投稿

7月, 2024の投稿を表示しています

ニューサイクリング 1963年2月号(No.2)

イメージ
本日の1冊 今回は「ニューサイクリング 1963年2月号」を取り上げます。 ニューサイクリングの1963年2月号は、創刊2号です。 この号の表紙は「レース用外国部品」です。 創刊2号の目次をページ順に追うと、 口絵 北海道旅行のアルバムから  6 特集 サイクリング用の自転車や部品にはどんなものがあるか『サイクリングの自転車とその部品』 22 『グループで自転車旅行をするには?』 東北、北海道一周の旅行の反省とやり方の問題点 30 『雪の山伏峠』 34 サイクリングコースのお誘い『浦安の町』 38 『少年団は僕たちのものだ』〈サイクリング少年団の声〉 42 『サイクリング少年団を、私はこう見る』(上) 46 『北京の日に』〈最終回〉 54 サイクリングメモ『初めて自転車を買っとき』注油と手入れ 56 自転車百科事典『エンサイクルペジアヤポニカ』 60 新製品ガイド 62 「協会とクラブのページ」 63 JCA事務局から 66 「パニアバッグ」(読者サロン) 68 編集後記 となっています。 主な記事の内容を以下にご紹介します。 ※各ページの題名が目次と異なる場合は、本文の題名を表記しています。 「お買い物特集 サイクリングに使われている自転車とその部品」 この特集は「はじめて自転車店のショーウィンドーをのぞく人のために」と副題をつけ、初めて自転車の部品や用品を見た人が、それが何であるかがわかる程度の知識を提供しようという狙いの企画です。 ここでは、完成車と部品のパーツに分けてそれぞれを紹介しています。まず完成車のパートですが、ここでは10台のメーカー・ショップオリジナル車を取り上げています。気になるモデルとしては、東京サイクリングセンターの「ゼファーII型」、アルプスの「グリーンキャップ」。この2台がドロップハンドルを使用したスポーツモデルといえる車種です。他の自転車はテリー型サドルやアップハンドルを採用した、現在でいう軽快車にあたるような車種となっています。 次に部品のパートですが「現在どんな部品が買えるか」として、市販品の中からスポーツ車に使える部品を取り上げて紹介しています。各部品はカテゴリー別に「ハンドル」「チェンホイール」「多段フリー」「ハブ」「サドル」「リム」「変速機」「ブレーキ」「タイヤ」「ペダル」「発電ランプ」「グリップ」「ベル」「キャリヤー」「バッ

ニューサイクリング 1963年1月号(No.1)

イメージ
本日の1冊 今回は「ニューサイクリング 1963年1月号」を取り上げます。 ニューサイクリングの1963年1月号は、創刊号です。 この号の表紙は「軽井沢高原」」です。 創刊号の目次をページ順に追うと、 口絵 冬の軽井沢高原に遊ぶ  8 『自転車のことなら何でも揃う通信販売・マヌフランスの話』 12 学校のクラブ『女子高生ばかりのクラブ』県立浦和第一女高の場合 16 『サイクリング協会ってこんなところ』事務局メモから 21 サイクリング界の二軍? 『少年団の誕生』 24 自転車百科事典『エンサイクルペジアヤポニカ』 29 サイクリング・メモ(1)「サイクリングクラブのこと」 30 サイクリング・メモ(2)「冬の服装」 どんなことに気をつけるか 31 サイクリング・メモ(3)「冬の間にすること」 整理や次のプランのこと 32 『アマゾンジャングル』南米便り(世界一周旅行のうちの一部) 42 或るクラブの活動『レースの好きな仲間』 48 28インチ・ドイツ製自転車を駆ったN君の手記『北京の日に』 54 『季節のエッセイ/月と虫の話』 54 『尾頭峠を越える』 56 『私の自転車旅行』 60 『室戸岬をまわる』 66 「新製品ガイド」 68 「協会とクラブのページ」 70 「パニアバッグ」(読者サロン) 72 編集後記 となっています。 主な記事の内容を以下にご紹介します。 ※各ページの題名が目次と異なる場合は、本文の題名を表記しています。 目次には出ていませんが、巻頭にはニューサイクリング創刊にあたっての挨拶文が掲載されています。6ページには社長からの『「ニューサイクリング」発刊のことば』、7ページには今井彬彦編集長による「サイクリングの楽しさを知らせる これから始める人たちに、正しい知識と経験を」が掲載されています。 「自転車のことなら何でも揃う通信販売 フランス マヌフランスの話」 マヌフランスは、当時、フランス国内に本店と14の支店、そして自社の製造工場も持った大規模な通販会社です。その取扱品は日用品や雑貨はもちろん、ピストルやライフル等もあり、B5版600ページ以上に及ぶカタログを発行していました。そのカタログの中には自転車のページもあり、完成車は子供用車や実用車からスポーツ車や旅行車まで用意。部品類も細かいネジ類まで掲載されていました。記事には、マヌフランスのカ