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アラヤエアロ1リム

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 本日の商品紹介 今回は自転車パーツ、リムのご紹介です。 商品は、アラヤのエアロ1、ADX-1です。 トラック専用のリムで、現在では当たり前のようになっていますが、当時ではまだ少ないエアロ形状をしたリムです。当時、アラヤのリムを使用して中野浩一選手が世界選手権を優勝していますので、このリムにもアルカンシェル(World Champion)のシールが貼られています。 リムの重量も軽く、画像では光って見えにくいですが、2本をフイルムで巻いた状態で594グラムとなっています。 リム1本で300グラムを切っているというのは、かなり軽量です。当時、ロードで安心して乗れるリムとして定評があったマビックのGP4が400グラム程でしたから、それよりも100グラム以上軽いことになります。 このリムで組んだホイールにセタのタイヤを履けば、これ以上はない上質な乗り心地になることでしょう。 店主はクロモリのトラックレーサーで、競輪場での練習会やベロドロームでの大会に出場したりしています。もっとも最近はコロナやオリンピックの影響で乗れていませんが。 その際に決戦用として使用しているのはディスクホイールですが、一度エアロ1で組んだホイールに乗ってみたいと思っています。 世界やプロを目指す方々には、選択肢とはならないでしょうが、アマチュアや趣味でトラックに乗っている方には、このリムで組んだホイールに乗ってみるのはディスクホイールとは違った、新たな乗り味の発見があるような気がします。

ホンダプレリュード

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 本日の商品紹介 今回もリトラクタブルヘッドライトのクルマシリーズの第3弾、ホンダプレリュードです。 ご紹介のモデルは、プレリュードとしては3代目、リトラクタブルヘッドライトのモデルとしては2代目になります。このキットはパッケージのボディカラーは赤、キットボディは白となっています。 実車では、マディソンブルーパールという濃紺のメタリックカラーが人気でした。 店主が初めて自転車フレームをオーダーする際は、このマディソンブルーパールの色見本を持ち込んで塗装してもらいました。 店主がホンダディーラーに入社した月に発売されたのが、このプレリュードでした。パッケージ、そして説明書にも大きく書かれていますが、このクルマにはオプションとして4WSというシステムが装備出来ました。4WSとは、4輪操舵システムのことで、当時はメーカーによって機械式や電子制御式を採用していました。プレリュードは機械式で、ステアリングホイールの舵角によって、前輪の向きと逆位相・同位相に後輪が操舵されました。 説明書の注意書きは日本語の他、英語、ドイツ語、フランス語、中国語で記載されています。プラモデルも実写と同様に各国に輸出されていたのですね。 この頃のクルマは、リトラクタブルヘッドライト採用の低いフロントノーズ、ウェッジのきいたシャープなデザインで、現代のクルマとは違ったカッコ良さがありました。 このキットも、残念ながらリトラクターは可動式ではないのですが、スペシャリティカーといわれた2ドアスポーツクーペのスタイリングは十分に楽しめると思います。

マツダMX-5ミアータ

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 本日の商品紹介 前回に引き続き、リトラクタブルヘッドライトのクルマシリーズです。 今回は、マツダMX-5ミアータです。 あまり聞きなれない車名かもしれません。日本名は、ユーノスロードスターと呼ばれています。ミアータは輸出名で、箱に描かれたイラストも左ハンドルとなっています。 ギネス記録にも認定されている、世界中で人気のあったオープン2シーターです。 店主も初代の1.6リッターモデルに乗っておりました。RX-7と同様、このクルマも走って楽しいクルマでした。RX-7は非常に高い安定性を示していましたが、ロードスターは1,000kgを切る車重とも相まって、振り回すことができる楽しさがありました。 キットのボディカラーは、実車でも人気のあった赤です。 ヘッドライトは丸目2灯で、リトラクターを上げると大きく目立つのが特徴的でした。 キットでは、残念ながらそライトは可動式となっておらず、ヘッドライトを上げた際の特徴ある顔つきを眺めることができません。スケールやコストの問題なのでしょうが、現在のリトラ絶滅状況を考えると、キットメーカーさんには頑張ってもらいたかったです。 ライトは昇降しませんが、オープンボディや丸みを帯びたある種愛らしいスタイルは忠実に再現されています。ギネス級に売れたとはいえ、現在では街中で見ることが少なくなってしまったロードスター。まして左ハンドル輸出仕様のMX-5ミアータとなればなおさらです。ここは、スケールモデルを飾って愛でるのが良いのではないでしょうか。

荒サイフリマ出店

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 本日轍堂が出店した荒川サイクルフリーマーケットは、大盛況でした。 轍堂は、自転車部品の他、自転車雑誌も多数持ち込みました。 自転車雑誌は、ニューサイクリング、バイシクルクラブ、サイクルスポーツを中心に揃えました。 一日終わってみると、フリマではやはり自転車部品が人気のようです。フリマで雑誌というのはまだまだこれからのようです。 今回のサブイベントとして、古いMTBというお題があったので、古いMTB用のタイヤも持ち込んでみました。しかし、タイヤのようにサイズのあるパーツは、探している方のサイズとマッチしないと出ないですね。 今回は、コロナ疲れの中の久々の自転車フリマとあってか、出店者も来場者も今までにない程多く、轍堂にも大勢の方にお越しいただきました。 ご来場の皆様、そして主催者様、ありがとうございました。

サバンナRX-7

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本日の商品紹介 今回は、前回ご紹介したリトラクタブルヘッドライトのクルマコーナーにあるものを個別にご紹介します。 サバンナRX-7、RX-7としては2代目となるモデルです。昭和のクルマですが、最近の人気漫画に登場していることもあり、若い方でもご存じの方が多いようです。 店主もこのクルマに乗っておりましたが、とても良いクルマでした。ロータリー特有の走りもそうですが、特にハンドリングが秀逸で、街中の交差点をゆっくり曲がるだけでも楽しかったことを記憶しています。 ご紹介のキットは、スケールが1/48と小さめなサイズです。その為、コーナーの題名となっているリトラクタブルヘッドライトは可動式にはなっていません。 代わりといっては何ですが、プルバックモーターが付属しており、走らせることができます。箱には「超大型プルバックモーター付」となっていますが、いわゆるゼンマイ式で、チョロQタイプですね。 組立説明書には「走行モデル」と「ディスプレイモデル」の二通りが選べるようになっています。 組立は、接着剤のいらないスナップキットになっています。気楽に組み立て出来ますので、走らせて楽しむのもいいでしょう。サイズは小さいですから、机の上のディスプレイとしても邪魔にならないと思います。

リトラクタブルヘッドライト

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本日は、久しぶりにクルマ関係のご紹介です。 先日来店されたお客様との会話をヒントに、模型棚にこんなコーナーを設けてみました。 題して、 リトラクタブルヘッドライトのクルマコーナー 一時は、スポーツカー、スポーツモデルの代名詞といえるほど採用されていたリトラクタブルヘッドライト。空力技術の向上や、ヘッドライトデザインの設計自由度が上がったことから、採用するクルマは徐々に減っていきました。 轍堂にあるリトラクタブルヘッドライトのプラモデルは、車種に偏りがありますね。ランボルギーニがたくさんあります。カウンタック、ミウラ、ウラッコ、シルエット、イオタ。あとは、フェラーリテスタロッサが2台と、こちらもイタリア車。日本車はマツダのRX-7とミアータ(ユーノスロードスターの輸出モデル)とホンダプレリュード3台だけでした。 今では、絶滅してしまった(?)リトラクタブルヘッドライト採用車。過去の流行を模型で楽しんでみてはいかがでしょう。

Les 100 Plus Belles Randonnées du Cyclotourisme

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 本日の商品紹介 今回は洋書のご紹介。フランス語のサイクリングコースガイドです。 本の題名は「les 100 plus belles randonnees du cyclotourisme」。ヨーロッパのサイクリングコースが100件紹介されています。 コースは、フランス、スイス、ドイツ、イタリア、ベルギー、ルクセンブルク、スペインの7か国が紹介されています。 本文はフランス語ですが、写真も多く掲載されています。 この本の写真には、ランドナーも多く写っています。ヨーロッパの風景を楽しむとともに、ランドナー事情も少しばかり知ることができます。 また、各コースの案内には大まかなコース図と、各ポイントの町の名前が紹介されています。 町の名前を手掛かりに、自身で実際の地図に照らし合わせてコースのより詳しい内容を知ることも可能ではないでしょうか。 ヨーロッパへサイクリングを考えている方には、コース候補検討の参考資料となるでしょう。また、写真も多くありますので、観光ガイドには載らない地方の田園風景を見たい方にも良いと思います。 そして、サイクリングガイドですから自転車の写っている写真も多くあります。ヨーロッパの人々が、どのような自転車でサイクリングを楽しんでいるのかを知るための書籍としてもお勧めです。

蓋付きジョッキ

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本日の商品紹介 今回は蓋付きのジョッキです。ジョッキの周りには自転車がぐるっと描かれています。 自転車の上下には、ドイツ語で色々と書かれています。「私たちは燃料を節約する・・・」といった意味等の言葉が並んでいます。 それと、これがこのジョッキの目玉といえるのですが、蓋にはベルがついています。 ベルは壊れておらず、ちゃんと鳴りました。さらに蓋を開けてみると、生産国である「Made in W-Germany」の文字がありました。 このジョッキは西ドイツ製でした。ということは、東西ドイツが統一された1990年以前に制作されたものということです。自転車関連というと、フランスやイタリアあたりがすぐに連想されますので、ドイツ製というのは珍しい気がします。ましてや西ドイツ製ともなると30年以上前のものとなりますから、さらに珍しいですね。 このジョッキでビールでも飲んで、飲み終わったらベルをチリンと鳴らしてお代わりを頼むなんてやってみたいですね。

荒川サイクルフリーマーケット

 コロナ禍も少し落ち着き、イベントなども再開の動きが活発になってきました。自転車関連のイベントも戻りつつあるようです。 埼玉県内では、11/28(日)に荒川の入間大橋のたもと、ウエストポイント・オフロードビレッジで「荒川サイクルフリーマーケット」が開催されます。(雨天中止) 轍堂は、このフリマに参加予定です。当日はニューサイ他、自転車の雑誌、書籍(和・洋書)、フレーム、部品等を出品予定です。 また、百円均一、千円均一コーナーを設ける予定です。 お楽しみに! なお、フリマ開催の場合、春日部の店舗はお休みとなります。

ニューサイマグカップ

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本日の商品紹介 今回もマグカップのご紹介。ニューサイクリング誌の600号記念に作成されたもののようです。シートラグからサドルにかけてのイラストが描かれています。 こちらの商品は、箱入りとなっています。 色は白です。自分用に、またプレゼント用にしてもよいと思います。普段使いもできますし、コレクションとするのもありです。

NEXPRESS Vol.8

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 先月、轍堂が取材を受けたNEXPRESSのVol.8が発行されました。 轍堂の記事は、同居店舗のシーズカンパニーさんと共に裏面に掲載されています。 粕壁商店街NEXT PROJECTさんが発行するこの情報誌は、春日部市内の400店舗(東口・西口)、東武線市内各駅、市内デパート・ショッピングモールに設置されているとのことです。 観光や買い物のついで、またドライブやサイクリングの途中にも市内の観光案内所や店舗に寄っていただき、是非手に入れてください。 NEXPRESS Vol.8は、もちろん、轍堂にも置いてあります。

世界選手権マグカップ

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本日の商品紹介 今回もマグカップのご紹介。こちらは、1985年の世界選手権の記念品かお土産品で製作されたものと思われます。 カップの反対側には、マスコットキャラクターのようなものが描かれています。 1985年といえば、中野浩一選手がプロスクラッチ9連覇を達成した年です。自転車グッズとしてはもちろんですが、世界選手権グッズ、中野浩一ファングッズとしてもコレクションしてもよいのでは。もちろん普段使いにしてもよいと思います。

オーディナリー柄マグカップ

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 本日の商品紹介 今回も雑貨のご紹介。自転車の描かれたマグカップです。 描かれている自転車はオーディナリー、所謂だるま自転車です。イラストの下には「Humber No.3 Racer Bicycle」と書かれています。ということは、この自転車は、オーディナリー型の競技車ということですね。 マグカップは、白と黒が各1個ずつございます。造りはごくフツーの感じですので、飾っておくのもいいですが、普段使いでも気兼ねなく使えそうです。

灰皿

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 本日の商品紹介 今回からは雑貨のご紹介です。 先ずは灰皿。昨今、喫煙者の方はかなり減っていると思いますが、かつては社内・車内での喫煙はごく当たり前という時代もありました。そんな時代は、ご覧のような大きめの灰皿が会社の事務机や応接室によく置いてありました。 今となっては、喫煙者の方でもこのような灰皿を使われる方は少数派になっていると思われます。 一応、自転車のワンポイントが入っていますので、自転車部屋の置物として飾る。また自転車いじりの際の小物入れや洗浄皿等として使ってみるのはいかがでしょうか。

'83 THE DATA BOOK

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 本日の商品紹介 前回までは、城東輪業社が1976年に発行したDATA BOOKをご紹介してきました。これらは当時大分反響を呼んだようで、後年、今回ご紹介する総集編ともいうべきDATA BOOKが発行されました。その名も「'83 THE DATA BOOK」です。 内容は、No.1からNo.4までを合本し、一部改訂を加えた形となっております。 そしてこの本の目玉ですが、城東輪業社の創業者、寺島常蔵氏の署名が入っております。 城東輪業はパーツの販売はもちろん、オリジナルブランドのランドナーであるワンダーフォーゲルもラインナップしていました。 自転車のメーカーやブランドには、それぞれのブランドごとにファンがついています。自転車愛好家の方の中には、城東輪業ファンもいらっしゃることでしょう。こちらの「'83 THE DATA BOOK」は、コレクターアイテムのひとつとしてファンの方に是非手に入れていただきたい1冊です。

城東輪業社DATA BOOK 4

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 本日の商品紹介 今回も引き続き、城東輪業社が作成するカタログ誌のご紹介です。こちらはNo.4の「LIST OF OLD BICYCLE PARTS and ACCESARIES DATA BOOK 4」です。 No.2のあとがきでは「部品の流れ」と説明されています。内容は、題名通りで各時代のパーツ等が紹介されています。 今回までにご紹介してきたデータ集は、城東輪業社が創業30周年記念事業のひとつとして1976年2月から順次刊行されたものとのことです。そして、DATA BOOK 2のあとがきからから引用すると「自転車関係者並びにサイクリング愛好者によろこんでもらえるデータ集になることを希っています」とあります。当時、このデータ集を作成された方々の熱い思いが伝わってくるようです。 DATA BOOKの1から4は、解説文は一切無く、イラストのみで構成されています。自転車の歴史を文字によって説明する資料は数多ありますが、同書は目で自転車の歴史を追うことができる稀有な資料といえるでしょう。

城東輪業社DATA BOOK 3

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 本日の商品紹介 今回は、前回に引き続き城東輪業社が作成するカタログ誌のご紹介です。こちらはNo.3の「LIST OF BICYCLE FRAME MAKING TECHNIQUES DATA BOOK 3」です。 フレーム工作に関するイラストが掲載されています。No.2のあとがきによると、No.3は「フレーム工作の変遷」説明されています。 普段何気なく眺めている自転車も細部を観察してみると、工作に色々な違いがあることに気付くと思います。その違いは、フレーム製作者の個性であったり、オーダーフレームであれば注文主の好みによっている場合もあるでしょう。このデータブックであれば、各時代ごとの違いをイラストによって知ることができます。 博物館等に展示されている古い自転車やフレームがあったら、このデータブックを片手に、自分なりの時代検証を行ってみるのも一つの楽しみではないでしょうか。

城東輪業社DATA BOOK 2

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本日の商品紹介 今回もカタログ誌のご紹介です。城東輪業社が作成した、独自のカタログ誌です。このカタログは4分冊で構成されています。轍堂では、残念ながらNo.1がございませんので、No.2からのご紹介となります。 No.2の題名は「LIST OF OLD BICYCLE PARTS DATA BOOK2」です。 各分冊の内容は、No.2のあとがきによると、No.1が「イラスト及び漫画」No.2が「40年前のパーツ」No.3が「フレーム工作の変遷」No.4が「部品の流れ」となっています。 No.2の内容は、表題にもあるように古いパーツとなっています。各ページは、年代別・カテゴリ別にイラストで紹介されています。今までにご紹介したカタログ誌とは違い、イラストのみの掲載で、説明文やその他のデータは掲載されていません。 純粋にイラスト集として、当時の部品がどのようなものであったのかということを目で楽しむ本となっています。文字を読むのはちょっと億劫だなというときに、眺めているだけでもいい同書はちょうどよいかもしれません。

サイクルスポーツオールカタログ2000

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 本日の商品紹介 今回も引き続きカタログ本です。 こちらは、自転車雑誌でおなじみのサイクルスポーツのムック本です。こちらは、オールカタログとあるように各種パーツやアクセサリー類が紹介されています。 それとともに、シーズン幕あけ企画としてロードやMTBに関する記事やランス・アームストログ物語が掲載されています。 コンポーネントやパーツ類の各ページは、写真入りで紹介されています。また、各パーツでは価格も掲載されています。 自転車パーツは駆動系のインデックス化が進んでから、コンポーネント使用が前提となって他社互換や自社でも世代が違うと互換性が無い場合が多くなってきました。その際に困るのは、中古パーツで少し前のモデルを手に入れるとき、どのパーツが同じ世代であるか知っておく必要があることです。同じメーカーの同じグレードのモデルでも、世代が違うために使えなかったということが起きかねません。そういう時に同書があれば、写真で組み合わせるべき各パーツが確認できますので、便利ではないかと思います。

cycles de compétition et randonneuses

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 本日の商品紹介 今回も海外のカタログ本です。前回はイギリスのものでしたが、今回はフランスものです。 この本はフランス語で書かれていますので、本の表題もフランス語です。サイクリストであれば、大体意味するところはお分かりと思います。 あえて訳してみるならば、直訳的には「競技と旅行の自転車」、ちょっと自転車がわかっている風にすると「レーサーとランドナー」といったところでしょうか。 中身ももちろん、フランス語で書かれているのですが、同書の注目すべき点は文とイラストがダニエル・ルブールだということです。 自転車愛好家の方々であれば、ダニエル・ルブールの名を一度は聞いたことがあると思います。 同氏がイラストを描いているのだとすれば、フランス語が全く読めなくても、この本がイラストだけでも十分に楽しめるものだということがお判りいただけると思います。 実際、同書は文章と共に多くのイラストがその紙面を占めています。フランス語が読める方であれば、その内容を十分楽しめるかと思います。また、そうでなくてもイラストが良いので、それを眺めるだけでも十分価値があると思います。 もしくは同書を前に置き、間もなく解禁のボジョレーヌーボーと仏和辞典を脇において秋の夜長を楽しむというのはいかがでしょうか。

Ron Kitching's Hand Book

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 本日の商品紹介 今回もカタログ本ですが、こちらは海外の発行物です。 イギリスのロン・キッチン社が刊行した、ロン・キッチンハンドブックです。発行は1970年ですので、50年以上前の本になります。 こちらの本は、8章に分かれており、部品、衣類、雑貨、工具、フレーム、フレーム部材、助言、技術資料となっています。 中身を少しご紹介すると、例えば部品の章では、各メーカーの発売しているパーツをイラストと解説文で紹介しています。 解説文は、製品名だけではなく、簡単に製品の特長が書かれているとともに、製品のサイズや重量も記載されています。 1970年代には、日本でも同様なカタログ本が発行されていたと思われますが、掲載情報はあくまでも日本で発売されていたものに限られていると思います。その点、この本はイギリスで発行されているということで、おそらくヨーロッパで発売されていた製品はかなりの範囲で網羅されていると思われます。 そして、興味深いのは価格表示で、イギリス、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、そして南アフリカでの各通貨での価格が表示されていることです。 ロン・キッチンハンドブックは、自転車愛好家が広く部品情報を得るためのものとして。そして歴史家が自転車史の一端を知る為の資料としても興味深い内容が掲載されている1冊ではと感じました。

春日部案内パンフレット色々

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轍堂は春日部市にありますが、お客様の中にはサイクリングを兼ねてご来店くださる方もいらっしゃいます。 そこで、市外からいらした方々が春日部市内をサイクリングするのに参考になればと、春日部の観光パンフレット等をいくつかご用意いたしました。 春日部の案内パンフレットもらってきて、その数が意外に多いことにちょっとおどきました。有名アニメや建造物、それ以外にも芸術やスイーツ等、たくさんのスポットが紹介されています。 なお、こられのパンフレットは、春日部駅東口から公園橋通りを少し行った「ぷらっとかすかべ」さんでもらうことができます。

カンパニョーロカタログNo.17

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 本日の商品紹介 今回は、メーカーのカタログをご紹介です。 自転車パーツといえば、必ず名前が挙がるカンパニョーロ。そのカンパが1974年に発行したNo.17です。 カンパカタログNo.17は、シルバーの型押しした表紙で高級感があります。そして、表紙だけではなく、各ページも厚手の紙となっており重厚感もあります。 目次を見ると、各グループセットとその他のアイテムやツールが掲載されていることがわかります。 各グループセットの最初には、さらに細かく分類したインデックスページがあります。 パーツの掲載ページは、それぞれのパーツがイラストで描かれています。イラストといっても、かなりリアルに描かれていますので、各グループ各パーツの細かな点はよくわかります。 カンパニョーロは、現在も毎年カタログを発行しています。メーカーが発行するカタログは、その時々の最新の情報をいち早く正確に得るにはとても役立ちます。そして、それらのカタログは、蓄積していくと歴史資料としてとても有益な情報となってきます。 過去の自転車パーツは、現在と違い、数年間モデルの変更がないこともよくありました。現在のように毎年カタログを集めないと、時代の変化が追いきれないものと違い、カタログもポイントを押さえたものを持っていれば、各時代の様子をうかがい知ることができます。 このカンパNo.17カタログは、その押さえておくべきカタログのひとつ。そして、カンパの黄金期のパーツを知る為の重要な資料のひとつといえると思います。