ニューサイクリング 1992年11月号(No.341)
本日の1冊
今回は「ニューサイクリング 1992年11月号」を取り上げます。
ニューサイクリングの1992年11月号は、通巻341号です。
この号のカラー口絵は「私をとらえる 魔物について」「みんながセナだった シマノスズカロード」です。
通巻341号の目次をページ順に追うと、
16 '92 シマノ鈴鹿ロードレース ■頑張れチビッコレーサー
25 '92 シマノ鈴鹿ロードレース ■シマノ鈴鹿国際ロードレース
28 '92 シマノ鈴鹿ロードレース ■鈴鹿やぶにらみ観戦の記
30 メカニカル モールトンから見る小径車と私のリア10速マシン
38 連載 My Wayside 要害(ヌミ)
40 連載 シクリズムキュービックレポート '92ツール・ド・フランスレポート2 フジTV中継車の舞台ウラ1
46 メカニカル たっくんのメカニカルリポート フレームを考え直す
52 旅とエッセイ NC道案内 愛知県 西三河ポタリング
60 連載 スポーツサイクリングバイブル 私家版・サイクリングに必要なグッズ
72 メカニカル フロントアライメントの正体
78 連載 情けない話(26) ランドヘイの花火VIII
86 メカニカル 私をとらえる魔物について
98 NCクラブハウスV.C.H.K.II
101 メカニカル モノディスプレイ
103 情報通
104 連載 戸田裕子のホップアップレディースノート
となっています。
主な記事の内容を以下にご紹介します。
※各ページの題名が目次と異なる場合は、本文の題名を表記しています。
この記事は「頑張れチビッコレーサー」と副題を付けた、鈴鹿サーキットで開催された大会のイベントレポートです。ここでは、「小学生の部」に参加した子供たちにインタビューした「本音」や親の言葉を紹介するとともに、小学生たちの自転車18台を写真で紹介しています。そして記事の最後には小学生の部の全レース結果172位までを掲載しています。
「シマノ鈴鹿国際ロードレース フォーミュラーコースのサラブレッド」
この記事は、鈴鹿サーキットで開催されたロードレースのレースレポートです。ここでは2位でゴールした大石一夫選手の動きを中心に、逃げと集団それぞれのレース展開をレポートしています。
「鈴鹿・やぶにらみ観戦の記」
この記事はNC誌で「情けない話」を連載している筆者による、「シマノ鈴鹿ロードレース」と「シマノ鈴鹿国際ロードレース」の舞台裏観戦記です。ここではレースレーポートはなく、会場や運営について筆者が感じた事を述べています。イベント運営についてはスケジュールや会場案内に高評価をする一方、コースを周回する観戦バスは筆者がただ1人の客だった事実やバスの運転手との会話からF1とは比べるべくもない観客数から感じた自転車の社会的地位について触れています。
「モールトンから見る小径車と私のリア10速マシン」
この記事は、アレックス・モールトンに影響を受けた筆者による、ヴォーグ製リア10速小径車の製作記です。本文はモールトンや小径車に関する記述が主で、製作した小径車については写真での各部紹介が主となっています。
そして、この記事の次ページには「モールトン雑感」と題し、編集部の今井千束氏が印象深い雑誌記事のことや英国人の独創性などについて綴っています。
「My Way Side」
この記事は、「道端に伝承されたものを、ツーリストの視点で紹介してみよう」とする企画の連載です。今回は「要害」と題して、中国における諸侯経済の例や日本における楽市楽座・寺檀制度を紹介しつつツーリング途上で通るかつての切所について述べています。
「シクリズムキュービックレポート 戦士達の実像」
この記事は、グランツールで活躍する選手たちに焦点を当てて紹介する連載です。今回からはテレビ取材班の一人として参加した筆者が、1992年ツール・ド・フランスのレポートを届けています。ここでは「第2回 フジテレビ ツール・ド・フランス中継班の舞台ウラ パート1」と題し、はじめに筆者が参加した撮影班の体制、この年のツール撮影班はF1中継と同じスタッフを中心に現地スタッフも合流して約30人体制で構成され、オンエアチームと企画取材チームに分かれた、2チームそれぞれの役割や行動パターンを紹介しています。次にバイクカメラマンを紹介、そしてこのカメラマンがツールをリタイアしたグレッグ・レモンのその一部始終を世界で唯一撮影したことや、休息日での撮影トラブルにまつわるエピソードを紹介しています。
「たっくんのメカニカルリポート」
この記事は当時現役のレースマンであった上阪卓郎氏による、「自転車競技のパフォーマンス向上のための手段としてのメカの探求」をコンセプトに掲げた各種自転車パーツを紹介およびテストしていく連載コーナーです。今回は「フレームも、もうちょっと考え直した方がええんとちゃうん」と題して、フレームの形状について考察しています。ここでは水平トップチューブやBMXタイプフレームのファニーバイクを実例に挙げながら、フレームスケルトンはライダーの大腿骨の長さを考慮に入れて決定すべきではと述べています。
「NC道案内(38) 愛知県 西三河ポタリング」
この記事は、峠や林道に限らず様々なコースを対象に、文章を少なくしてルートマップと写真を多数掲載するスタイルで紹介していくコースガイド企画の連載です。今回は「三河湾のパノラマが広がる幡岡農道と遠望峯線」と謳って、愛知県の西三河周辺を紹介しています。今回走っているのは、三河荻原駅をスタートして吉良ゴルフ場を通って広域農道幡岡線に入ります。農道を走ったあとは幸田駅前で食事をしてから林道遠望峯線を走って美合駅に至る約45kmとなっています。ガイドデータでは、グレードは初級者向け、シーズンは通年となっています。
「スポーツサイクリングバイブル」
この記事は「NC-PROJECT Beginning to cycle World」と銘うった、これからサイクリングを始めようとする人も含めて今以上に自転車を楽しむ手法をわかりやすく、基本を解きほぐしながらサイクリングの世界を各人が拡げて欲しいとの一念から企画された連載です。今回は「連載11 私家版 サイクリングに必要なグッズ」と題して、筆者が気をひかれた用品、キルビメーター、サイクルコンピューター、バッテリーランプ、フレームポンプ、パワーグリップ、フロントバッグを紹介しています。
「フロントアライメントの正体 前輪系について」
この記事は今野製作所の今野仁氏が、フロントアライメントについて解説しています。ここでははじめに二輪車が倒れずに走ったりカーブしたりできる一番の要因となるフロントアライメントの要素としてオフセット、トレール、キャスターアングル、ヘッドアングル、キャスターレングスを挙げています。そしてここでは特にキャスターについて取り上げ、家具のキャスターを例に挙げてアライメントの各要素を解説するとともに、自転車産業振興協会の技術研究所によるトラックレーサーのスケルトン研究の結果を紹介しています。
「情けない話 (26)ランドヘイの花火・VIII」
この記事は、長野県伊那市でサイクルショップを営む店主、人と自転車の係わりを独自な視点で展開する筆者による連載です。今回も筆者が世界選手権に出場するシクロクロス日本チームの監督として参加した時のことを綴っています。ここではレース前日の各選手の様子やコースの再確認に行ったりボランティアのピットクルーとのミーティングについて、そして当日朝に小坂選手が体調不良になったことを綴っています。
「私をとらえる 魔物について」
この記事は、「愛好家にとって自転車は魔物のようなものだろう。」の一文で始まる企画で、オーナーにとって、そして読者にとっても魔物といえる自転車を紹介していく連載です。今回は記事の最初に「焼け棒杭に火を見た」と題した、取材者によるオーナーの人物評があります。自転車はオーナーが所有する、トーエイのシクロスポルティフを取り上げています。記事では、高校生の時にオーダーしたことや大学の頃は部員のために工具を10キロも持って合宿に参加していたこと、会社に入ってから数年は自転車に乗る時間が無くなってしまったがニューサイだけは購読していたことなどを語っています。あわせて掲載されている、NC誌メカニカルアドバイザー新田眞志氏による解説は「ストロングライト49」と題して、欧州メーカーの製品名に初製造年を採用する場合が多いことを紹介しつつ、40年代末期に登場したストロングライト49の成り立ちやチェンリングの変遷などを解説しています。
「NCクラブハウス」
この記事は、各地のサイクリングクラブやレーシングクラブを紹介する連載企画のコーナーです。このページは紙面をNC誌が提供、各クラブが文章や写真でクラブの紹介・アピールを行っています。今回は、活動の目的に"より速く""より楽しく""より美しく"を掲げ、かつてあったVCH・KODAIRAを復活した「V.C.H.K.II」が紹介を行っています。
「モノディスプレイ」
このコーナーでは、自転車部品や用品などを紹介しています。今月号は、三ヶ島のカーボンコンポジットボディを持つペダル「カーボン260」、三洋電機の自動で点灯・消灯するバッテリーランプ「感太郎」、宮田工業のハンドル部のスイッチで操作可能なダイナモランプ「ポン・パ・ライト」、他を取り上げています。
「NC情報通」
このコーナーでは、自転車に関する各種のイベント案内や情報を掲載しています。今回は、「'92~'93シクロクロスミーティング」の日程、「'92第1回東京都デュアスロン選手権IN渡良瀬」「自転車をテーマとした写真コンテスト」「自転車関連ポスター・イラスト展」「'93 3時間耐久サイクルラリー IN 教習所」の開催案内、「全日本大学対抗選手権大会」「第33回「全日本学生選手権」の競技結果を掲載しています。
「戸田裕子のホップ アップ レディースノート」
この記事は、アメリカで1年間レース体験を積んできた筆者による、女性レーサーにスポットを当てて紹介していく企画の連載です。今回は「ずっと選手であり続けたい」と題し、岩手県でスキーと自転車の選手として活動している女性レーサーを紹介しています。
1992年11月号の裏表紙広告は、ブリヂストンサイクル「S-1装着シリーズ」でした。


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