サーキットの狼 第1巻
本日の1冊 今回は「サーキットの狼 第1巻」を取り上げます。 「サーキットの狼」は週刊少年ジャンプで連載され、スーパーカーブームのきっかけとなった漫画で単行本は第1巻が1976年に発行されました。 ロータス・ヨーロッパに乗る主人公、ロータスの狼こと風吹裕矢は暴走族の中でも一目置かれる存在。グループに属せず一匹狼として公道レースに明け暮れる。そこで、永遠のライバルとなるポルシェ911カレラRSを駆る早瀬左近と出会う。第1巻では、その後の公道グランプリで戦うこととなるライバル達も登場し、第2巻から第5巻までは公道グランプリが繰り広げられます。 スーパーカー世代にとっては、第2巻から第5巻までの公道グランプリが最も印象に残っているのではないかと思います。主人公の乗るクルマ、そして様々なレースの中でライバルたちが乗るクルマたちは、フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェ他、ヨーロッパのいわゆるスーパーカーと呼ばれたスポーツカーで、実在するクルマというのもこの漫画の大きな特徴といって良いでしょう。この漫画とブームによって、日本にも数多くのスーパーカーが輸入されました。この現象も、漫画に実在するクルマを登場させていたことが大きいですね。 「サーキットの狼 第1巻」そしてそれに続く第5巻までは、漫画サーキットの狼、そしてスーパーカーブームのきっかけになった物語を知るために抑えておきたいコミック本といえるでしょう。