ニューサイクリング 1989年5月号(No.298)

本日の1冊

今回は「ニューサイクリング 1989年5月号」を取り上げます。

ニューサイクリングの1989年5月号は、通巻298号です。

この号のカラー口絵は「私をとらえる 魔物について」です。

通巻298号の目次をページ順に追うと、

18 旅とエッセイ 完全集録保存版 連載25回分タイプ別総集編 ニューパスハンティング型録

42 メカニカル 私をとらえる魔物について

54 レース 第14回チャレンジサイクルロードレース大会 14回目の実績と14年目の役割を考える

57 レース 第14回チャレンジサイクルロードレース大会 見慣れた構図

62 メカニカル スポーツサイクリング車宣言 CATハード論

70 レース 沸点と融点の日 1990年世界選手権日本大会公式発表

74 レース 花開け、レディスレーサー レディスレーサー第3回合宿から

78 旅とエッセイ 三羽が行く 七十曲峠をめざして

86 杉野 安の舌万歩計から 旅立ち

101 モノディスプレイ

102 NCサロン

となっています。

主な記事の内容を以下にご紹介します。

※各ページの題名が目次と異なる場合は、本文の題名を表記しています。


「4つのタイプに分けた25コース ニューパスハンティング型録 Part II No.29~No.53」

この記事は5月号の特集で、1987年3月号から1989年4月号までの「ニューパスハンティング」に掲載してきた25コースを4つのタイプに分け、コース概要を再度紹介しています。特集のはじめには「自分でデザインするサイクリングを」と題して、今井彬彦編集長がニューパスハンティングのこと、コースのバリエーションを考えること、そして自分が考えるサイクリングについて述べています。型録として分類されたその内訳は「スポルティフコース」が「鷲峰山スカイライン(No.272掲載)」「樹海開拓道路、県道70・24号、籠坂峠(No.276掲載」「美麻村、大峰(No.280掲載」「唐松峠・明神峠・境ノ明神峠・烏帽子掛峠(No.281掲載」「中野方峠・蛭川峠・遠ヶ根峠(No.286掲載」「四十八曲がり峠から聖高原へ(No.292掲載」「鯉下峠・間見峠・袋坂峠・放生峠・北条峠(No.293掲載」「矢頭峠・清水峠・堀坂峠(No.296掲載」「奥久慈 構造谷を走る(No.297掲載」の9コース。「ライトツーリングコース」が「智者山周辺 平栗林道・峰山林道(No.273掲載」「東峰林道・みよし峠・一本杉峠・大地野峠(No.274掲載」「越知山 花立峠・銀杏峠(No.275掲載」「小梨峠と炮烙峠(No.276掲載」「房総丘陵 江戸道と杉戸林道(No.283掲載」「甲州 菱山深沢林道(No.285掲載」「越前西部2号林道(No.287掲載」「小熊黒沢林道(No.288掲載」「七ヶ岳林道(No.291掲載」「林道広河原逆川線(No.294掲載」の10コース。「ハードツーリングコース」が「ミツモチ八方林道と塩那山岳道路(No.277掲載」「南葉林道(No.279掲載」「鳥居峠と御座石林道(No.289掲載」「真昼岳林道(No.290掲載」の4コース。「トレックパスハンティングコース」が「静岡 竜爪山(No.284掲載」「箱根芦ノ湖西岸から湯河原峠・十国峠(No.295掲載」の2コースとなっています。そして、1984年10月号から始まった「ニューパスハンティング」の連載は、今回をもって終了となります。


「私をとらえる 魔物について」

この記事は、「愛好家にとって自転車は魔物のようなものだろう。」の一文で始まる企画で、オーナーにとって、そして読者にとっても魔物といえる自転車を紹介していく連載です。今回は記事の最初に「こだわって、こだわって1台」と題した取材者によるオーナーの人物評があります。自転車はオーナーが所有するトーエイのミキストを取り上げています。記事では、スタイリストという職業柄から物に対するこだわりや自転車仲間との交友、自転車に乗る時のスタイルの事などについて語っています。あわせて掲載されている、NC誌メカニカルアドバイザー新田眞志氏による解説は「女性用のミクスト・モデルについて」と題して、これまでの固定観念的な女性用モデルの考え方から、実利も考慮した「男性用」「女性用」の区別をすべきとの意見を述べています。


「第14回チャレンジサイクルロードレース大会 14回目の実績と14年目の役割を考える」

この記事は、新たにNC誌のスタッフに加わることとなった筆者による、3月に日本サイクルスポーツセンターで開催された大会の参戦レポートです。


「第14回チャレンジサイクルロードレース大会 見慣れた構図」

この記事は編集部の取材による、高橋松吉選手が後続を大きく引き離して優勝したチャレンジロードA-1クラスのレースレポートです。また記事の最後には各クラスの上位リザルトを掲載しています。


「スポーツサイクリング車宣言 CATハード論」

この記事は、700Cホイールを装着したオールテライン(AT)自転車を指した、当時「CAT」と呼ばれた車種を取り上げた記事です。ここではNC誌のメカニカルアドバイザー新田眞志氏によるCATという車種のハードウエア面、フレームのディメンション、パーツ・アッセンブル、パッキングシステムについて検証しています。


「沸点と融点の日 1990年世界選手権日本大会公式発表」

この記事は、1990年に日本で開催されることとなった世界選手権大会の詳報です。開催場所はピスト競技が前橋公園イベントホール、ロードレースは宇都宮市内の特別サーキットとなっています。実施競技はピストがビテス、ドミフォン、ポイントレース、追抜競走、1000mTT、タンデムビテス、ケイリンなど。ロードレースはアマチュアと女子のチームタイムトライアル、プロ・アマ・女子の個人ルート競技となっています。


「花開け、レディスレーサー レディスレーサー第3回合宿から」

この記事は、杉野安氏による女子選手のみで行われた合宿の視察記です。高知のサイクルショップ・ヤマネの協力のもと、女性レーサーのみ17名が参加して実施された合宿の様子と、その意義について伝えています。


「七十曲峠をめざして三羽が行く」

この記事は、40歳を目前に学生時代のクラスメイトとともにサイクリングを再開した筆者によるサイクリングエッセイです。筆者はかつて乗っていたワンダーフォーゲルをオーバーホールし、鳥取・岡山県境の四十曲峠へ走りに行きます。その後クラスメイトと再会し、山梨の二十曲峠越えを果たします。残る十曲峠を越える機会は逸してしまい、合計七十曲峠完走はなりませんでしたが、輪友と共に走る楽しみを見出したといって話を締めくくっています。


「杉野安の舌万歩計から (30) 旅立ち」

この記事は杉野安氏による連載で、レース以外の物事にまつわることを話題にしています。今回の話題は旅で、筆者は台湾への出張話をきっかけに、台湾でのグルメ話を展開します。夜店の屋台で臭豆腐を体験したこと、雲南料理5品をオーダーしたそれぞれの味の感想、そしてフランス風中華料理の話です。最後に、筆者は外国出張の前に航空機事故の報道をよく聞くといいます。200年前の旅は命がけだったことになぞらえ、現代の旅立ちも似た面があると言っています。

※本文タイトルでは連載回数を30回目としていますが、今回は連載31回目となります。


「モノディスプレイ」

このコーナーでは、自転車部品や用品などを紹介しています。今月号は、シマノのバーエンドコントローラーや樹脂製ワイヤーリード、日東のATB用ステム「MT-50・MT-54」「MT-55・MT-60」「MT-59」「MT-65」「MT-100」とATB用ドロップハンドル「RM-013」、三ツ星のATBタイヤ「HILL TOPスリック」「HILL TOP3100」「HILL TOP2100」「HILL TOP1100」「フラットボーイ」「ハードパック」「グランドコントロール・エクストリーム」「ニンバス」、ナショナルタイヤの「パナレーサー テクノバII」「パナレーサー パスフリークス26x1 3/8」、井上ゴムの「レーサーX-1ピーク」「レーサーX-1AT」「アバンテージ」「ロードライトFX」、ダイワゴムの「ソーヨー トライアスロン・プロ・クリテリウム230」「ソーヨー 30A-II」、藤田サドルのATB用サドル「SEV-17」「SEO-117」と革サドル「プロフェッショナルB」、サンマルコのMTBグローブ、SIDIのサンダルとMTBシューズ、スコットのMTB、他を取り上げています。


「NCサロン」

このコーナーでは、自転車に関する各種の情報や読者投稿などを掲載しています。今回は、「第6回シマノ・グリーンピアロードレース」「第6回シマノ・グリーンピア国際ロードレース」「第3回ツール・ド・北海道」「第2回ツール・ド・北海道メモリアル大会」「TAMA第2戦丸石杯」「'89国際サイクルロードレース」「第11回丸石サイクルロードレース大会」の開催案内と、サンツアーが1989年シーズにヨーロッパの3チームをサポートするとのニュースを掲載しています。


1989年5月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「ワイルドウエスト・テーラーメイド」「レイダック・テーラーメイド」でした。

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