ニューサイクリング 1981年12月号(No.207)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1981年12月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1981年12月号は、通巻207号です。

カラーの口絵は、「68eサロン・ド・パリ」「スーパーサイクルスピード大会」です。

207号の目次をページ順に追うと、

 20 座談会(第2回) 誰も言わなかった女性サイクリング追求

 36 女性用サイクリングの問題点

 44 天草 II天草との再会

 51 紀行 神坂&北沢

 58 信州から西上州への新ルート林道大上線

 66 「浜平ノート」から

 74 権兵衛峠と姥神峠

 82 アトリエ訪問 クリタサイクルスポーツ

 88 製品メモ

 92 '81 サロン・ド・パリ

 96 オーダーメイド論議

100 私の自転車自分史(4)

102 ▶閑談閑話 「恰好」

104 ▶林道あ・ら・かると実走レポート

106 ▶'81ニューサイクリングラリーメモリアル

112 LETTER TO EDITOR

118 '81年総目次

となっています。

主な記事を以下にご紹介します。

「座談会 誰も言わなかった女性サイクリング追求」は、前月号から続く特集です。NC誌の今井千尋氏が司会を務め、女性サイクリスト7名が参加した座談会の第2回です。今回は、日焼けとお化粧、ウェアとアンダーウェア、サドル問題等について議論しています。

「女性用サイクリングの問題点」は、女性サイクリストを増やしていくための課題点等について、今井編集長が意見を述べています。

「天草」は、その風土、その道、その歴史が、筆者をとらえて離さなかった天草への旅のガイド紀行です。今回は「II 天草との再会」と題して、蔵之元から牛深へ渡り天草を巡った様子を綴っています。

「紀行 神坂&北沢」は、恵那山周辺の林道と峠を越えた様子を綴った、綿貫益弘氏によるサイクリング紀行です。

「信州から西上州への新ルート林道大上線」は、1980年12月号から始まった「林道あ・ら・かると」と称するコースガイドの連載です。この企画では、文章と地図の他にも、コマ地図や写真もふんだんに使ってコースを案内しています。今回は「本格的な冬が来る さあその前に」と題して大上峠越えの新ルートを紹介しています。

「「浜平ノート」から」は、群馬県の浜平鉱泉奥多野館に置いたサイクリストの為の情報交換ノートから、昭和55(1980)年11月末から56(1981)年4月までの周辺峠の冬の道路状況と林道の開発状況を紹介しています。

「権兵衛峠と姥神峠」は、峠の上で眠ることを目的に訪れた様子を写真と文で綴ったショートエッセイです。

「アトリエ訪問」は、オーダーメイドフレームを製作する工房を紹介する4月号から始まった連載です。今回は「限りなく歪みのないフレームを求めて」と題して「クリタサイクルスポーツ」を訪問しています。

「製品MEMO」は、新製品情報のコーナーです。今月号は、カシマックスのエアロサドル、エベレストのエアロユニット、デュージィのツーリングシューズ、ユーレーのスピードメーター、トリプルチェンホール、オルビット・コマンダー、プーマのレーサーシューズ等を紹介しています。

「'81 サロン・ド・パリ」は、パリの南西部にあるポルト・ド・ベルサイユで開催されたこの年のショーの取材レポートです。

「オーダーメイド論議」は、オーダーフレームに対する意見「手作りフレーム賛歌」と「フレームと完成車の良し悪し」の二題を紹介しています。

「私の自転車自分史」は、今井編集長による「自転車に憑かれた男の遍歴」と副題を付けた編集長自身の歴史を語る連載です。今回は、今井氏が雑誌「サイクル」の編集方針を変更させようと決心させた出来事について。もう一つは、ノートンでサイクリングクラブを作ろうという話になった時、童画家の武井武雄さんにクラブペナントのデザインを依頼した話を綴っています。

「閑談閑話」は9月号から始まった、今井編集長の執筆による連載です。今回は「恰好」と題して、アンカレッジ空港のトランジットルームで思った、サイクリストの中にいる、様になった格好で走る人のことについて綴っています。

「林道あ・ら・かると実走レポート」は、「林道あ・ら・かると」で紹介された「奥浜名の林道」と、「富士中腹の林道たち」の読者による実走報告です。

「'81ニューサイクリングラリーメモリアル」は、伊豆サイクルスポーツセンターロッジで行われたニューサイラリーのイベントレポートです。

「LETTER TO EDITOR」は、編集部に寄せられた読者からの投稿を紹介するコーナーです。今回は「"白巣峠での想い"そして女性サイクリングのあり方」「林道とランチタイムクッキング」が掲載されています。

目次にはありませんが、115ページには「会報すくらっぷ」が掲載されています。「会報すくらっぷ」は、各クラブの交換の場所としてNC誌が提供しているページです。今月は「伊那サイクリングクラブ」「西日本大学サイクリング連盟学士会」「ミノムシサイクリングクラブ」「サイクリングクラブもく」「輪行クラブ大阪」「日本サイクリスツツーリングクラブ京都」「アルプスサイクルフレンズ」「千鳥足銀輪部隊」「風見鶏サイクルフレンズ」から情報が寄せられています。

「昭和56年総目次」は、NC誌1981年1年間の掲載タイトルをジャンル別に分類し、一覧形式にまとめたものです。

1981年12月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「アトランティス」でした。

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