ニューサイクリング 1988年9月号(No.290)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1988年9月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1988年9月号は、通巻290号です。

この号のカラー口絵は「私をとらえる 魔物について」「フォトスケッチ パリの自転車ミュージアム」です。

通巻290号の目次をページ順に追うと、

20 特集 エポック! ツーリング車の新指向 NCヌーベル・トゥーリズム・ジャポン 座談 激論! 皆で考えるニュータイプマシン ライトツーリングのイメージ

34 旅とエッセイ ニューパスハンティング 東北のブナの森を行く 真昼岳林道

44 メカニカル 私をとらえる魔物について

56 レース 第2回ツール・ド・北海道 北海道の風と土に刻んだ5日間、570.92km勝者は5人!

62 レース 関東選抜チームの監督日記 裏方さんたちのツール・ド・北海道

68 旅とエッセイ 紀行 北国街道から善光寺街道へ

78 レース コリドーレ・シュナのイタリア再訪記(終) イターリア、おお!イターリア (4)イタリア・クロス選手権観戦、そして再びソヴィーコに別れを告げる日

86 杉野 安の舌万歩計から パリ

92 気になる風景 稲瀬川

97 モノディスプレイ

99 メカニカル 新素材によるオーダーシステム 宮田工業のMOC

100 レース 鈴木裕美子の本当の笑顔

102 旅とエッセイ ニューパスハンティング実走レポート 白馬のパノラマルート・八溝山地南部の峠を快走

106 NCサロン

109 NC代理部

となっています。

主な記事の内容を以下にご紹介します。

※各ページの題名が目次と異なる場合は、本文の題名を表記しています。


「連載●エポック!ツーリング車の新指向 NCヌーベルトゥーリズム ジャポン」

この記事は、8月号から始まった新企画の連載です。今回は最初に「激論!皆で考えるニュータイプマシン」と題して、当時の自転車の売れ筋傾向とランドナーの行方をテーマにした座談会が開かれています。それとともに座談会に参加した3名の自転車を紹介しています。次の記事では新指向の一つの例として「ライト・ツーリングのイメージ」と題したHeavy Dutyに対するLight Handedにツーリングを楽しむサイクルツーリストの意見を掲載しています。


「ニューパスハンティング (46)」

この記事は、林道や峠を主体に地図とともに写真を多数掲載して案内するコースガイド企画の連載です。今回は「東北 ブナの森を行く」と題し、真昼岳林道を紹介しています。今回走っているルートは、大曲駅をスタートしてから県道50号を進み、真昼岳林道へ入っていきます。林道では峠を越えて真昼温泉を過ぎ、陸中川尻駅に至る約57kmとなっています。


「私をとらえる 魔物について」

この記事は、「愛好家にとって自転車は魔物のようなものだろう。」の一文で始まる企画で、オーナーにとって、そして読者にとっても魔物といえる自転車を紹介していく連載です。今回は記事の最初に「マーメイド・ロマンス」と題した取材者によるオーナーの人物評があります。自転車はオーナーが所有するブリヂストンの24インチランドヌーズを取り上げています。記事では、自転車は中学の頃はツーリングから始めて高校に入ってから競技をするようになったこと、当時勤めていたBS特注課やツール・ド・北海道でのレースについてとツーリング車のことなどについて語っています。あわせて掲載されている、NC誌メカニカルアドバイザー新田眞志氏による解説は「軽量でコンパクトな輪行用モデルについて」と題して、アルプスが考案した当時の有料手回り品規格に対応した小径輪行車を紹介するとともに、小径輪行車について輪行方法や問題点について述べています。


「第2回ツール・ド・北海道 北海道の風と土に刻んだ5日間、570.92km勝者は5人」

この記事は、十勝周辺を舞台に参加20チームで争われたプロローグから第5ステージまでのレースレポートです。レポートでは各ステージのルートと距離、参加全チームを紹介するとともに、各ステージのレース展開と各ステージ後の総合順位を伝えています。また記事の最後には、団体総合、個人総合、個人総合山岳賞の上位10位までの選手と成績を掲載しています。


「関東選抜チームの監督日記 裏方さんたちの"ツール・ド・北海道"」

この記事は、ツール・ド・北海道に参加した関東地域選抜チームの監督による、裏方の側から見たレースレポートです。レポートは、レース前日の移動から各ステージにおける自チームのレース展開を伝えています。


「紀行 北国街道から善光寺街道へ」

この記事は、小諸から松本までの街道を旅した筆者によるサイクリング紀行です。筆者は輪行で辿り着いた小諸駅から走り始め、旧北国街道を海野宿を経由して上田へ、そこからは地蔵峠を越えてこの日の宿泊地である松代で市内見物して宿に入ります。翌日は屋代、姥捨を通って猿ヶ馬場峠を越えて旧善光寺街道へ自転車を進めます。その後は花川原峠を越えた会田宿で、明科を経由して松本へ向かうことにしたところで話を締めくくっています。


「コリドーレ・シュナのイタリア再訪記 イターリア、おお!イターリア」

この記事は、当時、イタリアから帰国して宮田に勤務していた砂田弓弦氏が年末から再びイタリアを訪れたことを綴った連載です。今回は「(4) イタリア・クロス選手権観戦、そして再びソヴィーコに別れを告げる日」と題し、イタリアのシクロクロス選手権の観戦記と、その夜に開かれた筆者のお別れパーティの事を綴って今回の連載を終わっています。


「杉野安の舌万歩計から (22) パリ」

この記事は杉野安氏による連載で、レース以外の物事にまつわることを話題にしています。今回の話題はパリで、初夏のパリを訪れた筆者は、完成したばかりのスポーツ博物館を訪れようとします。しかし、初日は休みで翌日は色々と迷った挙句にようやくたどり着きます。この博物館はフランスの競技史を扱ったものであるが、自転車関連も興味深かったといっています。食の話題は、パリ郊外の日本人が働くレストランを訪ね、そのシェフと食事をともにしながらフランスで料理修行をしている日本人について色々と話を聞いています。また、滞在中は加藤一画伯とベトナム料理を食べに行きます。食事中の話題は1990年に日本で開催予定の世界選手権についてで、加藤氏による招致までの苦労話を紹介しています。そして筆者は、日本の自転車界は世界戦成功に向けて最大限の努力をしなければならないとの決意で締めくくっています。

※本文タイトルでは連載回数を22回目としていますが、今回は連載23回目となります。


「気になる風景」

この記事は、サイクリングで訪れた場所の地名の由来やその地域の風習、また筆者の気になるコトやモノについて思ったことを綴る随想の連載です。今回は「稲瀬川」と題して、イメージ力の問題について語っています。


「モノディスプレイ」

このコーナーでは、自転車部品や用品などを紹介しています。今月号は、ナショナルの「パナレーサーチームジャージ'88モデル」、パールイズミの「'88~'89秋冬コレクション」、他を取り上げています。


目次にはありませんが、98ページには「レイダック・テーラーメイド」と「ブリヂストンのファミコン・フィットネス・システム(FFS)」のふたつの記事が掲載されてます。

ひとつ目の「レイダック・テーラーメイド」は、ブリヂストンサイクルの新しいオーダーシステムの紹介です。フレームはロード・トライアスロン・フィットネスの各モデルの中から、フレーム素材はカーボン・アルミ・スーパーハイブリッド(アルミ+スチール)・クロモリからそれぞれ選べます。コンポは4種類から、フレームサイズは6種類でカラーは20色から選べ8パータンのデザインと組み合わせが可能です。納期は2週間となっています。

ふたつ目の「ブリヂストンのファミコン・フィットネス・システム(FFS)」は、ブリヂストンサイクルと任天堂・他による産学共同開発の健康管理システムです。ソフトのカセットをファミコンの通信アダプターにセットして使用するもので、接続されている電磁式エルゴメーターが自動制御されて科学的に健康づくりができるシステムです。


「宮田工業のMOC 新素材によるオーダーシステム」

この記事は、ミヤタ・オーダー・サイクル・システム(MOC)の紹介です。MOCでは、材料にカーボン・チタン・アルミ、またそれらを組み合わたフレームの製作が可能となっています。パーツは4グレード、フレームサイズは6種、カラーリングは91種から選択可能なオーダーシステムで、フレームサイズやパーツの概要と価格を簡単に紹介しています。


「鈴木裕美子の本当の笑顔」

この記事は、全日本選手権の女子スプリントで橋本聖子選手に2-0で敗退した鈴木裕美子選手の試合前後の心情を、コーチの方にインタビューした内容を掲載しています。


「ニューパスハンティング実走レポート」

この記事は、過去のNC誌「ニューパスハンティング」で紹介されたコースの、読者による実走レポートです。今回は、1987年11月号で紹介された「白馬のパノラマルート」の実走レポートが2件と、1987年12月号で紹介された「八溝山南部の峠を快走」の実走レポートが1件、そしてそれぞれのレポートに対する編集部からのコメントを掲載しています。


「NCサロン」

このコーナーでは、自転車に関する各種の情報や読者投稿などを掲載しています。今回は、「INFORMATION」に自転車デザイン大賞の作品募集と「クラシック自転車とシクロランドナーオーナーズラリー」の開催案内が掲載されています。

「LETTER」には、早稲田大学山岳自転車部員からのショートエッセイが掲載されています。


「NC代理部」

このページでは、ベロ出版で取り扱っている商品を紹介しています。今回は、NCオリジナルボトルとTシャツ、NC合本用ファイル、ファイヤーガード、ミニノギスのグッズ類。書籍は「日本工業規格集(自転車編)」「自転車実用便覧 第4版」「ワールドパーツカタログ」「三十代からの自転車旅行のすすめ」を紹介しています。


1988年9月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「レイダック・テーラーメイド」でした。

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