ニューサイクリング 1990年5月号(No.310)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1990年5月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1990年5月号は、通巻310号です。
この号のカラー口絵は「私をとらえる 魔物について」「2nd All Japan MTB Festival '90」です。
通巻310号の目次をページ順に追うと、
22 メカニカル スポーツサイクリング車宣言 今、話題の700C・WOリムラインナップ
30 旅とエッセイ NC道案内 厳道峠 新林道・安寺沢林道を行くランドナーコース
38 旅とエッセイ カーサイクルキャンピング 水芭蕉咲き乱れる奥裾花へ
42 メカニカル 私をとらえる魔物について
54 レース 彼女たちのチャレンジロード チャレンジロードで聞いた女性たちの一言
62 メカニカル テスティングギヤレポート ブリヂストン・レイダック・セラミック / ダイヤモンドバック・アライバル
68 旅とエッセイ 追憶の峠 馬越峠・志賀坂峠・十石峠・八丁峠
78 とっちゃん坊や・大陸横断の旅 バス・鉄道・自転車の一人旅アメリカ
86 レース 自転車王国コロンビアレポート ヘレラの国からベェノスディアス
89 レース 世界選手権日本大会インフォメーション
90 メカニカル 2nd 欧米のスポーツバイシクルフェア
92 自転車考 自転車と人の付き合いを考えてみよう
94 My Wayside カゴメ
103 モノディスプレイ
104 NCクラブハウス 両国サイクリングクラブ
106 NCエイドステーション
117 NC情報通 グリーンピアロード、他
となっています。
主な記事の内容を以下にご紹介します。
※各ページの題名が目次と異なる場合は、本文の題名を表記しています。
「スポーツサイクリング車宣言 700C内外WOリム研究」
この記事は、700Cホイールの可能性を探る連載特集で、今回は国内外各社のリムを紹介しています。取り上げられているのは、アンブロッシオの「スーパーエリート」、アラヤの「CTL-370」「CT-19」「VX-400」、ウオルバーの「GT-A」「T-430 ALPINE」、カンパニョーロの「YPSILON」「LAMBDA」「OMEGA」、マビックの「MA-40」「MA-2」「OPEN-4CD」となっています。また記事の最後には編集部員が「スリムなホイールが好き 贔屓のしがいがあった700C」と題して、筆者の細いタイヤのホイールに対する思いを綴っています。
「NC道案内(9)」
この記事は、峠や林道に限らず様々なコースを対象に、文章を少なくしてルートマップと写真を多数掲載するスタイルで紹介していくコースガイド企画の連載です。今回は「富士と道志渓谷の眺めがすばらしい」と謳って、安寺沢林道と巌道峠を紹介しています。そのコースは、上野原駅をスタートして桜井を経由して安寺沢林道へ入り、巌道峠を越えます。峠を越えてからは道志方面へ下って最後は藤野駅に至る約38kmです。5月号にガイドデータは掲載されていません。
「カーサイクルキャンピング 水芭蕉咲き乱れる奥裾花へ」
この記事は、クルマ移動で鬼無里の奥裾花自然園まで前夜に移動して宿泊。翌日自然園を数キロ程度走ってきたという、カーサイクルキャンピングと称した旅のレポートです。
「私をとらえる 魔物について」
この記事は、「愛好家にとって自転車は魔物のようなものだろう。」の一文で始まる企画で、オーナーにとって、そして読者にとっても魔物といえる自転車を紹介していく連載です。今回は記事の最初に「親父の自転車 息子の自転車」と題した取材者によるオーナーの人物評があります。自転車はオーナーが所有するリバーワンのランドヌーズを取り上げています。記事では、三輪車を乗り始めた頃から補助輪付きの自転車とその補助輪が外れるまで、さらに中学以降のサイクリング車での経験や思い出、ドロヨケ付きの自転車へのこだわりなどについて語っています。あわせて掲載されている、NC誌メカニカルアドバイザー新田眞志氏による解説は「ランドヌーズ・ヌーヴォー」と題して、ロードレーサーの波が去ってATB全盛の当時にあって、新田氏の手がけたモデルを例に挙げながらATBパーツ群の中からツーリングモデルに取り入れていく手法について述べています。
「彼女たちのチャレンジロード」
この記事は、伊豆のCSCで開催されたチャレンジロードに出場しに来た4名と応援に来ていた7名の女性たちに聞いた、自転車に対する思いや意見を紹介しています。また記事の最後には、A-1クラスのレース展開のレポートを掲載しています。
「NCテスティング ギヤ レポート」
この記事は、NC編集部員による新製品のテストレポートです。今回はブリヂストンの「レイダック・セラミック」と、ダイヤモンドバックの「アライバル」を取り上げています。
ブリヂストンの「レイダック・セラミック」は「新しさを内に秘める実力派」と評し、外観からはセラミックフレームであることを感じさせないが、乗ればそのメリットを十分に感じられるとしています。
ダイヤモンドバックの「アライバル」は「強さタフさを兼ね備えたアルミフレームATB」と評し、アルミフレーム車としては重めの車重だが剛性感にあふれており、オールマイティさを発揮しているとしています。
「追憶と現実の峠 馬越峠・志賀坂峠・十石峠・八丁峠」
この記事は、10年ぶりのツーリングとなる筆者によるサイクリング紀行です。筆者は7月の下旬に輪行してきた信濃川上駅からスタートして馬越峠を越えて小海へ下り小海線沿いの旧道を北上して曽根鉱泉の宿に泊まり、翌日は海瀬を経由して十石峠、志賀坂峠、八丁峠を越えて西武秩父駅に至るまでの道中と、過去の思い出を綴っています。
「自称とっちゃん坊や大陸横断の旅 バス、鉄道、そして自転車の一人旅アメリカ」
この記事は、折り畳みのミニサイクルを携えてアメリカ大陸横断の旅をした筆者による、旅行記の連載です。最終回は、シカゴ、インディアナポリス、デトロイト、また他の街での滞在記。最後はニューヨークで自転車の盗難にあい、その後の約1か月間は自転車無しの旅となったことを報告して締めくくっています。
「連載2 ヘレラの国からブェノス・ディアス」
この記事は「自転車王国コロンビアレポート」と副題を付けた、コロンビアに長期滞在することとなった筆者によるコロンビア自転車レース事情をレポートする連載です。今回は、日系の方に助けを借りて筆者が「シクロアセス」というチームに加入したことと、所属チームの活動について紹介しています。
「2nd 欧米のスポーツバイシクルフェア」
この記事は、当時「ハンドメイドバイシクルショー」とともに自転車文化センターの2大ショーとなっていた、第2回が開催された外車ショウのフォトレポートです。
「自転車考 自転車と人の付き合いを考えてみよう」
この記事は自転車技術研究所の所長を務めた筆者による、自転車をどのようにして育てていくべきかということを筆者の視点から述べた連載です。今回は、従来の人間工学とは違った「バイオメカニズム」にのっとって人間と自転車について考えようと述べています。
「My wayside」
この記事は、「気になる風景」というシリーズを連載していた筆者による新しいシリーズの連載です。このシリーズは、「道端に伝承されたものを、ツーリストの視点で紹介してみよう」とするものです。今回は「カゴメ」と題して、稲荷神社にある「カゴメカゴメ」のブロンズ像とその意、そして「かごめかごめ」の詞に対する柳田国男の解釈を紹介しています。
「モノディスプレイ」
このコーナーでは、自転車部品や用品などを紹介しています。今月号は、カンパニョーロの1990年モデルとなる「レコード」「クローチェ・ダウネ」「アテナ」「ゼノン」にATBコンポの「ユークリッド」「ケンタウル」「オリンパス」とリムの「オメガ」、ソーヨーの「KV-230」「KV-270」、IRCの「X-1 KEY」「X-1 PRO」「V-CROSS」、パナレーサーの「ティンバックII-FL」、フジタの「GGSグリップ」とATBサドル、三ツ星の「HILL TOP」シリーズと「トリムラインケブラー」、スギノのATB用のステンレスギヤとストラップにテンションディスク、吉貝の「ダイヤコンペBRS500スタンダード」、モンベルのATB「ATBコンペティション(MB-1)」「ATBファンライド(MB-2)」、アメリカKIRKの「PRECISION」、ノートンの「MTB-700」、他を取り上げています。
「NCクラブハウス」
この記事は、各地のサイクリングクラブやレーシングクラブを紹介する連載企画のコーナーです。このページは紙面をNC誌が提供、各クラブが文章や写真でクラブの紹介・アピールを行っています。今回は、両国の自転車店「いちかわ」にクラブ事務所がある「両国サイクリングクラブ」が紹介を行っています。
「NC-ade station」
このコーナーは、読者参加型のページとなっています。今回は「NC道案内実走レポート」として、1990年1月号の「NC道案内」で紹介された「三重県・養老山地南端の尾根道」の実走レポートが7件掲載されています。
「LETTER TO EDITOR」には、レーサー志向であった読者が徐々にNC誌を魅力に感じるようになった気持ちの変化を寄せています。
「NC情報通」
このコーナーでは、自転車に関する各種のイベント案内や情報を掲載しています。今回は、「第7回シマノグリーピアロードレース」「第7回シマノグリーピア国際ロードレース」「自転車月間中央大会」「90壱岐サイクルフェスティバル」「第1回Panasonic MOUNTAIN CUP SPONICHI ATB RACE」「PIST MEETING!」「第3回ぐんまサイクルフェスティバル」「第4回クラシック自転車コンテストとクラシック自転車部品展示会」「第2回サイクル列車発車OK」「第21回クラブラリー」「山岳サイクリング実戦講習会・I」の開催案内、シマノ・ペダリング・ダイナミクスのロゴマーク発表、日本マウンテンバイク協会の1990年スケジュール、「第15回チャレンジサイクルロードレース」各クラスの10位までの成績を掲載しています。
1990年5月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「ワイルドウエスト」でした。


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