまつわることを話題にしています。今回の話題はニューヨークで、当時のニューヨークの街やサイクリストの様子を伝えるとともに、日本とアメリカの生活の余裕の差や富の差など感じたと述べています。


「NCサロン」

このコーナーでは、自転車に関する各種の情報や読者投稿などを掲載しています。今回は、「INFORMATION」に、「第12回チャレンジサイクルロードレース大会」の開催要項、「第16回クラブラリー」の実施報告、神奈川と埼玉の県サイクリング協会が30周年を迎えた報を掲載しています。

「林道情報」では、安部峠に新たな林道が開通した情報が寄せられています。

「ニューパスハンティング実走レポート」では、天竜スーパー林道、南会津、見晴峠の実走レポートが届いています。


「気になる風景」

この記事は、サイクリングで訪れた場所の地名の由来や、その地域の風習などを綴る随想です。今回は「車塚」と題して、前方後円墳について語っています。


1987年2月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「レイダック1000」でした。

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